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ホワイトハウス 大統領室
夕暮の日差しがマーク大統領のおデスクに差す
ジリリリリ!
ガチャリと受話器をゆっくりと取った
大統領「なんだ…なんだと?すぐに繋げてくれ」
マークはスイッチを押し、陸軍基地の無線チャンネルに切り替えた
CIA長官「大統領と繋げた、用件を話せ」
ティード「よぉ、あんたがアメリカのボスか?」
大統領「何者だ」
ティード「俺の名はキャプテン・ティード・ロード、海賊だ」
ティード「この三人の兵士と引き換えとして貴様らの兵器を要求する」
大統領「兵器…?一体どの兵器だ…?」
ティード「貴様らの世界で最も強大な威力を放つ爆弾だ、それを3つよこせ」
大統領「まさか…核爆弾か!?」
ダイ「大統領!!!!俺らに構わず断ってください!!!!」
ダイは叫んだ
バードリー「黙れ!家畜め!!」
バシン!
バードリーはダイの頬を引っ叩いた
ティード「いいか?勘違いするなよ大統領、俺たちの手にかかればあんたの国などすぐに滅ぼせる」
ティード「…ふはは、良いことを思いついた」
大統領「?」
ティード「貴様らの国を交渉材料にする」
ダイ「なに、言ってんだ…?」
ティード「バードリー、ゲートの先の女神を破壊しろ」
バードリー「キえええい!!」
ヒューン!ヒューン!ヒューン!ヒューン!
ゲートの向こうへ羽爆弾を飛ばした
ドカーン!!ドカーン!
自由の女神像が爆発し、崩れた
ダイ「おい!よせ!」
長官「なんということだ…」
ティード「どうする?このまま侵攻を続けてもいいが」
大統領「わかった、わかったからやめてくれ、頼む」
大統領「核を3つ引き渡す」
ダイ「大統領!!!」
大統領「だが約束しろ、私たちの世界に手を出さないでくれ」
ティード「あぁ、約束しようじゃないか」
翌日
朝日と共に、陸軍基地の滑走路に核ミサイルを並べた
ティード「来たな、レガース繋げろ」
変わらずスモーク山に滞在してるティードたちは再び、アメリカと接触を試みた
大統領「来るぞ…」
70名の重武装隊員と戦車、装甲車20体、上空には軍用ヘリ30体が核を取り囲んだ
ビュン…
記者数名とカメラマンを乗せたテレビ局のヘリコプターが基地をぐるぐると周回している
ニュースリポーター「信じられない光景です。核の前方に大きな緑の光のようなものが現れました!」
長官「冗談だろ…」
ティード「これはこれは、アメリカ国民の皆様ご揃いで」
どし、どし、どし
ゲートの中から狼姿のティードが現れた
ニュースリポーター「こんなことがあってもいいのでしょうか!狼です!絶滅したはずの狼が二足歩行で言葉を喋っています!!」
ニュースリポーターは興奮した様子でカメラに語りかける
ティード「バードリー、兵士共を解放しろ」
バードリー「了解しました、ティード様」
シュン!
バードリーは羽を硬化させ、ロープを切った
レガース「おら、さっさといけ」
ダイ「ナックス!ワイド!無事か!?」
ダイはナックスとワイドの元に駆け寄った
ナックス「あぁ、なんとかな…」
ワイド「大丈夫だ…けど頭いてぇ」
長官「核兵器を運べ!それから隊員3名の救助を!」
大統領「本当は何が望みだ!海賊!」
ティード「世界征服だ」