この作品はいかがでしたか?
201
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⚠︎ オリキャラ 男夢主
⚠︎ 原作改造
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要(かなめ)side
教室の扉が開きっぱなしだったため、そこから顔を覗かせる。
『…あれ』
誰もいなかった。遠くから話し声が聞こえる。…あ、外か。
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太陽がカンカンと照りつける中、パンダ以外はグラウンドを走り回っていた。
真面目だなあいつら…。俺ならサボってるわ。
グラウンドがよく見える、木々の影がある場所に座りながらそう思った。
『…あ』
憂太の目が腫れてる。どうやらパンダの嘘ではなかったみたいだ。
『…ほんとお人好し、』
「それが憂太のいい所でしょ〜」
いきなり声を掛けられた。そっちを向く。
『…悟』
「…怪我、大丈夫?」
悟はしゃがんで、頭にある包帯を触ってきた。
『……良くあることだし』
「報告書の内容が違ってた事、ちゃんと上に伝えてきたから!」
なにやら満足気に言う。それも良くあることなんだけど。
笑い声が聞こえて、グラウンドを見た。何故か憂太に目がいった。
「…憂太、気になる?」
『……。』
俺は何も言わなかった。悟の方も見ず、あっちで話している3人を見ていた。
「アイツと似てるから?」
急にあの人の名前が出てきて、驚きのあまり悟の方を向いてしまった。
『…え』
やらかした。反応してしまった。
「……」
悟はただ無言で、俺を見つめる。何時もは綺麗だと思う目も、今日は怖かった。
サングラス越しに静かな圧を感じる。
『…っ』
耐えきれなくて、悟から顔を背けた。
「…要」
「正直に答えて。」
悟が違う。怒ってる。逃げる事も出来なくて、これからくる質問に答えるしかなかった。
「…」
悟が口を開こうとした。
「…あ!要くん‼︎」
が、憂太の声によってかなわなかった。
『…憂太、っ⁉︎』
「要くんだ〜…!」
憂太に声を掛けたと同時に、憂太が俺を抱きしめた。怪我をさせてごめん、とひたすら謝っている。
『ちょ、苦しい…』
ほんとに苦しい。結構な力で抱きしめられている。憂太は自覚がないようだ。
「…」
『…?さとr』
「ほら憂太〜、真希が暇そうに待ってるよ〜?」
様子が変だった悟に声を掛けようとしたら、それよりも先に元に戻った。
「あ!本当だ!」
またねと言って、憂太はグラウンドに戻って行った。また、2人になる。
顔を見れなくて俯いていると、悟が口を開いた。
「…まぁ、しばらく安静にしておきなよ。」
と、俺の頭に優しく手を置きながら言った。恐る恐るそっちを見ても、悟はすでに校舎に向かって歩き出していた。
俺はその後ろ姿をただ見つめることしか出来なかった。
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悟side
『アイツと似てるから?』
わざと、アイツのことを言ってみた。すると要は驚いたように俺のことを見る。
それで確信した。だから伝えようとした。
“ まだ、アイツのことを待ってるの? ”
『ふーッ…』
校舎に戻って席に腰を掛けた途端、深く息を吐いた。
「ため息なんて珍しいなぁ、もう年か?」
ヤニを吸いながら硝子が言う。聞いてはいるが、興味はなさそうだ。
『……』
「…悟?」
俺は硝子の方を見ずに言う。
『もしさ…、』
『ここに裏切り者と繋がってる奴がいるって言ったら、』
『……硝子ならどうする?』
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ヨロシク。
読んでる方、💬ちょうだい?
コメント
3件
相変わらず、作品作り天才ですね。 凄すぎて、顎が外れました。