この作品はいかがでしたか?
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なんか揺れてるし、人の声………
「………ん?」
深 『あ、起きた?』
目を開けると、深澤さんの顔……
そういや、私なんか暴れたよな………
あ、そだ病院……
「病院は?」
深『もう終わりました。』
終わった?え?でも、入院………
私が嫌がるからって入院しなくて済んだと(笑)
さすが先生。わかってる(笑)
でも流石に、入院かと思ったけど……
なんか、恥ずかしいってか、酷いことしたな、皆に……あんま記憶にないけど、喚き散らしたよね?多分暴れまくったかな………
顔見れないや………
深『ねぇ………』
呼ばれてるのは分かってるけど、無理だ。
もうどうしよう………泣。
泣いても仕方ないけど……あー、やだやだ。こんな自分やだ。
目『ゆりさん?』
うわぁ、もう、ほっといてよ………
あぁー、もう……
岩『ちょっと休憩しようか。』
そう言って、岩本さんは公園の駐車場に停めた。
岩『ほら、ゆりさん、ちょっと気分転換にお散歩いこ?』
「…………」
なんかわかんないけど、
逆らえなくて。逆らったとこでどうせ、この人の力には………
黙って降りてついていく。
あとは車にいるみたい。
なんか説教されるのかな……
少し歩いたとこにベンチがあり、座る。
人も疎らで、静か。
岩『大丈夫?足とか。』
「え?」
そういえば足の内側がちょっと痛い。
見てみると、すこし、青くなってる。
「え???」
岩『階段か、おちてきたんだよ(笑)』
「そんな記憶ない(笑)」
岩『なんかあった?ふっかと。』
「…………」
そうだ。思い出した。
「ね、ひーくんは、彼女に命令する?」
岩『え?』
「やっぱ男の人は何かそう言うのに憧れるの?」
岩『命令はしないけど、俺、多分、あれやだ、これヤダていうことあるかな(笑)』
「あ、スカートやだとか門限とか?(笑)」
岩『そうそう(笑)』
「それはそれで、私きついな(笑)分からんじゃないけど(笑)」
岩『心配でしかないもん(笑)』
「わかる(笑)私も子供たちのことはそんなだな(笑)」
岩『で?ふっかに、何か命令されたの?』
「ん。内容はさ、全然悪いことじゃないんだけどさ。命令ってのがさ、すごい嫌で。」
やばい手震えてきた…
岩『大丈夫?』
「…………命令じゃ無かったら、甘えちゃ行けないって言われた気がして。でも私、いつも甘えてるつもりだったけど、違ったのかなって。そしたら出来なかったら、結局怒って………ッ………泣 」
岩『ふっかはそんなことしない』
「わかってる。わかってるけど、そっから、なんか止まらなくて……ッ泣。」
岩『そっか……。』
「さっきも、顔見れなくて………無視しちゃった……泣。」
岩『今まで、彼氏とかに命令されてきたの?』
「うん………だから……」
ギュッ……
「え?」
いきなり抱きしめられた。岩本さんではない事もすぐわかった。タバコの匂い……
深『ごめん。そんなの知らずに………』
岩『2人で少し話しなよ!車で待ってるから。』
深『うん、ありがと照。』
『………ッ///』
深『……』
「………」
沈黙がきつい………
なにか話さなきゃ……
深『ねぇ………』
「∑(O_O;)ビクッ」
深『………そんな驚く?わら。……あのさ』
「……はいっ」
だめだ、こんなに緊張したっけ?
あれ?
深『ゆりさんが、怖がることはしたくない。命令って言っちゃったけど、甘えたい時は甘えてほしいし、頼ってほしい。無理しないで?我慢しないで?』
「…………」
深『俺より照のほうが………』
え?
また?
前にも………
でも、今は………
深『照のほうが話しやすいならそれでいいよ。溜め込むより誰かに話聞いて貰う方がいいから。』
「………え?」
深『だから、ゆりさん、人に頼ろうよ、もっと。』
「……………」
深『スグじゃなくていいから。9人いや、飛鳥さんもだから10人いるよ?わら。』
「………うん」
深『それと、たしかに、今朝はみんなびっくりしたと思う。けど、みんな味方だから。大丈夫。俺も、気持ち変わらないし。だから気にしないで?みんな心配はしてると思うけど、それは、みんなゆりさんの事大好きだから……』
「え…………」
深『俺はみんなより1番大好きだけど、』
「………ッ///」
顔真っ赤にして、普段言わないくせに……
「……ずるい…///」
深『さぁ、車戻ろっか!』
「…………やだ」
深『え?』
すごい今甘えたい………
「……ギュッしてくれなきゃヤダ……」
あー、何言ってんだろ、もう、恥ずかしい………
深『仕方ないなぁ!わら。』
(*>ω<)ω<*)ぎゅ〜♡
「………うわっ…///」
深『して欲しいって言ったの、あなたでしょ?わら。』
「………ん///」
でもやっぱ落ち着く。
深『ほら、車戻るよ?』
「うん……」
そう言って、離れたかと思ったら、手繋がれそのままポケットに……
深『もうすぐ冬だねー、今日ちょっと寒くない?』
「ん、でも、暖かい!」
深『……ふふ🤭』
自販機見つけ、みんな分の飲み物買って、車に戻る。
飛鳥『あ、やっと帰ってきたー(笑)』
深『おまたせー!わら。はい、飲み物。』
岩『ちゃんと話せた?』
「ん、多分?(笑)でもありがと……」
岩『良かった(笑)あ、俺も……』
深『わかってるよー、照はこれ!』
岩『ありがと!(笑)さすが!』
目『ちょ、いわふかしないで!』
「ふふ(笑)」
飛鳥『ゆり、少しはげんきでた?』
「あ、うん。ごめんね………ありがと!」
飛鳥『んん、私もゆりに甘えてばっかりで……ごめん。』
「いいの!飛鳥は!」
飛鳥『ふふ(笑)ありがと! 』
帰ると、みんな心配してくれてて
舘さん特製のお昼ご飯をみんなで食べた。
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