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『髪』
「ふぅ、、、」
お風呂上がりのルイが頭にタオルを巻いてソファーに座る。先に風呂を入ったライ、ロイも同様、首にタオルを掛け寛いでいたが、ライが立ち上がり、ルイに問う。
ライ「ルイ、、髪傷むよ」
ルイ「ぇええ、、出たばっかでムリィ〜ッ」
首を振りながら、クーラーのあたる位置から断固動こうとしないルイ。
ライは、小さく苦笑し「はぁ、、、しょうがないなァ、、」ライは一旦リビングから出て、ドライヤーと櫛を持ってきて、ルイの後ろに立つ。
ライ「ほら、ルイ乾かしてあげるからさァ、タオル外してよ、、」
ルイ「えへへ〜、ありがとゥッお兄ちゃん♪」
ルイは素直にライの行為に甘え、タオルを外す。
ライ「やれやれェ、、困った妹だよゥ、、っ」
ライは小さく笑いながら、優しくルイの髪を乾かし始め、その一部始終を見てたロイが羨ましいそうに言う。
ロイ「ねェ、、、その後、僕達ねェッ」
急なロイの申し出にライは何言ってんだコイツ。と顔を顰めていると、、ぶっきら棒にロイが言う。
ロイ「いいじゃないかァ、ついでにやってくれたってさァ!暑いとこで乾かす気なんておきないんだからさッ」
ロイは風呂場の方向を指差し、ムリムリと言わんばかりに手を振る。
ライとルイは『(確かに、そう、、っ)』と思い
ルイ「アタシ達、みんな髪長いしねェ、、、一理ある、、お兄ちゃんも髪まだでしょ?」
ライ「ん?、、まぁそうだねェ」
ルイ「じゃァ、ここはッ協力し合おうじゃないかァッ♪」
ルイの提案によりその結果。
3兄弟妹はルイの髪の乾かし終えたら
ルイはドライヤーをもう一個取ってきて、ソファーにロイが座り、後ろでライがロイの髪を乾かし、ライの髪をルイが乾かし始めるのであった。
その3人の姿を、リビングのドアの隙間から見ていた保護者のペテルギウスは内心 (と、、尊いでッアリマスッッ)と目元と口元を抑えながら歓喜に震えていた、、のは内緒の話です、、。