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風香の事情聴取が終わり、お昼ご飯を済ませた後、俺達はカラオケに行った。 決められた部屋に到着した俺達は、何かの気配を感じた。
悟「さて、思いっきり歌おうzーーー!?💦」
傑「悟、風香ちゃん、私達が取っているこの部屋の扉の向こうに呪霊の気配を感じないかい?」
風香「うん、何か禍々しい気を感じるし、呪霊だって言うことも分かったわ。」
悟「ああ、俺も呪霊が居るって気付いたぜ。」
俺達は部屋に入る前にこう考えた。ただえさえここはカラオケの中であり、帳も下ろせない状況だ。しかも、俺と傑の術式で呪霊を討伐したとしてもこの建物ごと崩壊してしまうケースも高い。それに、このカラオケの中に居る人達に危害を加えない為に避難をさせるのにも時間が掛かる。そして、何よりもこれを店員の方に知らせても俺達の話を信じてはくれないだろう。俺と傑はどうするかと悩んでいた中、俺達の後ろに立っている風香が口を開いた。
風香「悟さん、夏油さん、ここは私に任せて。」
悟・傑「はあ!?💦・えっ!?💦」
風香の発言を聞いて、俺と傑は思わず吃驚してしまった。ちょっと待てよ風香!流石に俺達と同じ特級だとしても最悪の場合建物が崩れるし、万が一お前の術式で祓ったとしても危害を加えてしまったらと思うと駄目だろそれは!
だが、風香は自信満々だった。お前のその自信は何処から出てきてるんだよ。💦俺の隣に居た傑は、女子である風香を心配していた。傑は本気《マジ》で女子である風香を傷付けたくなかったのだろう。
傑「だ、大丈夫なのかい風香ちゃん!?私と悟の代わりに祓ってくれるのは有難いけど、もし君のような女の子が怪我してしまったら、私達はヤガセンにどう責任を取ればいいのか、分かっているのかい?💦」
風香「夏油さん、心配しないで。私は2人と同じ特級だけど、私は帳を張らなくてもパパっと祓えるから。☺️」
風香の目はやる気に満ち溢れていた。同じ特級だと言うのに本当に出来るのだろうかと最初に思っていた俺は半信半疑だったが、次に風香の術式を使ったところを見た時、俺と傑は声が出なくなる程だとは知らなかった。
風香はドアの前に立ち、ドアノブを握ってそのままドアを開けた。風香のやつ、一体何をするつもりなんだ?俺と傑は不思議に思っていると、風香はよく分からない文字で書かれた紙を取り出した。そして、その取り出した紙をドアの向こう側に入れ、そのままドアを閉めた。何が起きるんだ本当に?
俺達の頭が「?」マークでいっぱいになっているとドアの向こう側から突然、グチャという鈍い音や何かで締め付けられるような音が聞こえた。ドアの向こう側で一体何が起きてるんだ!?💦 次に風香がドアを開けると、中は普通のカラオケ部屋となっていた。本当に風香は何をしたんだ一体!?💦
悟「なあ風香、お前一体何をしたんだ!?💦」
傑「そうだよ風香ちゃん、君は中にいる呪霊をどうやって祓ったのさ!💦」
風香の術式が何かを理解出来てない俺達は、風香に疑問を言った。そして、風香は黒い玉のような物を取り出し、そのまま口を開いた。あれ?この形って何処かで見た事があるような…。🤔
風香「中にいる呪霊を私が作った毒で眠らせて、この黒い玉に取り込んだの。そもそもあのドアの先は、呪霊の未完成の領域だったの。私が持っていた領域を解除出来る札で、領域を毀《こわ》してそのまま呪霊を毒で眠らせたの。もし2人があのドアの先に入っていたら、この呪霊の未完成の領域に呑まれていたかもね。」
悟「風香、お前の術式は一体何なんだよ…!?💦」
傑「本当だよ。私の呪霊操術も操っているし、何なんだい!?💦」
風香「私の術式は召喚術式と他人の術式をコピー出来る呪術なの。それと夏油さん、呪霊《コイツ》取り込む?」
傑「あ、ああ、呪霊《コイツ》は有難く使わせてもらうね。💦」
傑は風香が持っている黒い玉を手に取り、それを持って取った部屋の中に持って行った。傑の持つ呪霊玉ってどんな味なんだ?傑に聞いたりするけど、「悟は知らなくてもいいんだ」とか言ってくるし。🤔(まあ、それは俺が前から気になってることだし、風香のとは関係ねぇことだけどな。💦)
それに、風香の術式も俺達と同じく最強に並ぶほどだし、弱点すらもないのか?風香も一緒に組んだら「俺達は最強!!」ってなるな。w
←(思いっきりあの曲パクってるでしょ。💢By作者)
風香のことを考えれば考えるほど謎めいてもくる。俺はそう思い乍、そのままドアを開けカラオケを楽しむことにした。