大好きな君との初めてのキスは、突如としたものだった。
君が、心底不思議そうにするもんだから、
俺も言っちゃったんだよ。
『好きだと思われてるって期待しちゃう』って。
そしたら君は、なんて言った?
「期待していいよ」?
馬鹿だろう、と思った。
でも、そんな君が大好きだったから、
受け入れた。
そしたらなんだよこの状況。
俺たちは2分近く…触れるだけのキスを繰り返していた。
もっと
もっと欲しい。
俺は、そう思った。
…君の首に自らの腕を回して
触れるだけのキスを長くする。
ぱ、と唇を離せば、
君は興奮したように嘲笑した。
「…可愛い……w」
また、君に口付けをされた。
今度は、長かった。
…なかなか、唇が離されなかった。
息が、苦しくなった。
「…ん、ぅ………ッ⁈」
俺が口を開いたのがまずかったのだろうか
それとも俺が、これを期待したのか。
彼の舌が俺の口へと入ってきた。
甘ったるく響く俺の喘ぎ声。
君の瞳は、
俺への感情を理解した君の瞳は…、
獲物を狙う肉食動物のように…
鋭く、妖艶なモノになっていた………………
翌日の俺の腰がどうなっていたかは、
言わんこっちゃないだろうな………………w
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!