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二章 神噺
16話「神噺・肆」
「さて、行くぞ。ほら、うp主も早く準備!」
「分かった分かった…。」
「おー!」
僕の名前は海魔碧、訳あって幼児退行した創造神だ。
今は”二級爺さん”のところに行くため、しょこらの背中に乗せてもらっている。
「しょこらぁ…」
お、喋れる。
この際だから一応言っとくか…
「…なんだ」
「喋れるようになったから言うけど…さっきの”部下”…僕が選ぶからね…」
「別にいいけど、当てでもあんのか?」
「別に無いよ?ただ…ぼくが選ばなきゃいけない気がして…」
「なんじゃそりゃ」
そう、本当になんでかわからないけど、今ここで僕が選ばなかったら、この先何か物語が終わりを告げてしまう。そんな感じがしたのだ。
「ところで『導』…」
「あ?」
「何でお前まで幼児化してんだよ」
「あーあー!」
声では何言ってるか全くわからん。僕の時もこんな感じだったのか?
「あうあう」
「ん?」
「あーあー」
これは…なんだ?
なんて言ってるかわからんのに頭では理解できる。
幼児同士だからか?
「あー?」
「あー」
「何話してんだ…?」
ああ。その気持ちはよーくわかる。
僕だって頭では理解できても言葉としては訳わかんないもんな。
「『導』、僕が楽しそうだから幼児化したんだって」
「…しょうもな」
「あ?あーあーあー」
「痛い痛い痛い…」
甘噛み級のパンチすら痛く感じるしょこらって…一体どんな感覚してるんだ?
「さてさて着いたぞ…二級爺さんの家。」
「ここか…。」
「おい爺さーん…こいつぁどう言うことだ?」
爺さんが出てきてすぐに、いつの間にか魔法を解除して元に戻った『導』が、質問を投げかける。
「おお…一月経ってついに効果が出たか…既に成長し始めているようだが…。」
「爺さん…あんた僕に何した?」
「魔法の実験をした」
ああ…神よ…
この男は一体何がしたいんだろうか…
もしくは毎日投稿ができなくて作者の頭がおかしくなったのか?
「しかし少年よ。この魔法の効果は遡った年月だけ続くのだ。私にも外せない。」
「…ってことは…多分これ8歳くらいだから…元の俺の15歳の姿になるまで魔法は外れないってことか…」
「そういうこと」
まあ…7年位なら…待ってもいいかな。
この爺さん先が長くないから間に合うかわからんけど。
「いやあしかし神様にもいい実験台がいたもんですなぁ」
「絞めるぞ?」
こいつ腹立つな。僕が絞めていいか?
「じゃあな爺さん。元に戻った暁には締め上げるからな。」
「おうやってみろ」
「しかし8歳か… 色々面倒だな…」
8歳となると、小学2年生。
小学2年生は、1年生より多いんじゃないかってくらい学ぶことの多い学年だ。
「…学校って行かなきゃだめ?」
「だめ。面白そうだし…『導』が8歳だから、一緒に行ってこい。」
「うぅ…」
こうして、僕の小学校生活が始まったのだった。
終