あれから、バタバタと日が過ぎた。
飛鳥は来月の検診までに母子手帳をと言われたとのこと。
ちょっと羨ましい気もするけど…
それどころじゃなくなってた。
職場では退職者が2人でて、しかも、急に来なくなったため、シフト変更で、急に出勤数が増えた。
もちろん家事にも追われるように。
掃除も手に負えないとこも……
「はぁ……」
ため息ばかりでてくる。
飛鳥や、子供たちの前ではこんな姿今は見せられない。
とりあえず、子供たちが寝たあと、またお風呂に入る。
そのせいか、毎日のように夜、深澤さんと話していた時間も、なかなか取れなくなっていた。
メールのやり取りも、そんな多かったわけじやないけど、一回もやり取りしないことも。
飛鳥『ゆり??』
お風呂の外から呼ぶ声がする……
けど、まぶたが重く返事もしてるのかすら分からない……
飛鳥『ゆり?はいるよー?』
「………( -ω- )zZ」
飛鳥『ゆり!?起きて!』
「スヤスヤ……」
飛鳥『え………どうしよ……』
飛鳥『ね、ゆり、ゆりってば、おきてー!?』
「………んっ?」
飛鳥『ゆり!!起きないと、お隣さん呼ぶよ? 』
「………ん?お隣?」
飛鳥『ゆり!しっかりして!』
「……ん?あすかぁ?」
飛鳥『もう!( ’-’ )ノ)`-’ )ぺし』
「…痛い…………ん、上がります…」
眠くダルい体を無理やり動かし、タオルで拭いて、若干ふらつきながらパジャマを着る。
リビングにフラフラしながらいき、階段を上る手前。
深『すんごい眠たそ!わら』
なんか深澤さんの声する。わたし、幻聴まで聞こえるほど、疲れてんのかな。
「あれ?飛鳥ー?」
飛鳥『なに?てか大丈夫??』
「もう眠いから、ねるっ……(クラッ」
倒れると思ったら誰かに支えられた。
タバコの匂いと、ちょっとバニラっぽい甘い匂い。なんか落ち着く………
深『あっぶな……おーい、ゆりさん??』
飛鳥『え?ゆり!?』
━深澤side━
最近、連絡も取れてなくて、顔を見に訪問してみたんだけど、俺の声聞こえてなかったのか?目の前を通り過ぎ、2階に寝にいこうとする、ゆりさん。
だけど、飛鳥さんに、おやすみ言う途中で、いきなり倒れた。咄嗟に抱きかかえたから、大丈夫だったけど……
深『ゆりさん!?………ん?寝てる?(笑)』
なんか、顔色は、風呂上がりにしては、良いとは言えないが、気持ちよさそうに寝息を立てている。
飛鳥『もう、ビックリした……』
深『なんかすごいお疲れみたいだね。』
飛鳥『ん、休みがないみたいだから。人が足りないみたいで… 』
深『そっか……頑張ってんだね…』
飛鳥『ほんとは、とっくにキャパオーバーなんだよね。元々、ゆり、ドクターストップされてたから、仕事。』
深『え?』
飛鳥『ゆりから聞いてない?』
深『……なにも…』
飛鳥『ゆりね、色々あって、精神科通院してて。だいぶ良くなって、次が半年後ねって5月の受診でいわれてた。多分来月受診なんだけど。』
深『えっ?』
飛鳥『この半年で、かなり色んなことあって。多分相当来てると思う。』
深『そっか………』
飛鳥『明日やっと仕事休みって。』
深『え?そなの?………じゃあ…』
飛鳥『どうぞ(笑)連れてってあげて?保育園見送りとかやるから。』
深『めめにいっとく。多分めめが来ると思う。』
飛鳥『ん、わかった。深澤さん、ゆりのこと、よろしくお願いします。あと、すみません……私たちのことで色々と……』
深『ん?全然!おめでたいじゃん!わら。ほら飛鳥さんも、身体、冷やさないようにね!』
飛鳥『……ありがとうございます。』
そう言って、家に戻った。
岩『どしたの?』
渡『てか、髪濡れたままじゃん?』
深『ん、気を失ったかのように寝てる…』
舘『はい、ドライヤー。』
岩『起きないかな?』
深『あ、サンキュ!』
俺が横抱きして、舘がドライヤーをする。
その間に、なべは、顔に化粧水とかを塗る……
渡『え。肌めちゃくちゃやばいじゃん……最近ジムも来てなかったし』
深『休みなしで働いてたらしい。』
岩『えっ?』
舘『よし、乾いた。』
深『ありがと。』
「ん………(*˘꒳˘*)スヤァ…」
岩『でも、なんか、幸せそな寝顔だね』
深『ちょ!みるなよー』
渡『ふはっ(笑)ヤキモチ?(笑)』
佐『ふぁー、いいお湯だったー』
向『もう、さっくん、まってやー』
目『ただいまー』
阿『ただいまー』
岩『佐久間、康二、うるさい。静かに!』
佐『だっ………え?』
向『なー!?』
目『ん?あ…(察)俺向こう行ってきます!』
深『あ、うん!』
阿『どしたの?』
説明する
阿『疲れ過ぎたんだね…』
深『てことで、寝るね!』
岩『おまえ、変なことすんなよ?(笑)』
渡『隣いんだから、やめろよ?(笑)』
深『わかってるよ!わら』
ベッドに寝かせ、自分も隣に寝る…
寝顔を眺めながら……明日何しようかな。ゆっくりしたいだろなぁとか色々考えてるうちに、 自分も眠りについた………