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綺麗な花畑で、特に目にとまる蝶々さんを見つけた。「あ!蝶々さんだ!」と追いかけると、綺麗な蝶々さんは、吃驚して逃げてしまった。
その後すぐ、あたしの周りを白くてもふもふのうさぎさんが囲んで、キノコを口に入れて来た。舌で触って気付いたけど、すっごく苦い。苦いのは嫌いだから、手足をバタバタと動かして嫌がっていると、首にぷすっとした感覚が走って、眠くなった。
目が覚めると、怖い白い服を着た人があたしの顔を覗きこんでた。吃驚して涙が出た。
白い服を着た人は、あたしと目があった後、「白星《しらせ》ちゃん、次同じような事があったらお薬強くするか隔離病棟に移動かなぁ。とりあえず様子見だねぇ。」と聞こえて来た。
思い出した。あたしは精神性の病気を患っていて、綺麗な蝶々さんともふもふのうさぎさんは幻覚でそう見えていた職員さん。キノコは精神安定剤で、ぷすっとした感覚は注射だったんだ。