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橙「では、じゃんけんの結果こうなりました」
橙は表を作った。
表には、桃時VS瑠璃人、橙VS兎白と書いてあり、トーナメントのように線で繋がっていた。
下にも線が繋がっており、敗者同士が闘い、それに勝った者が雨花と闘うようになっていた。そしてそれに勝った者が桃時と瑠璃人、橙と兎白の二ペアの内、勝ち残った者と戦うことになる。それに勝った者が勝利となる。
兎白「ちゃんと敗者にもチャンスがあるんだな」
桃時「偶数だったら良かったんだけどね」
雨花「あっじゃあわたし抜けようか?」
桃時「何言ってんのよ。そんな独りだけ仲間はずれみたいなことしないわよ」
雨花「……そっか」
瑠璃人「早く競走始めようぜ!」
橙「では、最初は桃時さんと瑠璃人さん!」
桃時「叩き潰す」
瑠璃人「望むところだ」
桃時と瑠璃人は水中に船を置くよう構えた。
橙「レディーファイっ」
その瞬間、桃時と瑠璃人は水面に浮かべた。
桃時「行け行け!!」
瑠璃人「おぉ!!」
橙「果たしてどちらが勝つんでしょう」
兎白「船にはギミックが仕掛けられているからな。それによって勝負の行く末も変わるだろ」
雨花「……ギミックねぇ」
船はどんどん進んでいく。
桃時「そろそろあれを出す頃ね……ラピスラズリ号行きなさい!」
そういうと、ラピスラズリ号は船の中からピコピコハンマーを出してきた。
瑠璃人「なんちゅうもん持ってんだよ!!」
桃時「言ったでしょ?叩き潰すって。やりなさい!!」
瑠璃人「お前の場合「殺りなさい」の間違いだろ!!」
桃時「本当にタイタニック号みたいになるとわね〜おほほ」
ピコピコハンマーは炊いた飯号を叩き潰そうとした。しかし……
桃時「なっ……」
「「何で沈没しないのよ!!」」
瑠璃人「?、何でだ?」
桃時「何であんたも分かってないのよ!」
そして、炊いた飯号はラピスラズリ号が攻撃に集中していたのもあって、炊いた飯号の勝利となった。
橙「おめでとうございます!瑠璃人さん!」
兎白「おめでとう。瑠璃人」
雨花「おめでと〜瑠璃くん」
桃時「く、悔しい!!」
兎白「よしよし。桃時」
雨花「あはは!桃時ちゃんも頑張ったね」
橙「じゃあ次は、私と兎白さんですね」
橙と兎白も構え、そして船を出港させた。
瑠璃人「今一番リードしてるのは……」
雨花「兎白くんだね」
桃時「仲の良いピンキーとミルキーが闘う羽目になるなんて……悲しい運命ね」
瑠璃人「日頃から拷問ばっかしてる兎共なんだから、この方が真っ当にみえるのはオレだけ?」
船は真っ直ぐ走り、ピンキー号はミルキー号より遅く走っていた。
橙「仕方ないですね。あれを出しましょう」
橙がそう言うと、ピンキー号からオールとうちわが出て、オールは漕ぎ、うちわは仰ぎ始めた。
桃時「あっ!兎白と並んだわよ!」
瑠璃人「どっちが勝つんだ?」
雨花「ゴールのところにカメラを仕掛けてるからそれで二人の船をみ比べよう」
雨花、桃時、瑠璃人はカメラの画面をみる。
桃時「二人の船がゴール近くまで来たわ!」
瑠璃人「勝つのは誰だ!?」
雨花「……勝者は……」
「「橙ちゃんだ」」
瑠璃人「よっしゃぁ!!」
桃時「あんた喜んでるけど、橙と闘うことになるのよ?」
瑠璃人「あ」
兎白「負けてしまった」
桃時「よしよし。兎白」
橙「瑠璃人さん!手加減しないで下さいね!そしたら私一週間口聴きませんから!」
瑠璃人「ひぃ!分かった分かった!全力全開で闘うよ!」
雨花「じゃあ橙ちゃんと瑠璃くんが闘う前に、桃時ちゃんと兎白くんが闘うことになるね」
桃時「アタシは手加減しないから」
兎白「俺も瑠璃人をみ習って手加減はしないつもりだ」
雨花「じゃあ二人共準備しよう!」
【続く】