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タイトル「Myself」
「うわっ」
小さな悲鳴とベッドから転がり落ちる音共に、床で目が覚めた
私は、ユラユラ立ち上がり、乱れたシーツやカバーをなおす
脳裏に、見た夢を思い出しながら
内容はこうだった
私は、夢の中で本を読んでいた
タイトルは「Myself」
そして、この一連の流れと思考が一言一句ピッタリと書かれていた
夢は、この朝起きてから私が夢の内容を思い出すところで終わった
まあ、ただの予知夢かも知れない
ただの予知夢が、本と言う形で現れ、そして今、それが実現したと
そんな簡単に納得していいのかと半分思いながら、パンにバターを塗り、テレビを見ながら朝食を食べる
ムシャムシャと咀嚼音をたてながらパンを食べきり、パンを置くために用意した皿を台所に置き、水を流して簡単に洗う
パッパッと手を振って水を飛ばし、パジャマからスーツへと着替える
ーーーー
自分の車を駐車場へ停め、勤めている会社の2階の整理課に行き、自分のデスクにつく
「やあ。相変わらず浮かれない顔してるね」
隣のデスクの友人がそうヘラヘラと笑いながら問いかける
「そう?まあ、今日変な夢見たんだよ」
「へえ?どんな?」
「忘れた」
「そりゃ無いなあ…」
つまらなそうな顔を為ながら、友人は大人しく作業へもどる
事務課や企画課の書類をファイル別に処理し、要らない書類をシュレッダーに掛け、各課への社内メールや提出書類をチェックする
メールの嵐に目を通しながらチェックしていると、1件のメールが目にとまった
「Myself」
タイトルはそれだけで、興味本位でクリックしてメールを開く
「タイトル「Myself」
「うわっ」
小さな悲鳴とベッドから転がり落ちる音共に、床で目が覚めた
私は、ユラユラ立ち上がり、乱れたシーツやカバーをなおす
脳裏に、見た夢を思い出しながら
内容はこうだった
私は、夢の中で本を読んでいた
タイトルは「Myself」
そして、この一連の流れと思考が一言一句ピッタリと書かれていた
夢は、この朝起きてから私が夢の内容を思い出すところで終わった
まあ、ただの予知夢かも知れない
ただの予知夢が、本と言う形で現れ、そして今、それが実現したと
そんな簡単に納得していいのかと半分思いながら、パンにバターを塗り、テレビを見ながら朝食を食べる
ムシャムシャと咀嚼音をたてながらパンを食べきり、パンを置くために用意した皿を台所に置き、水を流して簡単に洗う
パッパッと手を振って水を飛ばし、パジャマからスーツへと着替える
ーーーー
自分の車を駐車場へ停め、勤めている会社の2階の整理課に行き、自分のデスクにつく
「やあ。相変わらず浮かれない顔してるね」
隣のデスクの友人がそうヘラヘラと笑いながら問いかける
「そう?まあ、今日変な夢見たんだよ」
「へえ?どんな?」
「忘れた」
「そりゃ無いなあ…」
つまらなそうな顔を為ながら、友人は大人しく作業へもどる
事務課や企画課の書類をファイル別に処理し、要らない書類をシュレッダーに掛け、各課への社内メールや提出書類をチェックする
メールの嵐に目を通しながらチェックしていると、1件のメールが目にとまった
「Myself」
タイトルはそれだけで、興味本位でクリックしてメールを開く」
この文がのっていた
今、この瞬間まで、小説のように
何故、自分の動きが書いてあるのか、私にはわからなかった
そしてこのメールは、この文だけを残して終わっている
登場人物の紹介や、解説も、批評も、そこにはなく、これだけが書いてあった
私は、怖くなり、このメールを消去した
ーーーー
昼食中、会社の1階に置かれている本を読みながら自作の弁当を口にかきこむ
本は何でもよかった
ただ、意味のわからない一日を忘れられるのなら、何でもよかった
本のページを適当に開き、捲っていく
「我が世界の起源と、我が存在は「誰か」によって作られた、所謂キャラクターと言う存在だと私は考える」
哲学の本は内容が難しいが、それでも気を紛らわせれるのだから、たいしたことは無い
「もし、この世界が誰かの創作であるとすれば、いつ終わりが来るのか?そして、いつ、始まったのか?本章は、この問いについて私の考えをまとめた」
「18章:二次元か三次元か?また、始まりと終わりは?
私達は、常日頃から、自分の日常を生きている。が、しかし、私は、ふと思った。「世界」の始まりはどうなのか?と。地球が産まれた時?もしくは、宇宙が誕生してからか?猿人が台頭為てからか?そもそも「世界」とは何か。私達が行きている日常全てが「世界」なのか、宇宙も含めた全てが「世界」なのか?」
ページを捲ろうと紙を指でつまんだ所で昼食の時間の終わりを知らせるベルが鳴り響く
ーーーー
結局、理解が追いつかず報告書を誤ってシュレッダーに掛け、叱られる事になった
溜め息を吐きながら、自分の家の玄関に鍵を刺し、玄関を開けて家内に入ろうとするが、その時、玄関の前に段ボールが置かれていることに気づいた
疲れて気づかなかったか?と思いながら、段ボールを抱えて家内に入る
段ボールを机に置き、玄関を閉めて鍵を掛ける
段ボールに張られたガムテープをハサミできり、段ボールを開ける
「私は、段ボールに入っていた漫画の原稿を買い取り店に押しつけるために訪れた
「ああ、こんにちは」
明るい笑顔で店員は迎え入れるが、私はそれを無視して、包み紙ごと店主に渡した
「この奇妙な本を買い取ってくれよ。1万でも1円でもいい。とにかく気味が悪い」」
ここで原稿は終わっていた
荒い絵とコマ割り、ナレーションがあることから、漫画の下描きだとわかり、余計に気味が悪くなった
包み紙に原稿を入れ、売買しようと企んだ
ーーーー
私は、段ボールに入っていた漫画の原稿を買い取り店に押しつけるために訪れた
「ああ、こんにちは」
明るい笑顔で店員は迎え入れるが、私はそれを無視して、包み紙ごと店主に渡した
「この奇妙な本を買い取ってくれよ。1万でも1円でもいい。とにかく気味が悪い」
「ああ、そうなんですか?」
困惑したように私の顔をまじまじと見ながら、若い店員はその包み紙に入った原稿を受け取る
ーーーー
若手店員は、「それは配送ミスかも知れないから、送り先に返してください」とだけ言い、包み紙ごと私に返した
それに腹をたてながら帰路につくが、ふと、原稿に描かれていた「未来」を実行した事に気づいた
抗うこともできたのに、なぜしなかったのか
いや、実行したと言うより、「未来が来た」のかも知れない
恐怖に駆られ、バッグから形態を取りだし、哲学者である友人に電話をする
「なあ、明日、来られないか?ちょっと話したいことがあるんだ」
『なんだい?』
「運命論、創作物論、未来論…今、私にそれら全てが起きているんだ」
ーーーー
「いいかい?私にはね、「タイトル「Myself」
「うわっ」
小さな悲鳴とベッドから転がり落ちる音共に、床で目が覚めた
私は、ユラユラ立ち上がり、乱れたシーツやカバーをなおす
脳裏に、見た夢を思い出しながら
内容はこうだった
私は、夢の中で本を読んでいた
タイトルは「Myself」
そして、この一連の流れと思考が一言一句ピッタリと書かれていた
夢は、この朝起きてから私が夢の内容を思い出すところで終わった
まあ、ただの予知夢かも知れない
ただの予知夢が、本と言う形で現れ、そして今、それが実現したと
そんな簡単に納得していいのかと半分思いながら、パンにバターを塗り、テレビを見ながら朝食を食べる
ムシャムシャと咀嚼音をたてながらパンを食べきり、パンを置くために用意した皿を台所に置き、水を流して簡単に洗う
パッパッと手を振って水を飛ばし、パジャマからスーツへと着替える
ーーーー
自分の車を駐車場へ停め、勤めている会社の2階の整理課に行き、自分のデスクにつく
「やあ。相変わらず浮かれない顔してるね」
隣のデスクの友人がそうヘラヘラと笑いながら問いかける
「そう?まあ、今日変な夢見たんだよ」
「へえ?どんな?」
「忘れた」
「そりゃ無いなあ…」
つまらなそうな顔を為ながら、友人は大人しく作業へもどる
事務課や企画課の書類をファイル別に処理し、要らない書類をシュレッダーに掛け、各課への社内メールや提出書類をチェックする
メールの嵐に目を通しながらチェックしていると、1件のメールが目にとまった
「Myself」
タイトルはそれだけで、興味本位でクリックしてメールを開く
「タイトル「Myself」
「うわっ」
小さな悲鳴とベッドから転がり落ちる音共に、床で目が覚めた
私は、ユラユラ立ち上がり、乱れたシーツやカバーをなおす
脳裏に、見た夢を思い出しながら
内容はこうだった
私は、夢の中で本を読んでいた
タイトルは「Myself」
そして、この一連の流れと思考が一言一句ピッタリと書かれていた
夢は、この朝起きてから私が夢の内容を思い出すところで終わった
まあ、ただの予知夢かも知れない
ただの予知夢が、本と言う形で現れ、そして今、それが実現したと
そんな簡単に納得していいのかと半分思いながら、パンにバターを塗り、テレビを見ながら朝食を食べる
ムシャムシャと咀嚼音をたてながらパンを食べきり、パンを置くために用意した皿を台所に置き、水を流して簡単に洗う
パッパッと手を振って水を飛ばし、パジャマからスーツへと着替える
ーーーー
自分の車を駐車場へ停め、勤めている会社の2階の整理課に行き、自分のデスクにつく
「やあ。相変わらず浮かれない顔してるね」
隣のデスクの友人がそうヘラヘラと笑いながら問いかける
「そう?まあ、今日変な夢見たんだよ」
「へえ?どんな?」
「忘れた」
「そりゃ無いなあ…」
つまらなそうな顔を為ながら、友人は大人しく作業へもどる
事務課や企画課の書類をファイル別に処理し、要らない書類をシュレッダーに掛け、各課への社内メールや提出書類をチェックする
メールの嵐に目を通しながらチェックしていると、1件のメールが目にとまった
「Myself」
タイトルはそれだけで、興味本位でクリックしてメールを開く」
この文がのっていた
今、この瞬間まで、小説のように
何故、自分の動きが書いてあるのか、私にはわからなかった
そしてこのメールは、この文だけを残して終わっている
登場人物の紹介や、解説も、批評も、そこにはなく、これだけが書いてあった
私は、怖くなり、このメールを消去した
ーーーー
昼食中、会社の1階に置かれている本を読みながら自作の弁当を口にかきこむ
本は何でもよかった
ただ、意味のわからない一日を忘れられるのなら、何でもよかった
本のページを適当に開き、捲っていく
「我が世界の起源と、我が存在は「誰か」によって作られた、所謂キャラクターと言う存在だと私は考える」
哲学の本は内容が難しいが、それでも気を紛らわせれるのだから、たいしたことは無い
「もし、この世界が誰かの創作であるとすれば、いつ終わりが来るのか?そして、いつ、始まったのか?本章は、この問いについて私の考えをまとめた」
「18章:二次元か三次元か?また、始まりと終わりは?
私達は、常日頃から、自分の日常を生きている。が、しかし、私は、ふと思った。「世界」の始まりはどうなのか?と。地球が産まれた時?もしくは、宇宙が誕生してからか?猿人が台頭為てからか?そもそも「世界」とは何か。私達が行きている日常全てが「世界」なのか、宇宙も含めた全てが「世界」なのか?」
ページを捲ろうと紙を指でつまんだ所で昼食の時間の終わりを知らせるベルが鳴り響く
ーーーー
結局、理解が追いつかず報告書を誤ってシュレッダーに掛け、叱られる事になった
溜め息を吐きながら、自分の家の玄関に鍵を刺し、玄関を開けて家内に入ろうとするが、その時、玄関の前に段ボールが置かれていることに気づいた
疲れて気づかなかったか?と思いながら、段ボールを抱えて家内に入る
段ボールを机に置き、玄関を閉めて鍵を掛ける
段ボールに張られたガムテープをハサミできり、段ボールを開ける
「私は、段ボールに入っていた漫画の原稿を買い取り店に押しつけるために訪れた
「ああ、こんにちは」
明るい笑顔で店員は迎え入れるが、私はそれを無視して、包み紙ごと店主に渡した
「この奇妙な本を買い取ってくれよ。1万でも1円でもいい。とにかく気味が悪い」」
ここで原稿は終わっていた
荒い絵とコマ割り、ナレーションがあることから、漫画の下描きだとわかり、余計に気味が悪くなった
包み紙に原稿を入れ、売買しようと企んだ
ーーーー
私は、段ボールに入っていた漫画の原稿を買い取り店に押しつけるために訪れた
「ああ、こんにちは」
明るい笑顔で店員は迎え入れるが、私はそれを無視して、包み紙ごと店主に渡した
「この奇妙な本を買い取ってくれよ。1万でも1円でもいい。とにかく気味が悪い」
「ああ、そうなんですか?」
困惑したように私の顔をまじまじと見ながら、若い店員はその包み紙に入った原稿を受け取る
ーーーー
若手店員は、「それは配送ミスかも知れないから、送り先に返してください」とだけ言い、包み紙ごと私に返した
それに腹をたてながら帰路につくが、ふと、原稿に描かれていた「未来」を実行した事に気づいた
抗うこともできたのに、なぜしなかったのか
いや、実行したと言うより、「未来が来た」のかも知れない
恐怖に駆られ、バッグから携帯を取りだし、哲学者である友人に電話をする
「なあ、明日、来られないか?ちょっと話したいことがあるんだ」
『なんだい?』
「運命論、創作物論、未来論…今、私にそれら全てが起きているんだ」って、未来を実行したり、今までの思考も当てられたんだ…。メールとか…夢とか…」
全てを説明した私は、友人の反応を待つ
友人は、腕を組み、天を見ながら考えた後、頭を下げ、スッと私を見ながら口を開く
「世界そのものが創作であり、作者が居るのかも知れない…と言うのが創作物論だ。そしてそれは、僕の中で「創作物論はただの仮説ではなく、実現する」と結論付けた。多分だが世界は、君が描かれた時点で始まり、そして、君が語った展開も、反応も、全て作者に描かれたものかも知れない」
「すると、私達は、創作物なのか?」
「わからない。そもそも「自己」という定義が曖昧なんだ。自分が創作物であっても、僕達は明確に「自己形成」をしている」
「…つまり?」
「僕は創作物の中で生きるモブか、創作物の中で生きる人間か」
「…じゃあ、私は、私達はどうなる?」
「わからない。もし創作物論が本当なら…その行く末は誰にもわからない。作者以外ね」
ーーーー
ここまで書いた原稿を、編集長に見せる
「ああ、良いじゃないか。タイトルのMyselfと相性がいいし、主人公である「私」が哲学者である友人に問いを投げ掛ける部分で終わるのが良い。答を見せないのが評価できるよ。村田先生」
「ありがとうございます」
私は、それだけ返した
ーーーーー
ここまで書いた原稿を、編集長に見せる
「ああ、良いじゃないか。タイトルのMyselfと相性がいいし、主人公である「私」が哲学者である友人に問いを投げ掛ける部分で終わるのが良い。答を見せないのが評価できるよ。それに、作者である「村田先生」というキャラが原稿を見せて終わるのが、循環しているようだ。永井先生」
「ありがとうございます」
私は、それだけ返した
ーーーー
ここまで書いた原稿を、編集長に見せる
「………ああ、良いじゃないか。タイトルのMyselfと相性がいいし、主人公である「私」が哲学者である友人に問いを投げ掛ける部分で終わるのが良い。答を見せないのが評価できるよ。それに、作者が原稿を見せて終わるのが、循環しているようだ。2回連続続けてるのも良いね。いいよ。桐島先生。「村田先生」というキャラが編集長に原稿を見せるシーンを「永井先生」というキャラが書いていて…って入れ子構造と無限後退してるのがいいよ」
「ありがとうございます」
私は、それだけ返した
ーーーー
そして、作品の冒頭部分から読み返す
「タイトル「Myself」
「うわっ」
小さな悲鳴とベッドから転がり落ちる音共に、床で目が覚めた
私は、ユラユラ立ち上がり、乱れたシーツやカバーをなおす
脳裏に、見た夢を思い出しながら
内容はこうだった
私は、夢の中で本を読んでいた
タイトルは「Myself」
そして、この一連の流れと思考が一言一句ピッタリと書かれていた
夢は、この朝起きてから私が夢の内容を思い出すところで終わった…」
ーーENDーー
作:ねこむすび
#たぐなんかねえよお前なにいっとん
コメント
4件
Myselfは自分自身という意味だが… 裏の裏の裏を読んで、主人公自身が何かしらの病気で錯乱している可能性なあるが… 「Myself」という名前のものに接触することによって主人公は最初に戻る 恐らく条件は中身を見ること? つまり自分自身の中身を見る=自分自身と向き合う?? つまり主人公は精神疾患持ち?? というか此の作品の名前自体の名前がMyselfだから主人公は我々?? こりゃわっかんねーわ
これ、めっちゃ好きです…! 予知夢→メール→原稿って情報が入れ子になってどんどん侵食してくる感じ、SFホラーとしてすごくゾクゾクした。特に最後の「編集長に原稿を見せる」繰り返しで階層が無限に増えていく構造、ガチで好み。読み終わった瞬間「えっ今どこにいるの私!?」ってなった。続きめっちゃ気になるわ🔥