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失明と魔女 . 前編
ー注意ーー
こちらの作品は個人による二次創作の為、ご本人様には一切関係ありません。
多少キャラ崩壊注意。
こちらの都合上、登場してこないメンバーがいます⚠
苦手な方は予めご了承ください
戦場の硝煙が立ち込める中、激しい砲撃の轟音が響き渡っていた。
その中心にいたのは、rbrだった。
「前方から敵3 kn頼むわ」
「zm!背後に気付けて」
ーー
情報伝達の要として、常に冷静沈着に指示を飛ばしてきた彼だが、この日ばかりは運命が残酷な牙を剥いた。
敵国の放った一発の砲弾が、彼の視界を奪い去ったのだ。
眩い閃光の後に訪れたのは、漆黒の闇。
両目を失明したrbrは、その瞬間から深い絶望の淵に突き落とされた。
当初、メンバーたちはrbrの身を案じ、彼の心のケアに努めた。
しかし、rbrは彼らの心配をよそに、努めて明るく振る舞った。
「もう平気やから 笑 」
いつものように軽口を叩き、冗談を言っては皆を笑わせた。
誰にも自分の弱さを見せまいと、彼は必死だった。
だが、目が見えないことによる生活の不便は想像を絶するものだった。
些細な段差につまずき、見慣れたはずの通路で道に迷う。
「あれ、ここどこや、?」
昼間は気丈に振る舞っても、夜になればフラッシュバックに襲われ、精神の均衡を保つのが困難になっていった。
「あ”ぁ、くんな、俺の光を奪うな、…」
眠れない夜が増え、次第に睡眠薬に頼る日々が続く。
「すまん、今日も薬貰えるか、?」
そんなrbrの姿は、メンバーたちの心を深くえぐった。
zm「こんなん、あんまりやろ、」
grは眉間に皺を寄せ、knは苛立ちともどかしさを募らせ、utは静かに涙を流した。zmは何かとrbrの傍を離れず、過剰なまでに彼を気遣った。
zm「rbrどっか行くつもりか?」
rbr「食堂まで行きたくて」
zm「俺が連れてったる」
rbr「いつもすまんな、、」
彼らの過保護ぶりは日に日にエスカレートし、rbrはそんな自分を情けなく思った。このままではいけない。
できることは何でもしよう。
彼はそう心に誓い、不自由な体でできる限りのことをした。
戦力として貢献できない分、せめて他の形で皆の役に立とうと、歯を食いしばって前を向いた。
ある日、一筋の光明が差し込むような噂が飛び込んできた。
この国の何処かに、不思議な力を持つ魔女が現れたというのだ。
その魔女の名はpn。病や傷を癒し、失われた体すら修復できるという、まさに奇跡の存在。
その噂を耳にしたメンバーは、迷わずrbrと共に魔女を探す旅に出ることを決意した。
gr「さぁ、いくぞ」
長い、途方もない旅だった。
森や山を越え、幾多の村を訪ね歩いたが、魔女の姿はどこにも見当たらない。
rbr「頼む、はよ見つかってくれ、」
疲労困憊し、諦めが頭をよぎり始めたその時、rbrが微かな声を頼りに、森の奥で倒れている一人の少年を見つけた。
??「だれか、たすけて、」
rbr「そこのお前、平気か、?」
??「お願い、食料をわけて、」
少年は空腹と疲労でぐったりとしており、rbrに食料を求めた。
rbr「誰もとらんから、ゆっくりくってええよ」
rbr「怪我しとらん?手当したるわ」
??「ん、ここ、」
哀れに思ったrbrは、持っていた食料を分け与え、手慣れた手つきで少年の手当をした。
礼を言う少年に、rbrが「君の名前は?」と尋ねると、少年は「pn」と名乗った。
「え、?」
その名を聞いたrbrは、まさかとばかりに驚きを隠せない。
魔女と同じ名前。
すると少年は、rbrの心の声を聞き取ったかのように言った。
「失礼な、俺は男だ!」
その言葉に、rbr は改めて少年の顔を手で触れる。
「実はお願いがあるんやけど、!」
その後pnは、rbrの目を治すことを約束した。
しかし、それには大きな代償が伴った。
rbrのどんな願いでも叶える代わりに、彼が最も大切にしているもの――すなわち、メンバーとの絆を全て失うこと。
そして、もし行き場をなくしたなら、pnの元に行くことになった。
rbrは即座に答えを出すことができず、pnに考える時間をもらうことにした。
複雑な感情を抱えたまま、彼はメンバーの元へと戻った。
「何かあったのか?」心配そうに尋ねるメンバーに、rbrは「何もなかった」と誤魔化した。
その夜、rbrは自室で一人、深く悩んだ。
目が見えるようになる喜びと、メンバーとの絆を失う悲しみ。
どちらかを選ぶことなど、彼にはできなかった。
翌日、事態は急変した。
突如として敵国が再び攻め込んできたのだ。
rbrが機能しない今、我国は極めて劣勢に立たされており、瞬く間に追い詰められていく。
爆音と悲鳴が飛び交い、仲間たちが傷ついていく声がrbrの耳に届く。
彼の心は決まった。
迷いは一切なかった。
rbrは大空に向かって、全身全霊を込めて叫んだ。
「おい 魔女!聞こえとるんやろ!!俺の大切なものは全部やる!目も、もう要らん!!」
彼の叫びは、戦場の喧騒を切り裂いて、澄み渡った空へと響き渡った。
「だから頼む、みんなを助けてやってくれ!!」
その瞬間、眩い光が空から降り注ぎ、その中から一人の少年が現れた。pnだった。
「偉いぞrbr!自分を犠牲にしてまで仲間を助けようとするなんて!」
pnの姿を見たメンバーは、あまりの出来事に唖然として言葉を失った。
するとpnは、続けてこう言った。
「俺は感動したぞ!rbr!その願い!叶えてやろう!」
pnの言葉が終わるやいなや、全員の視界が強烈な光に包まれた。
その光が消えた時、果たして何が起こるのか、rbrの、そして我国の運命は、今、まさに大きく動き出そうとしていた。
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コメント
1件
こっちも楽しみです 応援しています 無理はしないでくださいね いつも楽しみです