テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ねぇ舜太、知ってる?
マルベリーの花言葉ってね、__________
また、同じ夢を見た
最近毎日のように見る夢
俺の名前を呼ぶ、美しい男の子
あの子は一体、誰なのだろうか。
夢というものは曖昧だ。
起きた途端、夢の中での記憶は靄がかかったようになる。
その上、毎度同じ所で夢が終わってしまうのだ。
『マルベリー』
その言葉だけが、俺の頭の片隅に残っているのだった。
今日は柔とのふたりでの仕事だ。
あまりにも疲れていたのか、仕事の合間に眠ってしまっていた俺を柔がそっと起こしてくれた。
「しゅん〜、もうすぐで出番だよ」
「ぇ、あ、おはよ……」
「おはよ。笑 起こしちゃってごめんね」
「んー、なんで謝るん?笑 ありがとうな〜、」
「なんでって、 すっごく気持ちよさそうに寝てたんだもん。笑」
そう言われてふとした
「あっ……」
「ん、しゅんどうしたの」
「ぁ、いや、別に。笑」
「えぇ、気になるじゃん教えてよ笑」
「大したことじゃないねんけど、」
また、同じ夢を見た。
朧気な記憶ではあるが、なるべくわかりやすく伝えたつもりだった。
「ふ〜ん、不思議だね。笑」
「反応薄いな笑」
「やから大したことちゃうって言ったやん」
「ごめんって、笑」
あんなに聞いてきて苦笑いかよ、と思ったが、そんなことはすぐに忘れていた。
ねぇ、舜太。
お前はいつになったら俺を思い出してくれるの?
アイドルにならなかったら、出逢えてなかったはずだね。って言うけど、
それって、本当にそうなのかな。(笑)
でも少しだけ安心したよ。
昔の俺が、
今のお前の夢に出てきてくれてるんだもんね。
それも、毎日、毎日。
ふふっ、
いつになったら気づくのかな
いつになったら、_________
お前は俺のものになるの?
久遠叶空@無名絵師
2
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!