テラーノベル
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魔法のマジカルタイムプリズミック!
第11話「夕日を照らして」
きらら「やっぱ夕日の散歩は綺麗で良いな…。ってたまこさん…!?」
きららは夕方、気分転換で1人で散歩していると浜辺で夕日の海を眺めているたまこの姿があった。
きらら「たまこさん、何故ここにいるの…?」
たまこ「…。」
たまこはあまり元気のない表情できららの言葉に応えず、ずっと綺麗な夕日の海を眺め続けていた。
きらら「何かあったの…?」
するとたまこはやっときららの言葉に応えた。
たまこ「私はまだあなたの時代に来る前にお兄さんがいたのです。」
きらら「お兄さん…。たまこさんのお兄さんと夕日の海に何か関係があるの?」
たまこ「私はここに来る前からお兄さんと夕日の海をみることが好きだったのです。」
(ここから物語の回想)
たまこ「お兄さん、今日も今日とて夕日の海を見に行きましょうか。」
たいよう「あぁ、私も丁度暇だからたまこと一緒に見に行きたいと考えていた所だ。」
たまこ「じゃあ散歩がてら、夕日の海を見に行きましょう!」
2人は色んな商店街を回りながら浜辺に向かいました。
たまこ「やっぱりお兄さんと見る夕日の海は格別ですね…。」
たいよう「あぁ。」
2人はそよ風に吹かれながら夕日の海をみるのが毎日の日課でした。
だがしかし、ある日の夕方、私はお兄さんを呼んだとき、お兄さんの姿がありませんでした。
たまこ「お兄さん…!!何処へ行ったのですか?」
私は何度も探しましたが何処にもいませんでした。
すると探している最中、私はちゃぶ台にある”物”を見つけたのです。
たまこ「何これ…?」
そう、私が見つけたのはお兄さんが描いた一枚の手紙でした。
たまこ「なになに…?って…!?一体何なのですかこれは…!?」
“たまこへ
私は友人と長い旅に行ってきます。いつも楽しみにしている夕日の散歩がしばらくできなくてごめん。2日間の旅が終わったらまた2人で夕日の散歩に行きたいな。
たいようより”
たまこ「なんですか…。びっくりしたものでした…!!」
と私は一安心したものの、お兄さんはいつになっても帰ってこなかったのです。
たまこ「お兄さん!何処に行ったのですか!!」
私はお兄さんが旅した山に行って探しに行きました。
呼んでも呼んでもお兄さんは返事は返ってきませんでした…。
すると私は衝撃を目にしたのです…!!
たまこ「お兄さん…!?一体その姿は何なのですか!!」
お兄さんはなんと何者かに石の姿に変えられていたのです!!
たまこ「お兄さん…。お兄さん…。」
私は虚しく石になったお兄さんを抱きしめながら啜り泣きました。
その後、私はあれ以降、夕日の海を見なくなったのです…。
(たまこの回想終わり)
きらら「そんな…。たまこさんに壮絶な過去があったなんて…。」
たまこ「久しぶりに夕日の海を見てたらあの時の記憶を思い出して…。」
せいこ「お〜いっ!!きらら〜、たまこ〜!!」
きらら「あっ、せいこちゃん、皆!!」
2人は振り向くとせいこ達が心配しに迎えに来ていた。
チック「ったくもう…。見てたわよ、逃げてばかりね…。」
せいこ「そう言ってタックと勝手に外に出るバカ妖精には言いたくないよっ!!」
チック「ごめんなさい…。」
きらら「あははっ…。」
たまこ「うふふっ。」
その時。
バーグ・タイマー「よぉお前等、久々だなっ!!」
きらら「っ…!!あなたはバーグッ!!」
バーグ・タイマー「明治から来た小娘の過去、よぉく聞いていたんだぞ?面白かったぜぇ!」
たまこ「そんな…!!私の過去を馬鹿にしているなんて許せません…!!」
せいこ「てめぇ、たまこのことぶっ飛ばす気か!?」
あかね「そんなのさせねぇべっ!!」
ちょうちょ「お前の邪悪な未来は見たくない。」
きらら「たまこさんは下がってて!」
たまこ「う、うぅ…。」
きらら「皆、変身だよ!!」
せいこ「おしっ!」
あかね「うんっ!」
ちょうちょ「あぁ。」
4人「プリペル・パラレル、クロックライズ!!」
4人はタイム戦士に変身した。
ミルキー「令和を超える夢かわいさ!ハートジェネレーション、ミルキー!」
コメット「平成を超える萌えラブ注入!スタージェネレーション、コメット!」
ベリー「昭和を超えるレトロキュート!パッションジェネレーション、ベリー!」
ビューティ「大正を超える美しさ!ファッショナブルジェネレーション、ビューティ!」
バーグ・タイマー「お?ここで俺をリンチタイムなのかい?やってみろよ、タイム戦士。」
バーグはミルキー達に向かってグーパンチをしてきた!
ミルキー「はぁっ!!」
コメット「はぁっ!!」
ミルキーとコメットはバーグのグーパンチを手で受け止め、軽やかにバーグを投げた。
バーグ「ぐあっ…!!」
ベリー「あんたの行動、思い通りにはさせねぇっ!!」
ビューティ「貴様の要望は一切受けないっ!!」
バーグ「それはどうかなっ!!」
ドカッ!!
ベリー「うわぁっ!」
ビューティ「ぐあっ…!!」
ミルキー「ベリー、ビューティッ!!」
コメット「ビビッとお届け!プリペル・パラレル、ポッピンスターリィ!」
バーグはコメットの必殺技を避けたのだ。
バーグ・タイマー「ふん、その程度まだまだだなっ!!」
バシュンッ!!
ミルキー「コメットッ!!」
コメット「…!?」
バシューンッ…。
ミルキー達はコメット達を庇うが…。
ミルキー「…!?痛くも痒くもないって…!?」
ミルキーは驚きの光景をみた。
たまこ「私達の大切な友達を傷つけてはいけませんっ…!!友達を傷つけるのなら私は夕日の輝きのように舞い上がるっ!!」
そこにはオレンジの光を身にまとったたまこの姿だったのだ。
チック「これはたまこが…!?」
タック「タイム戦士になる予感…!?」
たまこ「さぁ、貴方の憎しみの未来は私が止めますっ!!」
その時…。
たまこ「くっ…!?」
たまこは突如、激しい頭痛に襲われた。
バタッ…。
たまこはゆっくりと横になって倒れた。
ミルキー「たまこさんっ…!!たまこさんっ…!!」
コメット「たまこっ…!!後もう少しでたまこがタイム戦士になれた所なのに…!!」
ベリー「たまこっ、大丈夫や!?」
ビューティ「っ…!!」
チック「たまこーっ!!」
タック「くそっ…。こんなことが起こるとは思いもしなかった…!!」
ミルキー「思いもしない…!?たまこさんに一体何があったの…?」
タック「タイム戦士になるチャンスの時に憎しみの過去の記憶を思い出すと激しい頭痛に襲われるんだ…!!」
たまこ「うぅっ、うぅ…。」
コメット「たまこ、無理してあたし達を守るんじゃないよ…!!」
ベリー「んだ…!!」
ビューティ「しばしの間、休めた方が良いぞ…!!」
するとバーグは後でこう言った。
バーグ・タイマー「ふんっ、俺があの小娘を変身させないようにしたのさ…!!ハハハハハッ…!!」
バーグは高笑いをしながら姿を消したのだった。
オールド・マキモドシ教授「どうだ、バーグ。新たな任務は成功できたか。」
バーグ・タイマー「あぁ、たまこと言う明治時代からやって来た小娘のタイム戦士への変身を止めることができたのです…!!」
オールド・マキモドシ教授「良かった。その憎しみの記憶をソナタに渡せ。」
バーグ・タイマー「了解っ!!」
マダム・セメール「初めての任務成功ね!これからの任務も冴えそうね…!!」
ダークソナタ・ヒソカ「ふふっ…。この憎しみの記憶さえあれば未来の時代を復讐して乱すことができるのね…。楽しみだわ。」
ダークソナタは邪悪な表情で未来を乱す計略をしたのだった…。
第12話につづく
コメント
2件
あとちょっとでたまこが...悔しい(;`皿´)グヌヌ