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──────???視点──────

村長からの解散の言葉によりそれぞれがリビングを離れたり、そのまま居座り談笑を始めたりする。私はそんな人達を横目にその部屋を去る。猫のように音を立てない。

私はほんの違和感を感じていた。最近茶子がガンマスさんの意見に従いすぎな気がする。いや、最近というかガンマスさんと会ってからそんな漠然とした嫌な予感がする。


茶子だけじゃない。れいまりさんだってそうだ。いくら尊敬しているからと言ってあそこまで従うものだろうか?なんて思考しながら私は自分の部屋に戻る。


簡素だけれども部屋は全体的に明るく、鏡に映る私の目は光っているし、猫耳も生えてしまっている。

──────あぁ、まただ。

私は目を瞑り念じる。なりたい姿に。茶子と同じ姿に。

数秒の時間を使い、イメージをしっかりとねる。そして目を開ける。部屋は暗くなっているし、私の頭には猫耳はない。

その代わりに透明の羽が生える。茶子とは色違いの綺麗な色。私を唯一彩るもの。


私は棚に入っているノートを取り出す。茶子があの状態になった時からその状況などをノートに記録している。

何十冊にも及ぶ本は私の努力を嘲るように見下す。それを無視して私は書き始める。


やっぱりガンマスさんの意見で自分の意見を変えていたことなどを記録する。ただの自己満足かもしれないし、それでも構わない。

今の私の精神状態は危ういだろう。私自身を客観視すると、最愛の姉が姉の尊敬している人の言いなりになっている。それは恐怖以外の何物でもない。


他にも不可解な点はある。茶子は人間が大っ嫌いなはずだ。私も嫌いだけれど…。姉はもっと酷かった。山に来た人間をつるで縛り付け、その人間を木へと変える。複数人で来てた場合そいつらを肥料として使った。

妹である私もあの時はさすがにひいた。今思い出しても身震いをする。


まだある。姉は今ほど温厚な人ではなかった。争いを好まないとか言っておいて真っ先に前線へと行くし、相手に自分が仲間だと思わせて裏切る…なんてよくやってたし、好んでいた。

正当な手も卑怯な手も使う。敵からしたら厄介極まりない相手だったはずだ。

今見ればどうだろうか?戦闘よりも仲間を優先して動くその姿…昔と比べると少しだが信じ難い。


私はある仮定を立てる。

1つ目、記憶喪失

1部の記憶喪失。茶子の人格が壊れてしまった可能性。それをガンマスさんに助けてもらってそのまま従っている…

あまり可能性が高いとは言えない。なぜならそれなら魂の形?が変わっているはずだがらだ。少なからず村長からそんな反応は見られなかった。


2つ目、私の記憶がおかしい

そのままの意味で受け取ると単純に私が馬鹿ということになるが、そういうことでは無い。記憶を植え付けられた。もしかしたら私達は元々ガンマスさんに育てられた可能性。あり得るとは思っている。ただ、可能性はこちらも低い。なぜならそれをれいまりさんはネタにしてくるだ。まあ、あの人の記憶もおかしい可能性があるけれど…


3つ目、恋

1番なって欲しくない可能性だが、いちばん高いのはこれだ。好きな人のために〜的な…いっちばんあって欲しくないパターンだが、他のパターンが無さすぎるため、必然として高くなっている。そしたら私は…どうすればいいのだろうか?








…なんて思ってるのバレバレですよ〜?菓〜子〜さんッ


菓子さんが気配を消してリビングから出たので何かしらありそうだと思い、後をつける。そしてあとは心を読む。簡単なお仕事


さて、菓子さんはそんなことを思っている訳だが…中々面白い考察だ。そんな考えもあるのかと私は感心してしまう。


さて、情報はこのくらいでいいだろう。念の為知らせておこう。


私は足早に自分の部屋へと戻る。情報を伝えるのはテレパシーで十分だ。






──────いえもんさん視点──────


俺は静かに緑茶をすする。みんなの笑い声や煽ったような声、甲高い声が響き渡るリビング。

爆発音が聞こえるが気にしない。

静かにしていても、なぜだか分からないがヘイトをかう。


「死ねッッッッッ!!!!!!」

「は?死なねぇッッ!?ラテ!?おいそっちは…ッッ!?」


さっきまでウォーター弾を飛ばしていたうぱさんは動きを止める。ラテさんが飛ばした火球を水で固める…さあ大変!ラテさんが飛ばした火はマグマだったようで一瞬で冷やされて黒曜石へと変わる。

てか、マグマとか使っておいて部屋は傷ひとつないのすごいな!?なんてツッコミを入れるが、その黒曜石は…


──────俺の湯のみにクリーンヒット。この湯のみは戦闘用として作られてない。つまりは普通の湯のみだ。つまりそんな黒曜石みたいなのに当たったら


──────パリーンッッ!


俺の飲んでいた湯のみが目の前で粉々になる。


…どうやら死にたいようだ。


俺はレイラーさんから無言で渡された毒を貰う。レイラーさんも家を作った張本人だ。さすがに部屋で暴れられるのは心外なのだろう。その表情は怒りに満ちている。


「どうやら死にたいようですね…?」

「ヒッ…」「ぇッ…?」


俺が普段怒らないから油断したのだろう。俺が怒った圧に2人は恐怖に染められた短い音を発するが、俺には聞こえない。


「死ね」


リビングでは締められたうぱらてとそれをネタに嘲笑うめめ村のメンバー、2人だけ心配している茶子みぞの2人で構成された。









ここで切ります!誤字脱字えぐそうですがすみません先に謝ります。間に合いました!中々ギリギリですが、内容は少し濃いめにしたはずです!楽しんでください!

今回は序盤はいえもんさん視点以外からスタートしました。最初っから視点はれいまりさんで、菓子さんの思っていることが綴られています。不自然じゃないように喋らないようにはしました。謎の意識ポイント


それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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コメント

64

ユーザー

黒曜石が湯呑みにクリーンヒットッ! iemnさん激怒確定演出!! ltupに大ダメージ!!! #ltupは倒れた#

ユーザー

やっば…読んでる途中に寝落ちしちゃった…

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