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【病室】
kne『問題は、両親の方ですかね』
《翌日》
【河原自宅・朔の部屋】
sk「、、、」
今の時間は、朝の8時か
今日は9時からバイトだからちょうどいいくらいかな
出席日数、どう頑張っても足りないや
まぁ最悪高校は中退すればいい
お金ないと生きていけないし、父親は自分の稼ぎはパチンコに溶かすし、何よりお母さんに怒られるもう今更の話だ
死のうと思えば死ねるのだ
別にいいさ
sk「、、、」
コンコン
sk「、!」ビクッ
母『朔、?』
sk「ちょ、ちょっと待って〜!今着替えてるから」
まずいお母さんまだ家に居たんだ。さっさと着替えないと、
sk「お待たせ、どうしたの?」
母『朔は男の子よね、?』
sk「、、、うん」
「”俺“は母さんの息子だよ」
母『そうよね』ニコ
『いやねぇ、?アルバムから女の子の写真が出てくるものだからびっくりしちゃって』
『朔は男の子なのになんで出できちゃったんだろって思ってね』
『良かったわ、私の勘違いで』
『それだけよ』
『今日はバイト?』
sk「うん」
母『そう、頑張ってね』
『てゆうか出席日数足りてるの?』
sk「うん大丈夫」
「母さんは心配しないで」
母『そう、?なら任せたわよ』
sk「うん」
「じゃ、俺準備しないと」ニコ
《夜・11時》
【街】
sk「、、、」
とりあえずバイトは終わった
今は、11時か
早く家に帰らないとお母さんが心配する
sk「空いてるスーパー行くか」
?『そこの僕ちゃーん』
sk「、、なんですか、?」
「僕早く家に帰らないとなのですみません」
?『ちょ、ちょっと!』
『さすがのkneと言えど、こんな短期間で人の事忘れないですけどね?』
sk「kne、?」
kne『やぁ、昨日の迷子くん』
sk「あ、!昨日のお兄さん」
昨日のカーディガン、どこにしまったっけ、?
確かこっちのリュックに、
「あの、このカーディガンありがとうございました」
kne『ええ、別に返さなくてもいいよ?』
sk「いえ、申し訳ないので、お返しします」
kne『、、、』
sk「どうかしました?」
kne『ちょっと着いてきて欲しいんだけど、いい?』
sk「あ、いや、」
「ご、ごめんなさい、僕今日は帰ってやることがあるので」
「また時間がある時に」
kne『っ、』グイ
sk「うわ!?」
kneさんは黙って僕の手を無理やり掴んでどこかへ連れて行った
この時無理やりにでも手を振りほどけばよかったのだが、僕にはそれは出来なかった
心のどこかで彼なら僕を連れていってくれるかもと思ってしまったから
【病院・門の前】
前に僕が迷子になったところ、?なんでまたここへ連れてきたのだろう
てゆうか早く家に帰らないと
kne『早く中に入りましょうか』
sk「え、あ、」
「も、もう一度言いますけど、僕早く家に帰らないと」
kne『、、、』
『家なんかに帰らなくていいよ』
『あんな所、』ボソ
sk「、、」
あんな所、?なんであんな所って言葉が出たんだろう、
お兄さんが僕の家庭事情なんか分かるわけない
分かるわけないけど、
分かってないと出ない言葉だ
、、、、
まずいな
sk「分かりました」
ま、そもそも帰り方なんて分かっちゃいないんだけど
【病院・受付】
看『kneさん?』
ken『今帰ってきたところです』
看『その子は?』
kne『、、僕のいとこです』
sk「、、、」
kne『この子僕の病室まで連れて行っていいですか?』
看『、、、騒がしくしないなら、いいですよ』
kne『ありがとうございます』
『、、行こうか』
sk「はい」
【病院・kne病室】
kne『ふぅ、帰った帰った』
sk「、、、」
一人部屋だ
来たのは5階の1番奥の病室
部屋にはゲーミングPCらしき物と色んなゲーム機そして少し古そうなパソコン
あと黒猫の人形
sk「、、目的はなんですか」
kne『、、、』
sk「あの、早く答えて貰ってもいいですか?」
「こーゆーのって1歩間違えたら犯罪になり兼ねないですよ」
kne『僕は君とお話をしたいだけさ』
sk「、、、」
前と同じこと言ってる
この人、本当に読めない
何を考えてて何が目的でその行動を起こしているのか
その目をじっと見つめるだけで何か引き込まれそうになる
そう僕が考え事をしている時、kneさんが奥からキャリーケースを取り出した
kne『、、これ、何かわかる?』
sk「、キャリーケースですね」
kne『そうそう』
『この中には何が入ってると思う?』
sk「さあ、僕には分かりません」
kne『、、そっか』
そう言ってkneさんはそのキャリーケースを開けた
sk「え」
中から出てきたのは大量の万札
キャリーケースいっぱいに敷き詰められている
あれ全部でいくらするんだろ、 咄嗟にそう思った
sk「、、どうゆうつもりですか?」
kne『これを君にあげるよ』
sk「は!?」
「え、お兄さん自分が何を言っているか分かっていますか?」
kne『分かってるよ』
『自分が1番分かってる』
sk「じゃあなんで、」
kne『これをもってこの街から出ろ』
sk「は?」
この人は何を言っているんだろう
この街から出ろ、?
なぜそんな言葉が出るんだろう
分からない
本当に分からない
なぜ自分にこんな大金を見せたのだろう
何も分からない
sk「、、分かりません」
「なんでいきなりそんなことを言うんですか?」
「僕がこの街を出る理由が分かりません」
kne『自分が1番分かってるだろう?』
sk「、、、」
「もしかしてそーゆー仕事の人、とか」
kne『ちょっと詳しい人が友達なだけだよ』
sk「そうですか」
sk「、、、」
「どこまで知ってるんですか?」
kne『僕の友達は凄いからね』
『多分全部知ってるんじゃないかな』
sk「全部、」
kne『で、一応僕も情報の確認?したいから』