【 五条side 】
五条「マジか、、、、」
都市伝説だと思っていた。
**「大当たり!!」**と点滅する文字
五条「当たるもんなんだな。」
五条「お前はなにがいい?」
俺を日陰にしているそいつに聞く。
五条「………なにやってんだオマエ」
時透「珍しいから記念撮影してる!!」
そう言って自販機とツーショット(?)を撮るそいつ。
五条「あーそうかよ。いつものか?」
時透「うん!」
なっちゃんりんご味を選択。
五条「お前ほんとこれ好きだよな」
時透「お前もな。」
自販機を見つける度にほぼセットで買っている
いちごミルクとなっちゃんりんご味。
考えてみれば
よく2人で行動してるんだな。
時は流れ6月。
ふとそんなこと気付いた午後2時だった。
五条「俺とお前ってなんか一緒だよな。」
時透「考えてみればそうね。」
五条「…なんで?」
時透「なんでって……特に理由は……あ、傘忘れた時無限使うと濡れないから?」
五条「雨宿りする為に来てんのか。」
時透「考えてみれば、今日みたいな日は日陰にもなるのね……いやぁ、いい雨宿り場所を見つけたもんだ。」
五条「……。」
そういえばこいつ前に______
時透「せんせー!こいつとセットにしないでください!!」
_________とかなんとか言ってたような…
五条(なるほど、許容範囲になったってワケか。)
五条「…じゃあ俺は、随分と可憐な華を見つけたらしい。」
時透「花?オマエ、花なんて趣味あったの?」
時透「似合わねー」
「どんなの?」と返してくるそいつに「元気なやつ。」と返す。
時透「向日葵?」
五条「いや、背は小さい方。」
時透「んー…ヒント!」
五条「陽だまりにいる感じの。」
時透「え、向日葵じゃん」
五条「だから小さいんだって。」
時透「じゃあつくしか。」
五条「いやあれ花じゃねぇだろ。」
時透「お前結構物好きね。」
五条「だから違うっつーの。」
時透「まあまあ、落ち着け。私もイモムシよりミノムシのほうが好きだから。」
五条「物好きだなお前。」
五条「あ、お前来週の任務俺の代わりに行けよ」
時透「……なんで私がお前の代わりしないといけないの。」
五条「用事だ用事。」
時透「そ。じゃあお土産買ってこいよ。」
五条「気が向いたらな。」
拝啓 “ 蛙も結構平気な ” 君へ
花じゃなくて華。
可憐じゃなくてお転婆かもな。
…………どうやら俺は物好きらしい。
コメント
5件
見るの遅れた、最悪だ、 でも!今回も面白かったです!やっぱり宵さんの夢小説は1つ1つの言葉がオシャレ?ロマンチックで見ていて凄いなぁと思って見てました!こんなに凄い小説を沢山投稿してくれて嬉しいです!😭次も頑張って下さい!