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md視点
俺が運営国にきたのはらだおくんに拾ってもらったから
これはみんなの共通認識だと思うし嘘はついてない
みんなに言ってないのはその前。拾われるまでのお話
俺は、昔研究所にいれられていた
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「緑色。実験の時間だ」
研究所にいたとき、俺は毎日のように実験をされていた
研究所に入った経緯は複雑
俺はC国の王子として産まれた。が、長男ではなく三男として産まれた
長男は王を引き継ぎ、次男は外交官のような存在になった。
2 人で助け合い、国を治めていく姿は俺の目から見てもかっこよかったし尊敬してた
俺は出来損ないと呼ばれ、幼い頃から両親から虐げられていた
兄達はそんな両親から俺を庇ってくれていたけど、そのとき両親は長男の王位継承が終わっていなかったため権力が強く、完全に守ることはできなかった
俺は、いてもいなくてもいい存在
これは俺も思ってたよ
兄達だけでいいんじゃないかなって
ある日、言ったんだ
「俺を気にしないで」って
賢い兄達は俺の意思を汲み取ってくれた
両親はその隙に漬け込むように俺のことを研究所にいれた
「次は目に特殊瞳を入れてみようか」
その日、俺の瞳から瞳孔が消えた
その代わり、俺の目に紋章のようなものができた
その紋章はあいつらによると感情がどうとか色々言ってたけど忘れちゃった
その記憶だけモヤがかかったみたいに思い出せない
目はそんな俺の思いと裏腹にキラキラと光り、輝いた
…そのときから俺は、涙を流せなくなった
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こんなことしか考えられないぐらい
実験は苦しくて痛くて気持ち悪くて、
ねぇ、あの服の人ってC国だよね
いまさら、なにしにきたの
俺、関係あるの、?
もう、わかんないよ
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cn視点
「それはこちらとしても厳しい条件でして…」
「ふむ。R国はこの条件を飲めないということでよろしいのか? 」
「ここの条件をひとつ、変えさせていただけたら…」
さっきから話し合いが纏まらない相手はC国
しかも下っ端っぽい
総統であるらっだぁと外交官の俺がいる場で下っ端って…ねぇ
しかも最近なーんかきな臭いんだよねぇ
条件としては同盟のことと、貿易のことと、協力申請のこと
別に同盟と貿易はいいんだけど、協力申請がねぇ?
風の噂かもしんないけど、実験が盛んらしいし…しかも人体実験…
俺としてはこの国が危険にさらされるぐらいならこの条件は飲みたくないってのが本音
普通に人体実験って倫理観おかしいよね?
「では、こうしましょう。貴方の国の幹部である、緑色を貰いましょう」
は??
思わず思考が停止する
ここまで何も口を挟まずにいたらっだぁが口を開く
「1週間お待ちください。その間に決断をします」
C国の相手はニヤッとした笑みを浮かべ
「了解しました」
と言った
その後、相手は帰りらっだぁと2人になった
「なんで!!?みっどぉが危険になるんだよ!!?」
総統だからとか、そんなの関係ないぐらいにらっだぁに対して叫ぶ
「まぁまぁ。俺も別にみどりを渡すとは言ってないでしょ?」
「じゃあ、なんで」
「コンちゃんも知ってると思うんだけど、あの国って、ちょーっとやばめな感じじゃん?」
さっきも言ったように人体実験とかが噂になってるから、やばめなのは間違いない
「そう、だね」
「そのC国がみどりを欲しがってる。それって何か理由があるとしか考えられないからさ。」
C国 、人体実験、みどり、
共通点があるとは思えないけど、どうだろう
さぁ、この判断が吉と出るか凶と出るか
「とりあえず、みどり呼ぶか」
「そうだね、インカムで俺が呼んどくよ 」
そう言いインカムを繋ぎ呼ぶが、返事はなかった
「…みっどぉ?」
彼の秘密を知るまでのお話
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