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続きっすね。
ドゾツ☆
(あ…僕…あの人のことなんか…特別に見てるかも…//)
名字をよばれただけで心臓がはねる理由が、やっと分かった気がして、顔が赤くなる。
side 若
席に戻るとき、ふと
大森大丈夫かな、と思ってしまう。
(新人だから気にしてるだけだろ)
そう言い訳するけど、
大森の表情が頭からはなれない。
他の新人たちにも、声はかけてきた。
でも、ああいう風に気になるのは珍しいし、俺は、女性を一番気にするはずだとずっと思ってた。
(大森の困ってる顔、なんかほっとけないんだよなぁ、)
気づけば、職員室のドアの方を何度も見てしまっている自分に苦笑いする。
新人だから気にしてるだけ。
、、、、それだけのはずなのに、、
指先が落ち着かず、
パソコンの画面が頭に入ってこない。
side 大
放課後、帰ろうとしたら
職員室の先輩の席だけ、まだ明かりがついていた。
話しかけようか迷って、
足がとまる。
(話したい、、けど変かな、、)
迷っていると、先輩がふと顔を上げてこちらと目が合う。
若)「大森、まだいたの?」
その声が嬉しくて胸がぎゅっとなる。
返事が遅れてしまった自分に気づいて慌てて笑う。
大)「はい、、、ちょっと、、」
言葉が続かない。
でも、先輩は急かさずに待っててくれる。
その優しさにまた心が動く。
side 若
資料作りの手を止めて、顔を上げてみたら、職員室の入り口で大森がぽつんと立っていた。
(…帰りたいのか..話したいのか..)
どちらにせよ、困っているのが分かる。
だから、自然に声が出た。
若)「送ろうか、、?夜は暗いし、、!」