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翠玲
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#緑
翠玲
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文化祭から三日後。
こさめは朝からどこか落ち着かなかった。
教室でも。
🍍「こさめ?」
🦈「え?」
🍍「消しゴム落ちたぞ」
🦈「あ、ごめん!」
なつが拾って渡す。
🦈「ありがと!」
いつも通り笑う。
でも。
なつを見るたびに、あの日の告白が頭に浮かんでしまう。
🍍『俺は、お前が好きだ』
その言葉が何度も何度も頭の中で繰り返される。
🦈(どうしよう……)
放課後。
🦈「なつくん!」
🍍「ん?」
🦈「こさめ、ちょっと用事あるから先帰ってて!」
🍍「分かった」
なつは優しく笑った。
🍍「気を付けろよ」
🦈「うん!」
そう言って別れる。
けれど。
こさめの向かった先は校門ではなかった。
高校二年生の教室。
🦈「みこ兄」
教室の前から小さく顔を出す。
👑「あれ?」
みことが気付いて笑う。
👑「こさめちゃん!」
🦈「今いい?」
👑「もちろん!」
みことはすぐに荷物を持った。
👑「帰ろっか」
🦈「うん」
二人は並んで学校を出る。
少し歩いたところで。
🦈「……みこ兄」
👑「ん?」
🦈「相談があるの」
その一言で。
みことの表情が少しだけ真剣になった。
👑「うん」
👑「聞くよ」
こさめは少しだけ俯く。
🦈「……実はね」
勇気を出して口を開く。
🦈「文化祭の日」
🦈「なつくんに告白された」
みことの足が止まった。
👑「…………え?」
🦈「付き合ってくださいって」
👑「…………」
みことは数秒固まった。
👑「ええぇぇぇぇぇっ!?」
思わず大声が出る。
🦈「しーっ!」
こさめが慌てて口を押さえる。
🦈「学校近い!」
👑「あ、ご、ごめん」
みことは深呼吸した。
👑「……本当に?」
🦈「うん」
👑「それで?」
🦈「返事待ってもらってる」
歩きながら。
みことは静かに聞いた。
👑「こさめちゃんはどうしたいの?」
🦈「それが分かんない」
こさめは困ったように笑う。
🦈「好きって何なのか分かんなくて」
👑「うん」
🦈「でも」
少しだけ照れながら続ける。
🦈「なつくんといると楽しい」
🦈「安心するし」
🦈「もっと一緒にいたいって思う」
みことは微笑んだ。
👑「それってさ」
🦈「ん?」
👑「もう答えに近いんじゃないかな」
🦈「え?」
👑「恋って最初から『この人が好き!』って分かる人もいるけど」
👑「分からないまま始まる人もいるよ」
こさめは黙って聞いている。
👑「一緒にいたい」
👑「笑ってほしい」
👑「会えたら嬉しい」
👑「その気持ちが少しずつ恋になることもある」
🦈「……そうなの?」
👑「うん」
こさめは少し考え込んだ。
🦈「でも」
🦈「らん兄たちにも相談した方がいいかな」
みことは少し笑う。
👑「相談してもいいと思うよ」
👑「でも」
👑「最後に決めるのはこさめちゃん」
👑「兄ちゃんたちじゃない」
その言葉に。
こさめはゆっくり頷いた。
🦈「うん」
家へ帰ると。
🦈「ただいまー!」
リビングにはらんとすちがいた。
🌸「おかえり」
🍵「おかえり、こさめちゃん」
みことは二人を見る。
そして。
少しだけ苦笑した。
👑「……二人とも」
🌸「ん?」
👑「ちょっと話ある」
らんはみことの表情を見て。
何かを察した。
🌸「もしかして」
👑「うん」
🌸「告白の返事のこと?」
こさめが目を丸くする。
🦈「なんで分かったの!?」
らんは苦笑した。
🌸「兄だから」
🦈「すごい……」
🦈「てかなんで告白されたの知ってるの」
👑「全然すごくないよ」
👑「らん兄が気持ち悪いだけ」
みことが笑う。
👑「らん兄、三日前からずっと気にしてたもん」
🌸「みこと」
👑「ごめん」
すちはくすっと笑った。
🌸「じゃあ」
らんはソファをぽんぽんと叩く。
🦈「話そっか」
こさめは小さく頷く。
三人の兄に囲まれながら座る。
少し緊張している。
らんは優しく笑った。
🌸「安心して」
🌸「反対するために聞くんじゃない」
🌸「こさめの気持ちを聞きたいだけ」
その言葉に。
こさめは少しだけ肩の力を抜いた。
そして。
ゆっくりと、自分の気持ちを話し始めた。
コメント
2件
「なんで分かったの!?」のところ 🌸彡になってるよ💧