第2作目✨誤字報告コメント欄~🙏東リべより武道君総受け、苦手な方は見ないことをおすすめします🍀見るのは本人次第ですが、怒りのコメントは受け付けません。
武道↪最強,記憶あり
他↪記憶なし、一部メンバー記憶あり、仲良し(?)
みんな同じ学校です
「みんなのヒーローは、すぐそこに。⁄1話」
生徒「なぁ?また東卍の幹部が入学したの知ってる?。」
生徒「知ってるに決まってんだろ。松野とか柴とかだろ?」
生徒「そうそう!この学校のランキングも変わるんじゃね」
ここはお金持ちが集う学校『東リべ学園』。有名どころの御曹司達が集い、卒業した暁には将来が保証される誰しも憧れる学園。そんな学園は弱肉強食、そうこの学校は腕っぷしの強い者がトップに立てる。ここの生徒達はやろうと思えば全部手に入ってしまう、それが嫌いなわけではないが刺激が足りない。そんな中始まったのが、喧嘩制度。一対一で喧嘩をしたり、チーム対抗で喧嘩をしたりと普通の学校ではありえないことだがココは違う。礼儀もなく、頭を使わず語り合える、生徒達が飽き飽きしているものが、この時間だけは許してくれる。それが生徒たちには嬉しく、親は子供を見て喜んだ。ここは誰しもが平等であり、拳で語る。個人の事情による喧嘩は、風紀委員により手厚く禁止され安全を守り男子校のようにみんな仲良しである。そして今日は入学式、多くの生徒が自分の教室に向かう中一人だけ違う方向に向かっているものが居た。
武道「職員室ってどこなんだ…。部屋が多すぎて分かりにくいな…」
花垣武道、年齢13歳。元”殺し屋”。
何故殺し屋がこの学園にいるのか…それは学校が決めた事だった。ご存知の通りここはお金持ちが集まる学校。色んな所から狙われ、生徒たちの命が危ないと考えた学校側はSPとして犯罪者たちに目をつけた。人を殺してきた奴らが守る側に立つというのは考えられにくいが、学校はある交渉をした。 『生徒たちを卒業まで守れた者には、釈放のチャンスを与える』と
俺の名前は花垣武道。タイムリープを”使えた”。
今はもう使えないと思う。なんでそんな曖昧なのかは許してほしい。俺はタイムリープを使い、結果的にはみんなを救えた未来もあったけれど、俺自身は幸せにはなれなかった。愛する人は他のところに行き、大切な友人には他の人がいる。自分で選んだ結果でも、ここまで無視されると限界になってしまい自分は自殺を選んだ、ちゃんとタイムリープは真一郎君に返して。
武道「真一郎くん」
真一郎「どうした?武道」
武道「真一郎くんが俺にくれたもの、返します」
真一郎「俺があげたもの?」
武道「はい、俺に希望を与えてくれたものです」
真一郎「俺何かあげたか?」
武道「はい、わからないかもしれませんが本当に大切な『真一郎ー!タケミッチと話してねぇでこっち来いよー!』
真一郎「マイキー!少し待てよ!すまんな、マイキーが…」
武道「いえ、大丈夫です。先マイキー君のとこ行ってください。」
真一郎「そ、そうか…。武道がそう言うならちと行ってくるワ…」
武道「はい。」
ちゃんと返せた。未練はないと言えない、大切な人たちを救えたけど役目を終えた俺は一人だった。ヒナは稀崎と付き合っており、かつての相棒千冬には場地さんがおり最近では一虎くんも合わせて場地トリオと呼ばれ、よく猫カフェに行ってる様子をよく見る。天竺のみんなには王のイザナ君が居て、今では前の未来のように荒くなく丸くなり今の時間を楽しく過ごしているそう…。もう俺いらなくね?そう思ってしまうのは許されないと思う、もう俺のことなんて忘れてんのに。黒龍メンバーに関しても、ココ君には茜さん、イヌピー君には”本物”の真一郎くん。柴家は仲良し不良一家とも言われ、それぞれいい未来を過ごし、強敵だったマイキー君には家族全員がいて、東卍のみんなに慕われよくみんなでファミレスに行っている”らしい”。俺はまったく誘われず、それが苦しくなり集会後の集まりにも顔を出さなくなったがもう誰も何も聞いてくれない。
『もういいよ。』
真一郎「武道ワリィ、遅れ、た…」
マイキー「あれタケミッチいねぇじゃん」
真一郎「おかしいな、帰ったのか?」
マイキー「そうなんジャネ、てか早く肉食べようよ~。せっかくのバーベーキューじゃん」
真一郎「あぁ…」
真一郎くんがマイキーくんの所に行った後、俺はビルの上に居た。佐野家を出る時も誰にも声をかけられず、みんな目の前の人と楽しく話していた。
武道「ビルから落ちるってマイキー君みたいじゃない?笑 俺の場合助けてくれる人なんていないけど」
夏のせいかぬるい優しい風が俺の体を包んだ。もういいんだよと言うように、俺は飛び降りた。タイムリープは真一郎にちゃんと返し、これが本当の最後のはずだった…。
武道「……。」
目を開けたとき、暗い部屋の中に居た。手はボロボロで体は細いが筋肉がちゃんとしている。明らかに普通の家庭ではなく、タイムリープは真一郎くんに返した。何かがおかしく、部屋にあったカレンダーを見ると2024年と書かれており俺は確信した。
武道「生まれ変わりだ…。」
ここ数ヶ月過ごしてわかったのが、ここは殺し屋ということだ。俺の生活は、与えられたご飯を食べ、自己防衛と言うなの殺し方を教わり、そして一番衝撃なのは、9歳から殺し屋として生きていく事だった。俺は今10歳であり、人は数人だけだが殺した。でもためらいはなかった。過去のタイムリープで自分が反社になった事があるからだ。最初は殺す事にためらいはあったが、自然と殺すのにためらいはなくなっていった。
武道「俺も人として腐ってんだ…。」
そしてここは殺す以外はとてもいい環境である事。ベッドはふかふかで、食事も健康管理の為かとても美味しいし栄養が考えられている。そしてここの人たちは厳しいが、実力次第で認められ優しくしてもらえる事。俺は反社経験もあり、厳しい訓練や今の体質により大人にも勝てるくらい強くなっていた。別に今の生活には不満がないし、前より居心地がいいとさえ思っていた時警察がアジトを侵略しにきた。原因は身内の裏切り、いつかはそうなると思っていたがあっけないものだ。幸い俺は年齢も年齢な為、罪は軽くなったが牢屋に入れられるのには代わりはなく警察に反逆するつもりもない為大人しくしていた。ここに入って3年、最近ではお偉いさんがここを来ているらしい。なんの用かは知らないが、わざわざここに来るほどだ。頭がイカれてるか、何かを企んでいるのだろう。
警察「おい。お偉いさんがお前らの様子を見に来るからいい子にしとけ。お前のことだから攻撃はしないと思うが、お前も一応犯罪者だからな」
ここの警察達は、俺のことを無理やり殺し屋として育てられた可愛そうな子供だと思っているらしい。実際そんな訳でもないが、訓練の傷により誤解がうまれてしまった。それにしてもお偉いさんが、実際に見に来るのは初めてなので映画の見すぎだろうか品定め的な感じか想像してしまった。怪しい実験などは勘弁なので警察の言う事を聞いとくのが一番だろう。そして現れたお偉いさんには妙に見覚えがあった。黒い短髪に黒い目、少しタバコの匂いとガソリンの匂いがしそれに懐かしさまで覚える。
武道(なんで真一郎くんが居るんだ…)
そう、まさに真一郎くんだった。変わらずイケメンなのはムカつくが余にも若すぎる。見た目も変わってなければ、歳をとった風にも見えない。そして一つの可能性として皆生まれ変わりをしたのでは…と言う可能性。それはまずい生まれ変わりで、もし記憶があれば皆はきっと固まって動いてるだろう。
武道(またあの日々に戻ってしまうのか…?)
真一郎「……。」
真一郎くんがこっちを向いた時、俺は目を合わせられなかった。罪悪感がない訳じゃないし真一郎くんが嫌いではないが、自然と目をそらしてしまった。真一郎くんが何故こんな所に居るのか、今の俺を見て幻滅したのではないか不安な気持ちが体を蝕んでいく。
真一郎「この子と話がしたい」
警察「はい、わかりました。」
武道「………」
どうやら真一郎くんは先に部屋で待っているらしい。俺は警察の後ろをついてくのだが、いつもより体が重くとても時間が長く感じた。
警察「ここだ、お相手に失礼がないようにな。」
どうやら警察はここで待つらしい。真一郎くんの要望らしいがここは防音部屋、警察も一緒ならまだよかったが二人きりとなると足がすくんでしまう。でも入らないと怒られてしまうのは承知の上なので、重い体を無理やりにでも動かした。部屋はよく映画でも見る所で向こうに真一郎くんが座っていた。俺もずっと立つのは疲れるので、大人しく椅子に座った。沈黙が流れる中、先に口を開いたのは真一郎くんだった。
真一郎「元気か?…」
武道「………」
その一言で察したが、元気かと聞く時点で真一郎くんは記憶を持っているのだろう。正直な感想、全然喜べないし記憶がない方がよかったとも思っている。前世ではいい子ムーブをしていたので、実際のところかなり気まずい。タイムリープを繰り返すうちに最初の純粋さは消えてしまったし、みんなに悪い印象を与えたらどうなるかわからないという理由でいい子にしていた、が今回は通用しない。見捨てるならさっさと見捨ててほしいと思うし、前世で苦しんだんだからもう離れさせてほしいと心の中で神様に文句を言う。
武道「それなりにはですかね笑」
真一郎「そうか…。」
『幻滅したのであれば、もう俺に関わらないでください』
真一郎「…断じて幻滅はしていない!!武道がココに居ると知った時は正直ビックリした…実はタケミチが死んだ後、脳内にタケミチの記憶が流れてきて倒れた後の記憶はない。目が覚めたらこんな状態になっていた…。多分タイムリープと関係していると思うが、正直俺らの事を助けるが為にあそこまで頑張ってくれた事本当に感謝してる。」
武道「……」
前世の時は真一郎くんに嫉妬していた時期があった。真一郎くんが居るだけでこんなにも人を救えて、所詮自分は真一郎くんの劣化版でしかないと思い込んでた。でも今世では俺の事を認めてくれる人が居て、俺も強くなった。正直アレも見られたのは恥ずかしいが…
武道「別に気にしてません、救えた事に後悔はないです。」
これは本当だ。どんなに俺が相手を憎んでも、不幸になってほしいとは一度も思わなかった。救わなければ良かったなど俺が許さないし、ちゃんとタイムリープの中には、俺を励ましてくれた奴も何度も助けてくれた奴も居たしそれはずっと俺の記憶の中で生きている。
真一郎「お前は、強いな…。そして人一倍優しい」
武道「…俺は元でも殺し屋ですよ。優しいなんて俺とかけ離れた言葉です」
真一郎「タケミチ…お前はココを抜け出したいと思わないか?」
武道「ココを?」
真一郎「あぁ。簡単なじゃないし、断ってくれても構わない。」
正直そんな事を考えた事はない。めんどくさいだけだと思って、警察には従順に接していたし日頃の行いのせいか、他よりよくしてもらってる自覚はある。でも、もし何も縛られない生活ができるのであればまた人の役に立ちたいと思ってしまう。またあの様な事になるかもしれないが、ならない可能性だってある。それを信じるのは個人だし、俺はバカだから少しでも夢を見てみたい。
武道「内容を聞いても?」
真一郎「……俺は今、とある学校で理事長をしているんだ。信じれないかもしれないが、その学校にはお金持ちの奴らが大勢通ってる。それで最近学校に侵入する不審者が多くてな、SPを雇おうと思ってるんだが適当な奴を雇ったら保護者の方から何を言われるかわからない。そんな時目をつけたのが新聞だ、お前らが捕まったニュースだな。そこで、お前らには生徒を守ってほしいと思ってるんだ。もちろん報酬は与えるし、勉強も無料でやらせてやる。そして報酬は、ココから出るチャンスを与える事だ。衣食住はこっち側が持とう。」
武道「………疑問なんですが、殺し屋がSPになったらそれこそ怒られませんか?うちは元々強いチームだったので、力には自身があります。それでお前らと言う事は、他にもいると言う事ですよね」
真一郎「あぁ、他にも居るがそいつらはもう承諾してもらった。そして確かに元は言えど殺し屋を雇うのは批判が集まるだろう。でも武道が居たチームはかなり温厚なはずだ。35~8歳の人間はあそこで育てられたのは重々承知している。根は腐ってないし、学校で功績を上げれば誰も文句は言わないだろう。警察の方でも、無理やり育てられた可愛そうな子供だと思われてるならそれを盾にもできる。」
武道(……)
確かにうちは子供を殺し屋に育てる所だった。仲良くしてもらっていた、29歳ぐらいのおっちゃんも育てられたらしい。このチームは、上の奴らが壊れていて子供は誘拐されたか、売られたかの二択だった。俺は売られたらしいが、おっちゃんは誘拐されたらしい。憎んでないの?と聞いてみた事もあったが、憎んでない訳じゃないが憎んでるのは上の奴らだけだ、と言っていた。それであくまでうちは、生きる為に人を殺していた奴らが多いし、人自体はなるべく温厚だ。そして昔からあの場所に居たからこそ、自由になりたいと思う奴らもそう少なくはない。
武道「一応わかりました…。でもなんで普通のSPじゃなくてココを?普通のSPでも強い人は沢山居ると思うんですが…」
真一郎「実はというと…うちにはマイキー達が通っているんだ。前もSPを雇った事があるんだが、うちはシェアハウス式の寮でな。SPもそこで暮らすんだが喧嘩が耐えなくて結局SPの皆さんは、全員辞めてしまったんだ。」
武道「なるほど…。」
確かに、マイキー君達は気難しいだろう。それに強いSP達は、それなりにプライドがあるはずだ。それに関してはうちは良い所だと言えるだろう。昔からの厳しい訓練や人を殺すのにはある程度のメンタルを持つ必要がある。そしてさっきも言ったが、うちは力には自信があるし学生のマイキー君達を抑える事は不可能ではないはずだ。でも…、マイキー君達が居るのは正直嫌だと思ってしまう…。俺の顔色が暗くなったのを察したのか、真一郎くんは慌てて説明をした。
真一郎「マイキー達には記憶はないんだ。記憶があるのは俺と橘兄弟だけだし、武道の場所を特定してもらったのも直人なんだ。橘兄弟以外は全員生まれ変わりをしていて、直人のお姉さんにはうちで働いてる。困った事があれば頼ればいい。」
武道「わかりました。でも条件があります…」
武道「ここが…東リべ学園…。本当にデカイな。」
俺は真一郎くんの言う通り、生徒という名のSPとしてこの学校に通う事になった。そしてその条件として『マイキー君達と同じ寮にしてください』と言った。真一郎君は驚きの表情で、本気かなど聞かれたがもちろん本気だ。マイキー君達が苦手なのは本当だが、もし別の出会い方で、もし別のカタチでもう一度友達としてバカをやれるのではないかと少しの希望と好奇心だった。もちろん嫌になったら、他の生徒のSPをやるということで真一郎くんもそれに了承してくれた。そして今日は輝かしい入学式、子供たちの声色が一段と明るくなる日。
武道「職員室ってどこなんだ…。部屋が多すぎて分かりにくいな…」
???「おい。」
忘れもしないあの見た目。猫目で金髪で、ツンとした整った顔。そしてかつて相棒と呼んでくれたその声。まさか早々元仲間と出会うとは…。
佐藤から
前回の「有名配信者「武」のファンは反社」が思ったより見てくださる方がいて本当にありがたいです😭コメントやいいねも貰えて主の励みになります💕コメントしてくれると返信は必ず、気になりさんはフォローさして頂きます😌1コメさんには一番上に出るようにハートを押すので、気になった方はフォローしてあげてください🍀そして、視聴者さんが増えてきたらファンマを作ろうかなと思っています☺️そしてファンマをつけてくださってる人には、物語にもいつか出てきてもらおうかなとも思ってるのでこれからの活動頑張っていきます🎶
それでは最後まで見てくれてありがとうございました🍀
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今日も今日とてお疲れ様でした( ^^) _U~
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内容、面白かったです!続き見たいです!