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安定の倫理観無し系創作です。
様子のおかしい彼女と先生こと〝私〟の話です。
グロ注意。ちょっとキモいかも。
嫌な人は閲覧しないでくださいね。
お気をつけあれ。
※先生の視点で進みます。
「生き物の腸って、縄跳びに使えると思う?」
「ブッ」
私は飲みかけの礼泥を盛大に吹き出した。
なんてこと言うんだ。
「どうしてそんなこと」
「いや…なんか遺物を漁ってたらさ、壊れた手動音楽機見つけて。
そして、面白半分で音楽流してみたら元カノの腸を引きずり出して縄跳びをしたいって歌詞が流れてきて。」
「それはまた物騒な曲だな…。
詞から考えるに八洲國の遺物か?」
「先生すごーい。歌詞の調子から分かるの?」
「古代地球には、国ごとに言語があったんだ。
独特な言い回しが八洲國には多く存在する。」
「変なのー。なんでわざわざ回りくどいことするんだろうね」
「…古代地球の人間は最終的に安寧を作り出した。その安寧を実感しようと、時間の流さとか悠長さを大切にしたのかもしれないな。」
「バカみたい。」
「まあ、君がそう思うのも無理はない。」
私達が住む地球。
はるか昔に大陸が一つになり、言語や人民は全て統一された。人々は本当の永久の安寧を作り出したかもしれない。
しかし、その慢心がいけなかった。
イテキ,地球外生命体の総称。
奴らは圧倒的な技術で地球上を焦土とし、三十分で当時の人口の二分の一を抹殺した。
それ以来、地球はイテキに占領され、人間は奴らの奴隷にならざるをえなかった。
だが、私達のようにイテキから逃げ回る人間がいるのも事実な訳で。
「ねえ、ここ暑くない?溶けるんだけど」
「バカ! まだ出るんじゃない! 」
私達はゴミ山の中に潜み、イテキの追っ手を撒いてる途中なのだ。
「冷たいもの飲みたーい…先生、礼泥ちょうだーい」
「さっきあげたので最後って言っただろ…
もう少しだから我慢してくれ」
「…ふーい…」
むすっとした表情を浮かべる彼女はぺしょっとゴミで埋め尽くされた地面に座り込む。
「奴らを撒けたら好きな物を買ってあげよう。
だから、辛抱してくれ。」
「よっしゃぁ!」
バシーンっと彼女が膝を手で叩く。
おい、バカ。そんな大きな音立てたら…
「獲物捕捉。地球残滓。二体存在。
即刻拉致、今宵晩餐、肉髄咀嚼。」
「獲物捕捉。地球残滓。二体存在。
即刻拉致、今宵晩餐、肉髄咀嚼。」
「獲物捕捉。地球残滓。二体存在。
即刻拉致、今宵晩餐、肉髄咀嚼。獲物捕捉。地球残滓。二体存在。
即刻拉致、今宵晩餐、肉髄咀嚼。獲物捕捉。地球残滓。二体存在。
即刻拉致、今宵晩餐、肉髄咀嚼。」
追っ手達がこちらに近づく気配がした。
「うわぁぁぁぁ…見つかった…。
分かりそうでわからない言葉喋ってるよ…
キモすぎて吐きそう。」
「…しょうがない。
相手は三匹だ。君だけでなんとかできるだろう。」
「おっ?先生、もしかして私に期待してる??」
「…ああ。ほら、早く行ってこい。」
「へいへーい。先生の期待に応えてあげるよっ!」
ガシュッ!
彼女のブーツのブースト部分から勢いよく緑の炎が噴き出す。
勢いよく、彼女はゴミ山から飛び出す。
地面に折り立ち、氷上を滑るようにスイスイと駆ける。
「イテキさーん、こんちくわ〜」
「!?」
「…言語汚染。理解不能。発声器官、摘出推奨。」
「是」 「是」
「うわ、直に聞くと改めてキモい。
先生の寝起きのジョリジョリ髭並みにキモい。」
さらっとバカにされたが気にしないでおこう。
「あー、隙見せたね。JSだからって油断したらだめだよー」
ズバッ!! ブチィッ!
「致命的損壊。修復拒絶。内臓沸騰。感覚麻痺。痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛
ドゥルルルンッ! ブシャアッッ!
「うはっ、臓物引っこ抜いちゃった♡
これがイテキさんの腸ー? キモー」
「痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎乎」
腹部を切り裂いた時にまろび出た臓物を掴んで引きずり出すとは…
「…なかなか残酷だな…だが…まあ。
それくらいが一番良い。」
「あはははははは!
すっご!生暖かい!!ウケるんだけどwwww」
「奴、化物是?」 「意味不明。不気味也」
「あっ!そうだ!もう二匹あるんだった!」
ブチャアッ!
「「!」」
彼女はブーツで引きずり出した腸を踏み潰す。
黒い液体がついたブーツの先を残党に向ける。
「どっちのお腹が柔らかいかなぁ〜?」
「「!?!?!?!?」」
「待、待、待待待待待待待!! 命、極、大切!! 我、卑小、無害、塵埃。殺、損。生、得。
足、舐!! 糞、食!! 何、成!! 故、死、拒絶。許、許、許、許、許、許、許!!」
「えー?なんて?
あいむどんとすぴーくいんぐりーしゅ」
彼女は奴らの言葉を理解できない。
これは…訳すべきか…?
…面白いから訳してやるか。
「あ、先生。イテキさん達なんて言ってるの?」
「奴らは、〝自分は無害だ。足でも舐めるし、なんでもするからどうか許してくれ、〟と言っているんだ。」
「…なにそれ」
彼女は身体を小刻みに震わせる。
震えはどんどん大きくなり、耐えきれないと言ったふうに狂ったように笑い出す。
「ギャァァァハッハッハッハハハハハハハハwwwwww!!!
え!?マジで!?マジで言ってんの!?wwwwww」
「ああ。コイツらは真面目に言っている。」
「ブッw 嘘でしょ? この前自分達のこと神って言ってたじゃん!?wwwww 」
「神(w)に格上げだな。」
「だめ、先生wwwww 笑わせないでwww
ひーwwwwお腹痛いwwwww
イテキちゃん〜w 自分のこと神って言ってまちぇんでちたか〜wwwww?w」
「ふっ…」
「あっ!先生笑った!?笑ったよね!!」
「笑ってない」
「翻訳拒絶!! 秘匿事項漏洩!! 恥辱。屈辱。嘲笑。
何故笑。我、必死。命、重。貴様等、異常。精神構造、破綻。
悪魔。冷血。不条理。
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪!! 殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺!!」
「何故。何故笑。理解不能。恐怖、倍増。人類、非。……貴様、最、邪悪。悪魔。悪魔。悪魔。絶望。絶望。絶望。死死死死死死死死死死!!」
彼女と共に嘲笑して楽しんでいると、残党は喚き出した。
「全く、哀れだな。
さっきまで、自分には恐ろしいものなど無いかのように振る舞っていた奴がここまで情けなく命乞いができるのか。」
「先生、もうコイツら燃やして良いよね?
足に引っ付いてきてキモーい。」
「…まあいいだろう。楽にしてやれ」
もう呼称も残っていないほどに文明が消え去った森の中を一人の男と女児が歩いていた。
「先生!見て3重跳び!!」
シュバババッと滑りやすい倒木の上で絶妙な足の踏み込みで安定した姿勢で縄跳びをする女児。
彼女が縄跳び縄代わりにしているのは、先日抹消したイテキの臓物だった。
「…あまり縄を酷使するなよ。いくら化物の臓物だってお前の手にかかればすぐ引き千切れてしまう。」
「大丈夫だよー。一個壊したけど、これ含めてあと2個あるし!」
「全く…。
縄跳びは楽しいか?」
「楽しい!
今度は人間の腸でも縄跳びしてみたいなー!」
続編制作は未定。