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「『正しい』天使の『あつ』かいかた」壱

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あらま、母親は私をどうしたと思います?


─.売り出したんです。浄土主遊郭に。

周りは歳頃のおなごばかり。

嗚呼。これからオトコに犯されるのか。

そんなの想像して見てくださいよ。

吐きそうで吐きそうで堪らなかった。

嫌でしょう?

それこそ最初は雑用係に回されまして。

その遊女屋の長なんでしょうかね?

とても気のいいおばさまがいらして。


「見るのも嫌でしょうけど、目を慣らすのも兼ねて、しっかり見学しといた方が良いわよ。」


と。

今思えば見学させて頂くべきだったかもしれませんね。

その頃の私も幼いですから、そんなもの見てられるかと、見ようとはしませんでしたね。

そして私は雑用係を卒業し、七歳になった頃、男ですけど、売春婦とでも言うのですかね?遊女と言うべきでしょうか?

その、犯される側に回されることになりまして。

その時、私はもうダメなんだ、と。死んでもいい、と。

本気で思いましたよ。

本当に。本当に。地獄だったんです。

『正しい』天使の『あつ』かいかた

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