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こと-koto
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#短編集
masyu
138
やーいずやぽーにぃ
111
虹花 ありさ @て い ふ
15
鮮やかに煌めく角が、夜空に照らされまた濃やかにその姿を欺く。
プログ・ノーシスという社員は、会社の中でも一際目立つ存在であり大勢の部下に慕われている。
その中には女性からの性的な欲望を叶えさせる的ともなっている。
が、それはただ単にプログの腹黒さを知らない女性からの熱い視線である。
本来のプログは女を弄び、子供を孕んだら捨てて、を繰り返す唯の糞みたいなやつなのだ。
噂では男にすら手をだしているのだとか…
ーーーーーーーー
コツ、コツ、と一つ鳴り響く足音は、プログ・ノーシスのものであった。
その長身に見合わず肌は露出が多く、暑そうな外套を羽織り実に様になっている。
伏し目がちなその瞳の奥には、まるで何も映っていないようでぞわぞわとする。
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ふむ、よく見てみたらかなりの好条件だ。
在品は持ち帰ってよし、終わったらその日は帰ってよし。
こんな機会を逃してしまうなんて、あいつは可哀想だ。
まぁ、逃したのは私が原因だが。
早めに上がってファタか誰かとセーデルブレンドでものみに行こうか。
大体必要なところは要約できたか、?
これは馬鹿がつくったのか知らないが、本当に長すぎる。
馬鹿は要約できないから相性が悪い。
もうこれについては終わったから趣味へと移りたい。
さて、もう少しでドグラ・マグラを読み終わる…
長かったなぁ、あれは。
読み応えがある。
次もまたそろそろファタに借りに行かないと直ぐに読み終わってしまう。
ファタは本選びなどのセンスは認める。
それ以外は断じて認めない。
顔が良過ぎてウザったらしい。
あれにビンタを一発かましてやったらどんな顔をするだろうか。
興味がある。
やりはしないが。
どうせあいつはつまらない反応をするだろうから。
「あ……」
暫く開いていなかった口から、幽かな叫び声が出た。
ただ単に萬年筆を落としてしまっただけというのに、私はいつからこんな軟弱になってしまったのだろうか?
まぁ、全て全て、あいつらのせいなのだろうが。
前だったらこんなに弱くなかった。
私の心の氷は、あいつらに雀々と溶かされていっている。
そんな事実に、私は微笑みかけて、辞めた。
確実に、着実に、私は弱くなっている。
鼾声雷の如く
酔臥して後のち行衛を晦ます
という一つの文を、すっと撫でた。
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「…それで?この大変忙しい時期に?私に本を借りるためだけにここにきたのです?」
ファタ・モルガーナは呆れたように言った。
「そうですが???」
「…はぁ、馬鹿らしい…!」
「そういって貸してくださるのでしょう?」
「まぁいいですけど、一週間以内に返してください(怒」
そういって、ファタはドフトエフスキーの“罪と罰”を差し出した。
「この量を?それこそ馬鹿らしいでしょう。」
「じゃあ返してください。どうせこれくらい読めるくせに。」
「それはできません」
「じゃあ大人しく一週間以内に返してくださればいいんです」
こいつ…とプログは思ったが、大人しく感謝を言いその場を去った。
びりびりに破いて返してやろうか、とも思ったが、仕返しが怖いので辞めておいた。
しかし、こんな忙しい時期に限って一週間以内に返して、とは中々の鬼畜ではないだろうか。
今週はあの仕事もあるのに。
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あれから時は経ち、2日後。
「…ふぅ、これだけでしょうか。」
プログは例の仕事へと向かっていた。
現在はもう近くまで来ている。
乗っていたものから降りると、現場が目の前にあった。
雰囲氣は如何にもで、怪しい香りがぷんぷんと漂っていた。
中に入ると、把子の臭いが酷く思わず咽せそうになった。
種族を変えれる薬とは、本当にいかがなものかとは思うのが、なんとも興味深いが、今回やってきたのを後悔した。
中に入ると構成員らしき奴が何かを抱えて出て行こうとしている。
恐らくあれが例の薬だろう。
それを易々と見逃すわけにも行かず、プログ自らが捉えた。
身柄を確認した後に取り押さえさせ、プログは薬を懐にしまった。
なにかいけないことをしているように感じたが、れっきとして許可されていることなのでお咎めをされても無視をする。
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家に帰ってきた。
私は、半分を実験用に保管しておいて、もう半分ほどを実用するために残した。
これを誰に使うか…そんなこと、教えるわけがないでしょう。
コメント
3件
ああもう、こと-kotoさん!!😭💕 プログの腹黒さが最高すぎる…!「女を弄んで孕んだら捨てる」ってヤバいのに、なんでこんなに魅力的なの?!伏し目がちな瞳に何も映ってない感じ、ゾクゾクする…👀💫 ファタとの掛け合いもエモいし、「びりびりに破いて返してやろうか」と思ってるのに実行しないツンデレ具合が萌える〜!!笑 薬をこっそり懐にしまっちゃう有能なクズ、続きが気になりすぎるよ…!!次の話も待ってるね⋆♡