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アラスターside
??「〇〇!!アラスター!!」
??「〇〇ー!!」
遠くから聞こえた聞き慣れた幾人かの声が、我々2人の名を呼ぶ。
見れば〇〇の後方、遠くからホテルの住人たちが駆け寄ってくる姿が見えた。
アラスター「!!」
とっさに自分たちの今の体勢を思い出し、〇〇の身体を即座に引き剥がす。
こんな姿を見られたら、後から何を言われるか分かったものではない。
驚いたように目を丸くする〇〇から顔を逸らし、落ち着こうと小さく咳払いをした。
ふふ、と微かに笑い声が聞こえた気がしたが、今回は見逃すことにしてやろう。
声のした方を振り向いた〇〇は彼らの姿に気付くと、嬉しそうに微笑んで駆け出した。
―――が、その足は僅か数歩で止まってしまう。
何を考えているのかと、立ち尽くす彼女の背中を横目で見つめた。
〇〇「・・・・・・戻っても、いいのかな・・・・・・・・・」
ほぼ、無意識に近い言葉だったのだろう。
蚊の鳴くようなか細いその独り言は、我々2人の間に消えていって。
アラスター(まったく貴女は・・・要らぬ心配事が絶えないのですね)
彼らがわざわざ此処まで来た。それこそが明確な答えだというのに。
そう思えばその不安げな姿が少々滑稽に見えてきて、思わず喉の奥から笑いが漏れた。
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コメント
3件
うわ、このタイミングで住人たち登場か…!思わず「あっ」て声が出たよ。それまで近くにいた二人が、慌てて距離を取るところとか笑っちゃった(笑)。でも〇〇がふと漏らした「戻ってもいいのかな」がすごく刺さったな。彼女の居場所への迷いが一瞬で伝わってきて。アラスターが「要らぬ心配」と内心で笑うところ、逆に優しさを感じたよ。