テラーノベル
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sm視点
「シャークん、飯できたよ。」
sh「は〜い」
彼は狩りに使うクロスボウをいじる手を止め、食卓にゆっくりとついた。
sh「いただきま〜す」
「いただきます」
sh「ん……んま。すまんな飯作ってもらって」
「いや、全然。助けてもらったし。」
サラダボウルを頬張る彼は嬉しそうに翡翠を細めた。
「…今までありがとう、助かったよ本当に。」
sh「……おう。」
あれから数ヶ月経ち、傷は全て治った。
傷跡は残ったが後遺症もなく五体満足で。
ずっとシャークんの家に住むわけにも行かない、俺の家の事もある。
飯を食い終わったらすぐに出る予定なのだが。
sh「俺心配だから家までついてくよ」
「いや悪いよ。それにあの子たちもいるし」
窓の外をちらりと見ると、既に餌を食べ終えた数頭のオオカミが庭でじゃれあっている。
sh「じゃあこっそりついてくわ。」
「そんなにかよ、わかったわかった一緒に行こう」
sh「!おう」
目に見えて喜ぶシャークんを微笑ましく思った。
sh視点
移動し始めて数日。
もうそろそろスマイルの家に着く。
横にいる彼とは対称的に、俺は少し沈んでいた。
sm「…よし。」
「本当に荷物多いな。いらないものとか無いのかよ」
スマイルが背負っているリュックは、後ろから見ると彼がすっぽり覆われるくらいに大きく、パンパンに荷物が積められている。
sm「…いや?いつか使うかもしれないし。」
「だからってさっきのは何、花なんていらないでしょ」
sm「いや…?いやぁ…」
何がいやいやだよ。俺は思わず吹き出す。
sm「ちょっ、何が面白いんだよっ!」
「ぁ、っははは!wwいや…スマイルらしいよ」
「もぅ…」なんて可愛く拗ねながらオオカミの背中を優しく撫でるスマイル。
……このまま別れるなんて耐えられない。
sm「あ、見えてきた。」
簡素な木製の家が見える。あれが彼の家。
どこの村にも属さない、彼だけの家。
sm「シャークん、どうせなら上がって…」
「あのさ、スマイル。」
sm「ん?なに……っ!?」
スマイルの頬を掴み、唇を重ねる。
短くて長い接吻を交わし、顔を離す。
気だるげなアメジストが大きくなっていく。
「…っは、好きだ、スマイル。」
sm「ぇ、へっ…?////」
「離したくない…ずっと一緒に暮らしたい…」
俺は力いっぱいにスマイルを抱きしめる。
何かを察したようで、オオカミは少しだけ距離を取ってくれた。
「好き、大好き。だいすきだ、スマイル…」
sm「ちょ、っ、待って、まって…////」
雪のように白い肌は紅潮し、気だるげなアメジスト大きくなって蕩けていた。
俺はぎゅっと、細い身体を抱きしめる。
彼を、彼の形を自らの身体に刻みつけるように。
sm「ぅ”う”〜っ///おれもっ!俺も好きだから…!//」
「……ぇ…っ?」
sm「くそ…くそぉ…っ//、家着いたら言おうと思ったのにぃ……///」
「嘘、嘘じゃないよなっ…?」
sm「嘘じゃない…っ、//大好き、助けてくれたあの日からずっと…ぅぅ……////」
彼は俺に負けないくらいに抱きしめ返してくれる。恥ずかしそうに俺の胸に顔を埋めて、犬みたいにうーうーと唸る。
あぁ、やっぱり。
やっぱり、大好きだ。
「……結婚しよう、スマイル。絶対に幸せにするから。」
sm「っ…うん…っ///」
「っ……!よっしゃぁ…!やった!スマイルっ!」
俺は彼を横抱きにする。お姫様抱っこって言うやつ。
sm「わっ…!?//シャークん、ちょっと…!みんな見てるからっ!////」
嬉しそうに俺たちの周りを走り回り、楽しそうに鳴くオオカミ。
彼らにも祝福される。
その日はとても綺麗で、澄んだ青空だった。
「……って感じ」
py「わぁ…!ロマンチックですねぇ…」
Ak「やるじゃんパパ〜!」
「まあね。……な、スマイル。」
sm「もう!その話いいから!//」
py「お母さんも教えてくださいよ〜!おふたりの馴れ初め!」
sm「シャークんが言った通りだよっ…//」
Ak「ねえママ!どんな所が好きになったの!ママ!!」
sm「ほら!飯出来たぞ!!」
「は〜い」
Ak&py「は〜い!!」
コメント
2件

ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!お話作るのうますぎませんか!!??本当に好きすぎます🫶 もしよろしければshさんとsmさん2人だけで散策行ってそれから…みたいなお話できますかね…?できればで大丈夫です!応援してます♪