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ゆがみㄘゃん@低浮上
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stpr 紫緑水 様
誤字脱字注意
日本語おかしい
#「お菓子がないなら、今夜は俺たちに捕まって?」
「はぁぁ〜……終わったぁ!」
配信終了の画面を確認したれるは、ソファに勢いよく倒れ込んだ。
今日は10月31日、ハロウィン。
同じ歌い手グループで活動している三人は、仮装をしてハロウィン特別配信をしていた。
「れるち、お疲れ」
そう言って飲み物を差し出したのはこったろ。
狼の耳をつけた彼は、相変わらず余裕たっぷりの笑顔を浮かべている。
「ありがとぉ……こったんもお疲れ」
「うん。頑張ったね」
頭を優しく撫でられ、れるは気持ちよさそうに目を細めた。
そこへ、黒猫の仮装をしたゆうがやってくる。
「二人とも、なにいちゃいちゃしてるの?」
「してへん!」
「えー? れるち、顔赤いよ?」
「うるさい!」
ゆうは楽しそうに笑いながら、れるの隣に腰掛けた。
「ねえねえ、れるち」
「なに?」
「今日って何の日?」
「ハロウィンやろ?」
「正解! じゃあ、せーの!」
ゆうが両手を差し出す。
「トリック・オア・トリート!」
「……あ」
れるの動きが止まった。
こったんが首を傾げる。
「どうしたの?」
「……お菓子」
「うん」
「……ない」
数秒の沈黙。
そして。
「ふふっ」
「えへへ」
二人が同時に笑った。
「……なんやねん」
れるが警戒するように二人を見る。
こったろは優しい笑顔のまま口を開いた。
「れるち、お菓子持ってないの?」
「買うん忘れてたんよ!」
「そっかぁ」
ゆうがれるの肩に顎を乗せる。
「じゃあ、いたずらされても文句言えないね?」
「……え?」
「ちょ、待って! 今から買いに行けばええやん!」
れるが立ち上がろうとした瞬間、こったろの腕が腰に回った。
「どこ行くの?」
「コンビニ!」
「もう遅いよ?」
「まだ開いとるやろ!」
ゆうが反対側かられるの手を握る。
「だーめ」
「なんで!?」
「だって、れるにいたずらしたいんだもん」
「ゆうさんまで……!」
こったろがれるの頬を優しく撫でる。
「大丈夫。嫌なことはしないよ」
「……ほんま?」
「もちろん」
そのまま頬にキスをひとつ。
「っ……!」
「まず一回」
ゆうも負けじと反対側の頬にキスをする。
「ゆうさんも一回!」
「数えるんやめてぇ!」
二人は顔を見合わせて笑った。
れるは完全に二人のペースに巻き込まれていた。
「れるち、こっち向いて?」
ゆうが顎に指を添える。
「……なに?」
「キスして?」
「自分からしてくればええやん……」
「えー、れるちからがいい」
「わがままやなぁ」
そう言いながらも、れるはゆうの頬にキスをした。
するとゆうは満足そうに目を細める。
「ん、ありがと」
「これでええ?」
「うーん……まだ足りない」
「欲張り!」
こったろが隣で笑った。
「俺も欲しいな」
「こったんまで!?」
「だめ?」
そんな顔で聞かれたら断れない。
れるは少し照れながら、こったろにもキスをする。
するとこったろはれるの腰を引き寄せた。
「ありがとう。可愛いね」
「……もう!」
ゆうがれるの手を握る。
「ねえ、れるち」
「ん?」
「今日、ゆうさんたちと一緒にいてくれる?」
「当たり前やん」
「朝まで?」
「……っ、なんでそういう言い方するん!」
ゆうは楽しそうに笑う。
こったろも余裕のある表情でれるを見つめた。
「れるち、顔真っ赤」
「二人のせいやろ!」
しばらくして、こったろが立ち上がった。
「そろそろ行こうか」
「どこに?」
ゆうがれるの手を取る。
「寝室」
「……え?」
「二人でれるを独占したいから」
「っ……!」
れるの顔が一気に赤くなる。
「な、なんでそんな堂々と言うん……」
「本当のことだからね」
こったろがれるの腰に腕を回す。
ゆうは反対側から手を繋いだ。
「ほら、おいで?」
「……二人とも、ほんま意地悪」
「知ってるよ」
「でも好きでしょ?」
れるはしばらく黙ったあと、小さく頷いた。
「……好きやもん」
その答えに二人が笑う。
「よくできました」
こったろがれるの額にキスをする。
そして三人は寝室へ向かった。
寝室に入ると、ゆうが扉の鍵を閉めた。
こったろはベッドの端に座り、れるに手を差し出す。
「おいで、れる」
「……ん」
れるが近づくと、こったろはその手を引いて優しく抱きしめた。
「今日も可愛いね」
「もう何回言うん……」
「何回でも言うよ」
後ろからゆうも抱きつく。
「ゆうさんも。れるち、大好き」
「……れるも好き」
「もっと聞きたいな?」
「欲張りやなぁ……」
ゆうが耳元で小さく笑う。
「今日はいっぱい聞かせてね?」
こったろがれるの頬に手を添える。
「無理はしなくていいからね」
「……うん」
そして、優しく唇が重なった。
一度離れて、また重なる。
れるは恥ずかしそうに二人の服を握った。
「……二人とも」
「ん?」
「今日は、いっぱい甘やかしてな?」
ゆうが嬉しそうに笑う。
「もちろん」
こったろもれるの髪を撫でた。
「今夜はずっと一緒だよ」
「……大好き」
「ゆうさんたちも」
ゆうが最後にもう一度、れるの額にキスをする。
部屋の明かりがゆっくりと消えていく。
「れるち、こっち向いて?」
「……ん」
「大好きだよ」
「ゆうさんも大好き」
「……れるもやで」
その後、寝室から聞こえてくるのは、三人の楽しそうな笑い声と、時折交わされる甘い囁き声だけだった。
やがて扉の向こうは静かになり、三人だけの秘密の時間が始まった。
――Happy Halloween.
お菓子を持っていなかったれるへの、二人からの特別ないたずら。
今年のハロウィンは、きっと忘れられない夜になる。🎃🖤
コメント
1件
もうもう、ハロウィンの夜にこんなに甘いいたずらされるなんて…! お菓子を忘れたれるちゃんが、こったんとゆうさんに優しく捕まっちゃう展開、すごくドキドキしました。特に「好きやもん」って素直になるところと、額にキスされるシーンが大好きです。三人の距離感がゆっくり縮まっていく様子が丁寧で、読んでるこっちまで温かい気持ちになりました🌷