テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「了解です。」


チームメイト達が騒ぎ出す。

あぁ…うるさいな…

カイザーの決めた事に口出ししないで下さいよッ…

これだからッ…これだからッ…!

「クソ黙れモブ共」

「…カイザー?」

僕は驚いた。カイザーがモブ共に口出しすることなんて滅多に無かったからだ。

勿論、そんなことをカイザーに言われた側のモブ共はザワつく

「は…?あ、あのカイザー…が…?」

「何が起こってんだ…」

だがそんな中に、命知らずの馬鹿が居た。

「ッ…お前だけいつもいつも偉そうによォ…」

「は…?」

「クソ黙れクソ黙れって…てめぇが黙れよッッ!」

モブが拳を振り上げた。

僕は咄嗟に体が動いてしまった。

…でも、どこか心の隅で思ってしまったんだ。

「カイザーならば、大丈夫。」と。

でも。

「ッ…!??!」

カイザーのあんなに驚く顔、僕は始めて観た。

「ッ…ぁ…ぇあ゛ッ…」

ドゴッバキィィッッ!!

鈍い音が、響いた___。

「ぐ、ぁッ…?!」

僕は放心状態だった。

「…ぁ…」

「カイザーッッッ!!!!」

「けほっけほ、ッ…」

不味い、酷く咳き込んでいる、

「か、ひゅッ…ひゅ、ッ…ふーッ…ふーッ…」

「過呼吸ッ…?!」

「や、め゛ッ…て、…」

「カイザー!カイザー!聞こえますか!?」

「ひ、ぐッ…も、ぅ…痛いのは…やだよッ…!」

「ごめん、なさいッ…ごめんなさい!(ポロポロッ」

「…」

モブは棒立ち。

カイザーは泣きながらごめんなさいと良い、過呼吸状態。

僕はカイザーの名前を呼ぶばかり。



そんな異変に気づいたのは世一だった。

「おい、騒がしいぞッ…て」

「カイザー!?」

「ひぐッ…う、ぅ゛…ご、めん、ッらさい、…」

「おいネス!何があった!」

「世一ッ…!実は…!」

事情説明中

「…そうか。」


ギュッ


「ッ…?」

カイザーが、少し落ち着いた。

「何があったかは知らねぇけどな、…」



「俺でも、お前が心配なんだよ…ッ…」


「…よ、ぃち、゛…」

「!?カイザー!」

「ね、す、ぅッ…?」

「…!はい!ネスです!カイザー大丈夫ですか!?」

「ご、めんッ…ぅ゛ッ…ごめ、んッ…!」

「そこはありがとうですよ、カイザー」

「う、んッ…」






「ありがとう…ッ」










loading

この作品はいかがでしたか?

39

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚