この作品はいかがでしたか?
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⚠︎ オリキャラ 男夢主
⚠︎ 原作改造
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悟side
硝子はヤニを吸いながら、少し考えて俺を見た。
「それ…、」
「要(かなめ)のことか?」
『…なっ、』
言い当てられて動揺した。硝子は呆れたようにまたヤニを吸う。
「分かりやすいんだよ、お前は…」
ちょっと悔しい。
しばらく沈黙が続いた。俺は要の最近の様子を思い出してた。
すると突然、硝子が言った。
「繋がってはないんじゃねぇ?」
『……は?』
ヤニを消しながら、何かを考えて、
「繋がってんなら、そもそも待ってないだろ、要。」
「それか、あっちからの一方通行。」
『……』
「なんだよ、惚れたか?」
と、ドヤ顔している硝子に
『いや?明日、雪でも降んのかな〜って』
「は?」
そう一言、言ってやれば硝子は間抜け面をしていた。
なにか言われる前に逃げておく。
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“ なんで、”
あの時、声には出ていなかったが、要は確かにそう言った。
『……なんで、か。』
気付かれないとでも思っていたんだろうか。もう、11年も一緒なのに。
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今から約11年前…
俺との約束を断ってまで、アイツが行く所があるなんて言うから。それが気に入らなくて、
俺を止めているのを無視して着いて行った。
少し肌寒い日だった。
着いたのは広くて立派な弓道場。
呪術界でも有名な家系の奴が1人のために買い取ったらしい。
俺が入るのに躊躇っていたら、アイツが教えてくれた。五条家ということを気にしなくていいみたいだ。
とても清潔にされていた。
いや、あまりにも清潔にされすぎていた。
冷たい場所だった。
壁を撃ち抜くような音が響いた。静かだから建物の奥まで響き渡っていた。
こっちだよと、アイツが俺を呼んだ。集中しているから静かにしててと注意付き。
そして外に通じる扉を開けた。
『……わ、』
また音が響いた。今度はしっかりと余韻まで感じる。
ガキがいた。
アイツがガキの名前を呼んだ。
ガキはアイツに気づくと、機械みたいに無表情だった顔を綻ばせた。
とても、嬉しそうだった。
カチャンと弓を落とすと、勢いよくアイツに抱きついた。アイツもまた、嬉しそうな表情をした。
ガキを大事そうに撫でていた。
ほんの数秒間の僅かな光景が、これでもかというほど俺の脳に焼きついた。
ガキが俺に気づいた。アイツが俺の紹介のようなことをしていると、ガキは驚いたように俺を見た。
そしてアイツの袖を引っ張って後ろに隠れた。
何故だか気に入らなかった。
俺はガキの前まで行って、しゃがんだ。アイツが驚いた顔をしていた。
『五条悟。お前が大好きなコイツのダチ。』
しっかりと、ガキの目を見て言った。ガキがアイツにだけ懐いているのが心底、気に入らなかった。
アイツがガキに、俺と仲良くするよう言った。ガキは俺とアイツの顔を交互に見てから、頷いた。
それがまた、気に入らなかった。
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next_❤️100
❤️&💬&👤+
ヨロシク。
コメント
6件
全話読んだけどくっそいいです最高です神ですか😭👏✨