こんにちは。私はトイレの花子さん
と、呼ばれています。
どこからそう呼ばれ始めたのかはわからないけど
多分私がトイレにずっと居るから。
けど、私はここが気に入っている。
人が来ることは少ない三階トイレ。
私には居心地が良かった。
まぁ、たまに人型模型のたちがドンドン
ドアを乱暴に叩いてくるのが怖いけど
我慢すればどこかに行っちゃうから大丈夫なの
噂をすれば、人型模型たちが来ちゃった。
「おーい。花子さーん。またトイレですか笑」
トイレに響く笑い声。大丈夫。
我慢すれば終わるから。
私は耳を塞ぎしゃがみ込む。
「ぼっちだからってトイレに篭って笑」
「本当にトレイの花子さんじゃん〜笑」
そうだよ。私は、教室が怖いから。
貴方達が怖いから。此処に逃げてるんだよ。
貴方達のせいで、ストレスで
お腹痛くなっちゃうんだよ。
もう嫌だよ。たすけて。
しばらくすると、陽キャ達は居なくなっていた
私は外に出て鏡を見る。
そこに居たのは小学生の花子さん。
ではなく、高校生の私だった。
今消えて、本物の花子さんになりたいな。
「トイレの花子さん。」
作・ぺろ
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