テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
今、俺は学校で一番のお気に入りの場所――屋上にいる。 そして、目の前には雨栗さん。 ……ってことは、そう。作戦会議だ。
「で、MENちゃん。おんりーちゃんがルザピと一緒に過ごすには、いくつか方法があると思うんだけど」
雨栗さんが切り出した。 俺たちは、こっそり校舎裏にいるルザピとおらふくんを遠くから見守りつつ、**“裏作戦会議”**を始めたわけ。
「作戦は3つあるよ」
雨栗さんが手を指で折りながら言った。
1. 騎士団長の“代役”を立てる
2. 逃げる
3. ルザピたちが“騎士団に入る”
「……どれも一応、可能性はあるね」と俺。 1番の代役案は、一時しのぎとしては悪くない。 「成人するまでの3年間が限界だね」と雨栗さん。たしかにその通り。
2番は……ロマンはあるけど、現実的には即捕まる可能性が高い。 「逃げるなら、それなりの準備が必要だなあ」
3番。これが一番現実的かもしれない。 ただ、同じ騎士団に配属されるかどうかは運次第だ。
「……でも、一緒にいるチャンスはゼロじゃないよね」
俺がそう言うと、雨栗さんはふっと笑ってうなずいた。
「ま、まずはそれを頭に入れて、あの2人の様子を見に行こうか」
そう言って、俺たちは校舎裏へと足を向けた。 “本気の作戦”は、まだ始まったばかりだ。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 10話、読み終わりました〜! MEN視点の“裏作戦会議”、すごくよかったです✨ 3つの作戦、それぞれに現実的なハードルがある中で、それでも「一緒にいるチャンスはゼロじゃない」って言い切るところに温かさを感じました。 雨栗さんとの掛け合いも自然で、2人の関係性が好きです。 遠くから見守ってるっていう距離感も、なんかいいなって。 本気の作戦、これからどう動くのか楽しみにしてます🌙
#おおはらMEN
吹雪 05
76
ゲスト
21
奏.KaNaDe
1,291