皆さんどうも!
今回は違うバージョンの凛潔幼馴染を書きました!
暇つぶしで見てくれれば嬉しいです。
⚠︎腐注意
⚠︎︎同棲愛差別表現あり
⚠︎なんでもいい方向け
⚠︎ただの妄想
以上、これでも平気だという方だけお進みください
そこらにあった小さな色とりどりの花を握りしめたエメラルドグリーンの瞳をした黒髪の少年が言った。
「大きくなったら、おれとけっこんして!」
それを見て、もう1人の男の子が微笑んだ。
「いいよ!」
2人の少年が少し大きくなった頃。あるクラスメイトが言った。
「もう小学生なのになんで未だに年上にひっつくの?」
「いつまで経ってもそんなんだったら、将来1人で生きれないよ!」
そう言われ、悲しみの顔をした男の子の名前は”糸師 凛”。
「だって…だって…俺……」
唇を強くかみ締めて涙を堪える。
「気持ち悪いよ!」
でも、そんなのお構い無しに心無い言葉が飛んでくる。
(俺…気持ち悪いの?ただ、約束したから…離れたくないから…)
凛の涙が零れそうになった時、教室の扉が開いた。
「凛ー迎えに…………どうしたの?」
今想像していた相手がやってきた。彼の名前は”潔 世一”。
凛は大きなブルーの瞳がこちらを見た瞬間、涙が溢れて傍へ駆けつけた。
「俺…俺……!」
そんな凛を撫でる世一。
「大丈夫……大丈夫だから……なにが……」
「やっぱり気持ち悪い」
誰かがそう言うと、ピタッと世一の撫でる手が止まる。それを不思議に思った凛が顔を上げると…そこには怒りに満ちた瞳があり、別の意味でも泣きそうになる。
「誰が……気持ち悪いって?」
「え………あ………いや……」
そのオーラが伝わったのか、クラスメイトが震える。
その後のことはあまり記憶に残っていないけど、途中で先生がきて世一を止めていたような気が……。
「……い…」
「おー………」
「おーーーーーい」
誰かが呼んでいる声が聞こえ、ハッとする。
「大丈夫か?凛」
そう心配するのは先程思い浮かんでいた世一。
「具合悪いか?」
心配そうに見つめるその瞳をじっと見る。
「何?俺の顔になんかついてる?」
「別に。」
「なんなんだよー」とムッとしている顔に本当にこいつ怒ると怖いのか?と不思議になる。
「まぁそれより明日さー」
アイスを食べ歩きながら口を開く世一。
だけど、その口からは次の言葉が出てこない。
「?」
不思議に思って首を傾げると、世一の足が止まった。
なんだろうと思い、前を向くとそこには…
「潔じゃん」
「今日も今日とて仲良しですねぇ〜」
世一のクラスメイトらしき人が嫌味らしく言ってきた。
(なんかデジャブ…)
「こいつらは?」
俺がそう問うが、返答が帰ってこない。
だがその代わりクラスメイトが答える。
「もしかして噂の潔の幼馴染ー?」
「えーこいつ何人男いんだよーw」
二人の男が笑いながらそう言う。
(何人?男?どういうことだ?)
俺が困惑していると世一が俺の手を取り、そいつらの横を早歩きで通り過ぎた。
後ろからは悪口や笑い声が聞こえる。
(何が起こってる…?)
「…おい」
「…」
「おい」
「……」
「っ…おい!!」
「っ!へ…?」
「さっきのは何だ」
「…なんでもない」
世一はそういって俺を置いて先に帰った。
数週間後
ある噂が流れた。
「潔、付き合ったらしいぞ〜」
俺は目を見開いた。
「……は?」
世一視点
昔、凛を泣かせた奴がいた。凛によると俺と凛の関係が気持ち悪いと言われたらしい。純粋に悲しかった。そして怒りが湧いた。そんなことを思いながら目の前のクラスメイトを見る。
「お前、高校生にもなって幼馴染と帰ってるんだってな?」
「しかも、男www」
なんで俺はこんなこと言われなきゃいけないんだろう。凛じゃなく、俺自身だから我慢出来る。だから凛を巻き込みたくなくて、俺は考えた。
(凛には悪いけど、彼女を作ろう。)
思いついて数週間。運がいいことに告白してきた女子生徒と付き合えた。これでもう、何も言われない。だけど、その後に気づいたんだ。これはいい案じゃなかったことを。
凛と一緒の帰り道。凛が突然、口を開いた。
「お前……付き合ったって本当か…?」
「え?」
「クラスのやつらが言ってたんだよ……嘘だよな……?」
「……」
噂って怖いもんだ。こんなにすぐに凛の耳に入るとは思わなかった。俺は真実を話そうか迷った。
(でも、嘘をつくことなんて出来ないし…)
「お、俺…」
「俺はまだ約束を覚えてるぞ。」
「は……」
「そんなに俺が嫌なのかよ。」
凛はそういって悲しそうな…辛そうな表情をした。
(そんな顔をさせたかったわけじゃないのに…)
俺は自分が馬鹿なことをしたんだと、その時思わされた。
「凛のこと…嫌いじゃない」
「嘘つき。」
心做しか、凛の瞳にハイライトがなくなった。俺は怖くなった。もしかしたらここで消えちゃうんじゃないかって。俺たちの関係が終わっちゃうんじゃないかって。
「凛……ごめ……」
俺は謝ろうとしたが、凛が聞く気が無いのか俺の横を通り過ぎた。
「っ……」
翌日。
「お前彼女出来たんだってな」
「幼馴染の糸師はどうなったんだよ?」
「浮気か〜?w」
3人に囲まれる昼休み。
彼女が出来たのになぜここまで俺と関わろうとするのか意味が分からない。俺は言い返さず、彼らの気が済むまで待つと俺が黙りしているのが気に入らなかったのか肩を押された。
「いっ…!」
「なんとか言えよ!」
俺の胸ぐらをつかみ腕を振り上げる瞬間、目を瞑った。
「っ………………?」
だが、一向に痛みが来ない。俺は気になり片目を開けた。
すると、そこには……
「凛………?」
振り下ろそうとした腕を掴んだ凛がいた。
「何してんだよ、お前ら…」
「ひっ……」
「うるせぇから来てみれば、世一に暴力を振ろうとしてたとはなぁ?」
そういって凛は俺とそいつの距離を開けた。
「いてっ……なんだよ、いきなり!」
「それはこっちのセリフだクソ」
「やっぱ…お前らキモいわ…!!」
1人がそういった瞬間、凛がドス黒いオーラを放った。
「ひっ……」
少しずつ彼らに近づく。
「く…来るな…!」
「うるせぇ、黙って歯食いしばれ」
ドゴ
「くっ…!」
ゴッ ゴッ ゴッ
「り、凛…」
目の前で起こっていることが分からない。止めたいのに止めたくない。別にあいつらが可哀想とかじゃなくて、俺のために喧嘩してる凛がかっこよく感じたから。
保健室。
「大丈夫か?凛」
「ん。」
「ごめんな……俺のせいでこんな怪我までさせちゃって」
「………お前は悪くねぇだろ。ただ俺は……」
「?」
「…いや、なんでもねぇ」
「そう…」
あの後、他の生徒が止めに来て俺が凛を保健室まで連れてきた。周りの視線が少し痛かったけど、もうそんなことどうでもよくなっていた。
「……」
「……」
「お前…いつもあいつらに囲まれてのか」
「…え?」
「俺はお前に隠し事されるのが腹立つ。なんかあったら言え。」
凛は悔しそうに言った。
(あぁ…分かった。凛はきっと…)
「ありがとう。分かったよ。」
(寂しい思いさせてごめんな。)
翌日、俺は彼女と別れた。
凛がいるから…俺1人じゃないから、もう何も怖くない。…彼女からのビンタは痛かったけど。
俺と凛は付き合ってないけど、きっと想いあってると思う。だからこの気持ちを大切にしたい。もう二度と他の人と付き合わない。
「「約束だよ!」」
コメント
4件
こんばんは、夜遅くにすみません🙇🏻♀️💦アニメ、3次元などのBLを投稿する際は検索避けをしましょう!アニメ、3次元のキャラのBL、GL、カプ要素のある物はnmmnという部類に入ります…猫耳が生えたり、女体化、夢小説等々、様々なものがnmmnに当てはまります💦範囲広いですよね。ですがnmmn自体が苦手であったり、不快になられる方も結構いらっしゃいいますので、