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私は寝ることが好きだ。なぜなら、私の願いを実現させたかのような世界だから。私の一番大切な人と、誰にも邪魔されずに過ごせる二人だけの世界。私は寝てる間、毎回夢をみる。寝る前に願ったことが夢に出てくる。幸せな夢をいつも見ることができる。

「大好きなゾディアークと話せたら良いのに。」


最初はビックリした。ただ思っただけだったから。

「あ、れ?ゾディアーク?」

「ん。え、バハムート、?」

私が願ったことが夢に出てきた。

「なんでゾディアークと話せているんだ、?私は寝ていたはずなのに。」

「それは私もだ。じゃあここは夢か?」

「だと、意識があるのはおかしいんじゃないか?」

「確かにそうだな。」

ゾディアークと夢の中で話すっていう願いが叶うなんて思ってもいなかった。だって、現実だとゾディアークに話しかけても無視されるから。

「ゾディアーク。」

「・・・。」

もし、ここ(夢)にいるゾディアークが偽物だとしても、私は私に話しかけてくれる”この”ゾディアークが好きだ。


寝ることだけはできた。どんな時間に起きようとも、どんなに早く寝ようとも、ゾディアークに会える、話せるって考えたら自然と眠れた。毎日毎日、遅く起きて早く寝て、そんな生活を繰り返して、ゾディアークと夢の中でたくさん話した。夢の中のゾディアークは私の話をちゃんと聞いてくれて、笑ってくれて、話しかけてくれて、私にとって幸せな場所だった。

「また来たのか、?」

「仕方がないだろ。」

「フフッ、バハムート、今日も戦ってくれ。」

「今回も私が勝つぞ?」

「そ縺�は繧阪≧な��」

「え、?ゾディアーク?」

「な縺�か縺溘い縺���」

「どうした!?何で、!」

「繝舌ム繝�繝シ繝ト �シ?」


でも最近は、どんなに長く寝たいと思っても眠りが浅くなってきて、このぐらいの会話しか続かない。ゾディアークもなんて言ってるか分からない。寝る前に願っても、何も変わらない。

何で?何で?

どうして?どうして?

嫌だ。ゾディアークに会えないなんて嫌だ。離さないなんて嫌だ。もっと、もっともっと摂取量を増やせば、!ずっとゾディアークと話せる!一緒にいられる!





会えない。ゾディアークに会えない。どんなに接種量を増やしても、ゾディアークには会えないし眠ることさえ出来なくなった。三日に一回寝れるかどうかで、毎日起き上がるのが憂鬱になった。

「バハムート、今日も遅いお目覚めだな。」

「、、カオスか?」

「何だ、寝過ぎて頭がおかしくなったか?私はエクスデスだが。」

「あ、すまない。体が起きたばかりで顔が見えなかった。」

「・・・なら良いが。」

最近、アイツらの顔が分からなくなってきた。なぜか見えなくなった。完全に見えないわけではないが、なぜか、みんな顔がグシャグシャになってて、誰が誰だか判別がつかない。起きるのも毎回遅くなっていった。早起きなんか出来なくなって、歩くのも嫌になってきた。


「ゾディアーク。」

「・・・。」

「何で、何で現実だと話してくれないんだ!!」

「夢の中だったらもっと楽しそうに話してただろ!どうして、こんなに夢と現実で違うんだよ、!」

「・・・。」

「なんか言えよ、言い返せよ!ゾディアーク!また、ゾディアークと、たくさん話したいんだ、!こんな、わがままな私で悪い。でも、このわがままをお前が聞いてくれないと、もう一生、何も聞いてくれなくなるだろ、?」




「、、バハムートさん、睡眠薬の症状が悪化してきましたね。」

「けっ、だからあの二人を残して逝きたくなかったんだ。この結末、お前らも予想できただろ。」

「そういうなよカオス。まあ、言いたいことはわかるがな。だが、アイツのせいではない。」

「カオス、アイツらは気づけるよ、、きっとな。」

「それにしても、ゾディアークとバハムートは一番避けたかったことに近くなってしまった。」




◯解説

ゾディアークさんは植物状態です。ゾディアークさんは他の六神との戦いにより重傷を負い、ずっと動かないままになってしまいました。その戦いでバハムートさん以外の皆さんは亡くなり、バハムートさんは皆さんがいなくなったことが信じられず、現実逃避をしてしまっています。

バハムートさんはずっと眠ることができず、ある日睡眠薬を飲みました。その夢で自分以外の皆さん、ゾディアークさんに会えたことから、毎日睡眠薬を使い続けました。睡眠薬を使い続けると、効果が効きにくくなる、幻覚が見える、などの症状が出始めます。そのため、途中に出てきたエクスデスさんは幻覚です。この二人が幸せな結末に行くことができるかは、気持ち次第です。



皆様カップリングのご協力いただきありがとうございました!今回はバハゾディが多かったため書かせていただきました!皆様の期待、思った物語ではなかったかもしれません。申し訳ございませんでした。ですが皆様のおかげでこの物語を書くことができました!本当にありがとうございました!


ご視聴いただきありがとうございました!!

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