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rttt 【 ずっと一緒 】 R18
rt「 」 tt『 』
※この先伏せ字なし
※ご本人様には、直接の関係はありません
💬【おつで〜す】
💬【楽しかった〜、おつ〜!】
「はい、バイバ〜イおつおつ〜」
配信終わり、エンドロールが流れ終わり、一気に静寂が訪れる
少し温くなったコーヒーを飲みながら配信を終わらせる
疲れた肩を回しながら部屋を出る
『………〜♪……〜…♫』
奥の部屋から少し漏れて聞こえる歌声に、足を速める
ドアに二重にかかった南京錠と鍵を開けドアを開けると、ソファーに腰掛ける細い影がこちらを向いた
『…あれ、リトくん配信終わった?』
「今終わったとこ」
『そっか、おつか』
「テツ」
視線の先にはドアがある
『………どうしたの…リトくん?』
怯えたような彼の声に確信する
「ドア、いじった?」
『…っ』
ドアの鍵穴には無理やりいじったような傷がたくさんついていた
極めつけには
「なあ……鎖、取ろうとした?」
『……っぁ……』
彼の手首についた赤い跡
鎖を縛り付けた重い家具が僅かに動いている
怯えたように下を向く彼の頬をつかみ、顔を無理やり上げさせる
「なあ…どこ行こうとした?」
『……っあ……ごめっ…ごめん、なさっ……』
かつて怒られることが、大嫌いだと言っていた彼の頬を涙がとめどなく流れていく
「…テツ、俺テツのこと守りたいんだって、ずっと言ってるよな?」
『…う、んっ……』
「じゃあなんで逃げようとすんの?…分かってくんねぇの?」
『ちがっ……っは……ちが、うっ…』
顔全体に絶望したような表情を浮かべる彼に大きな高揚を覚える
初めて彼を見たとき、直感的に泣き顔がみたいと思った
そんな感情を抱くことなどないと思っていたが、日を重ねるごとにその思いは強くなった
「テツ……好きだよ」
『……っうん…』
「…分かってんの?」
『………うんっ…』
震えながら必死に頷く彼を見て、なんだか腹が立ってくる
鎖を外し床にへたり込む彼を肩に担いだ
『……っリト、くん…』
「ちょっと黙って」
『………っごめ、んなさい…』
部屋の隅に置かれた大きめのヘッドに彼を投げ下ろす
怯えたように縮こまる彼の頬を撫でながら深くキスを落とす
『…んっ………ふぅ……ふっ……//』
必死に息をしようと頬を赤らめながら喘ぐ彼を片手で押さえながら、さらに深くキスを落とす
『…っん♡………ふぅ………はっ…♡』
長いキスを終えると、彼は蕩けた顔で甘い声を漏らした
「テツ……俺、お前のこと大好きだからさ…」
『……っはぁ……り、とくん…?♡』
「………だからさ、俺だけ見てて?」
そう言って彼の赤らんだ頬に、一つキスを落とした
『あ゙っ!?♡…やっ、まっ、てぇ゙っ!♡』
「なあ…テツは俺のこと好き?」
『っあ゙♡…っき♡』
「え?…聞こえねーんだけど」
彼は目にうっすら涙を浮かべて、必死に息をしながら答えた
『…っす、きぃ゙っ!!♡』
「……好きなだけ?」
『っあ゙♡…だいすきっ゙、あ゙いしてるっ!♡』
「テツ……良かった、俺も愛してるよ」
全身に汗をかき、必死に息をする彼を抱きしめると彼の肩が僅かに震えた
「…ずっと、一緒にいよう…ずっと」
『う、ん゙…♡』
そして、二度と離れられないように、強く強く抱きしめた
佐伯side story
生まれてこの方、人見知りの性格のせいで初めて会う人とは目が合わせられなかった
でも、彼だけは、違った
声を聞いた瞬間感じた
「初めまして、宇佐美リトです!」
『……はじめまして…佐伯、イッテツです』
俺のものにしたい
俺だけ見ててほしい
ずっとずっとずっと、俺だけ考えててほしい
「イッテツ…じゃあ、テツか!よろしく!」
『……よろしく…リト、くん』
少し怯えたような表情を浮かべてみたとき、彼の瞳の奥に僅かな高揚が見えた
だから、俺は嘘を被った
『…俺、ちょっと、人見知りなんだけど…』
逃げようとしたのも、全部、全部、嘘
彼だけのものになるために
そして、全て望み通りになった
これで、ずっと一緒