テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
うじ
103
1,188
⭐️
850
「 太陽と月 。 」
吉田仁人 塩﨑太智 / 出会い
夏のある日、生ぬるい風が俺の体を包み込む。屋上には誰もいない、俺だけの空間だった。
「……。」
じっと空を眺める。雲がゆっくりと動いて、俺を置いていくように時間が進んでいく。
昔から嫌なことがあれば一人になって何も考えずぼーっとするのが好きだった。だから今でも授業を抜け出して一人で屋上にいることが多い。そんな時は勉強も過去にも目を背けたかったから。
突然、屋上のドアが開いた。びくっ、と体が跳ねる。先生か?なんて思いながらドアの方を見ると俺と同じのクラスメートの塩﨑太智。塩﨑は勉強も運動もよくて、クラスの人気者で優等生だ。なんでここに来るのかよく分かってなかった。優等生さんがサボりなんて俺には考えれない。
「……塩﨑?なんでここに来てんだよ。…授業は?」
「ん〜…、疲れたからここ来た。悪かった?」
塩﨑は俺の方を見て小さく笑った。黒髪で、華奢っぽくて異様に肌が白い。すぐ逸らしてしまった。ただのクラスメート。喋りかけたら話す程度なのに。顔を見るとなぜか思い出してしまうから、見れずにいる。
「…へぇ、…まぁ別にいいんじゃない?怒られても知らないけど。」
「それはお互い様やろ、一緒に怒られよ。」
また笑ってる。なんだこいつ、よく分かんねぇ。塩﨑の顔を見るとなぜか何も喋れない。ただずっとそれからは二人の空間だった。
塩﨑はクラスメートも先生からも評判が良かった。まるでみんなを照らすような太陽だ。それに比べて俺は塩﨑がいないと生きていけないようなそんな月。真逆な二人がいるなんて俺もわからなかった。そんな時間がずっと進んでいっていた。
喋り方など解釈違いあります。
小説の書き方が初心者すぎて…これからも頑張ります😵💫
コメント
1件
屋上で出会う二人の温度差と距離感がすごく繊細で好きです。「太陽」と「月」って例えも、塩﨑くんが笑うたびに目を逸らしたくなる主人公の気持ちにグッときました。クラスの人気者と、そんな彼に惹かれつつ一歩引いてる主人公の関係性、この先どう転がるのか気になりすぎます!初心者とか言わずに、この空気感のまま続きを楽しみにしてます〜!