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コメント
11件
うわぉ……若井さんやばいですねぇ… でも中々面白い((( 次の話も楽しみにしてますね!
嘘でしょ若井さん…大森さんどうか幸せになってください、りょさんカモン!!(?)
クズ井じゃなくてもうクズクズ井まで来てる(?) 次回も楽しみでふ
大森サイド
「じゃ、元貴、さっさと帰って」
「わかい、?なんで、?」
「理由ならわかるでしょ?もう元貴がイけないからだよ」
「ま、まって、可愛くなったって、言って、今までずっと、」
若井は大きなため息をついた。
「わかんない?もう終わったことじゃん。さっさと帰れよ」
「や、やだっ、若井ともっと一緒にいるっ、」
若井は笑いながら俺に語りかけた。
「は、迷惑。大体、少し抱いただけで復縁したって思うのやめてもらっていい?俺にとって元貴は都合のいい捨て駒なわけ。だから、イけなくなった元貴なんて、もう俺は愛さない」
若井は脱ぎ散らかした服を履きながらまたため息をついた。
「もっと元貴はイけると思ったのになあ、残念」
その顔に俺の罪悪感が目を出して暴れ始める。
「ごめん、若井っ、まだおれイけるからっ、」
「ふーん。ほんとかなあ、?」
若井はそう言いながら俺の陰部に手を当てて激しく擦り始めた。
絶頂を迎えても、限界を迎えた俺の陰部からは薄くて微量の精子が出るだけだ。
「わかっ、もう少ししたらイけるからっ、」
「だから、何?泣かないで簡潔に言って」
「まだ、ここにいたいっ、」
「無理って言ってんじゃん。イけない無能は要らないの」
「若井が好きだからっ、まだここにいたい、っ、」
「俺はもう元貴のこと、好きじゃないし。いられても困るだけ。というか涼ちゃん連れてきてよ、涼ちゃんはイけるでしょ?」
若井は感情の読めない目で俺に話しかけた。
俺への愛なんて一つもなくて。
「若井、…」
「俺、もう元貴のこと好きじゃないよ」
「ぇ、…? 」
「そりゃそうでしょ、俺のこと満たしてくれればいいだけなのに色々求めてきてさあ、正直マジでうざいから。顔も性格も全然好みじやない。寧ろ、嫌い」
若井、と唇を動かす。
震えていると自分でもわかる唇からは、震えた吐息が漏れた。
若井はさっさと帰れ、と言わんばかりにこっちを睨みつけていた。
よろよろと、床から起き上がる。
脱水でよろけたけれど、若井は心配すらしてくれない。
若井からの視線は、冷たくて、怖かった。
俺は、震える唇で、若井に「ばいばい、」と声をかけたのに、若井は返事を返してくれなかった。
若井の家を出ると、朝だった街はもうすっかり夜に染まっていた。
♡&💬よろしくお願いします