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顔合わせの日――
ライバル企業との合同プロジェクト。
大きな会議室には両社の社員が集まっていた。
💙「本日はよろしくお願いします」
○○「こちらこそ」
○○「よろしくお願いします」
形式的な挨拶が続く中――
一人の男だけが妙な視線を向けていた。
ライバル企業の社員。
○○「……」
その視線の先には、
渡辺翔太と宮舘涼太の姿があった。
──────────────
会議中――
💙「それでは次の資料を――」
言い終わる前に、
宮舘が自然な動作で資料を差し出す。
♥️「こちらです」
💙「ああ、ありがとう」
まるで次に何を必要とするか、
最初から分かっていたかのようだった。
──────────────
会議終了後――
○○「面白いな」
部下が首を傾げる。
○○「何がですか?」
○○「あの秘書」
○○「社長のこと見過ぎだろ」
○○「……?」
○○「ただの秘書じゃないな」
男は二人の背中を見つめる。
胸の奥に、
小さな違和感が芽生え始めていた。
──────────────
その頃――
渡辺は人目を避けるように廊下へ出た。
💙(まずいな……)
会議が長引き、
薬を飲むタイミングを逃してしまった。
💙(今のうちに)
ポケットから薬を取り出す。
慣れた手つきで口へ運ぼうとした――
その時だった。
○○「渡辺社長」
💙「!」
驚いて振り返る。
そこにはライバル企業の社員が立っていた。
反射的に薬を隠す。
○○「体調でも悪いんですか?」
💙「いえ、大丈夫です」
○○「そうですか」
男は穏やかに微笑んだ。
だが――
その目の奥だけは、
どこか冷たく光っていた。
──────────────
その夜――
○○「……薬ねぇ」
男はスマホを取り出した。
検索欄に薬の名前を打ち込む。
次々と表示される情報。
その中に、
昼間見かけたものと同じパッケージが映し出された。
○○「……」
画面をスクロールする。
効能。
注意事項。
対象者。
そして――
そこに書かれた文字を見た瞬間、
男の目が細められた。
○○「なるほど」
○○「そういうことか」
ゆっくりと口元が歪む。
──────────────
そして数週間後――
再びプロジェクト会議の日。
大勢の社員が集まる会議室。
渡辺の顔色は明らかに優れなかった。
♥️「……社長」
💙「大丈夫だ」
♥️「顔色が悪いですよ」
💙「少し寝不足なだけ」
無理やり笑みを浮かべる。
その笑顔はどこか弱々しかった。
──────────────
会議が始まってしばらくして――
ついに限界が訪れる。
💙「……っ」
呼吸が浅い。
息がうまく吸えない。
視界が揺れる。
手の震えも止まらない。
資料を持つ指先から、
ゆっくりと力が抜けていく。
💙(まずい……)
そう思った時には、
すでに遅かった。
♥️「社長」
異変に気付いた宮舘が立ち上がる。
すぐに渡辺の隣へ駆け寄った。
♥️「少し席を外しましょう」
💙「……だいじょ、ぶ」
♥️「大丈夫ではありません」
低く、
有無を言わせない声だった。
それは秘書としてではなく、
渡辺を心配する一人の人間の声だった。
──────────────
○○「……」
離れた席から、
ライバル社員はその様子をじっと見つめていた。
♥️「申し訳ございません」
♥️「少し席を外させていただきます」
宮舘は渡辺の肩を支える。
♥️「社長、こちらへ」
💙「…はぁ……」
普段は冷静な宮舘が、 明らかに焦っていた。
その姿を見た瞬間――
男の中で全てが繋がる。
薬────────
二人の距離感。
そして今の反応。
○○「なるほどな……」
小さく呟く。
○○「そういうことか」
その瞳には、
確信の色が宿った──────
──────────────
後日――
男は人気のない場所でスマホを取り出した。
周囲を確認し、
ゆっくりと通話ボタンを押す。
「もしもし」
「面白いネタがあるんですが」
「──企業の渡辺社長についてです」
男は口元を歪めた。
「きっとあなた方も興味を持つと思いますよ」
──────────────
数日後――
朝。
会社へ足を踏み入れた瞬間、
どこか空気がおかしいことに気付いた。
社員A「見たか?」
社員B「ああ……見た」
社員C「まさか本当なのか?」
ひそひそと交わされる会話。
誰もが同じ話題を口にしている。
その視線が、
一斉にある方向へ向けられていた。
──────────────
社長室。
机の上には一冊の週刊誌。
そこには大きく見出しが踊っていた。
『大手企業社長の正体はSubだった――』
『隠されていた秘密』
『側近秘書との特別な関係とは』
💙「……っ」
記事を読んだ瞬間、
渡辺の顔から血の気が引いた。
手が震える。
呼吸が浅くなる。
💙(うそだろ……)
頭の中が真っ白だった。
社長として築いてきたもの。
社員からの信頼。
取引先との関係。
様々なものが一瞬で脳裏をよぎる。
──────────────
その隣で、
宮舘だけは静かだった。
♥️「……」
雑誌を閉じる。
表情は変わらない。
だが――
その瞳には、
今まで見たことのない冷たい怒りが宿っていたーー。
つづく。
コメント
10件
おぉい:( ꐦ´꒳`;):モブ!! なんちゅうことしてくれとんねん💢 ほんとに今すぐにでも殺(殴 ( '-' )スゥゥゥ⤴︎︎︎Mlさん一発あのモブ殴っていいですか?

モブキャラに殺意沸いたの初めてです(?) モブキャラじゃなかったらすんませんm(_ _)m 何か学校の苦手な子を見ているような...、殴っていいっすか(リフジン)
にゃーにゃ
29,262
#こじあべ
ゆんしょ
35,973
15,330
sen
2,396