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iemmさん視点〜
〈mmntmr〉
「実は天界に行きたくても行く手がかりがなくて困ってたんです。」
〈rk〉
「でも10人なんて大人数に、能力使ったことないからな〜…」
〈rir-〉
「まぁ、何とかなりますよ!」
〈mmntmr〉
「とりあえず冥界から出ましょう!」
〈mmntmr〉
「テレポート。」
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そうして俺達は mtwさんと別れた場所であり、少し開けた場所にいた。
…そういえばrkさん、
mtwさんのこと知らないよな。
〈iemm〉
「俺たちも人を探してて、mtwさんって言います。見つけたら教えてほしいです。」
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mtwさん視点〜
〈ザドキエル〉
「ここです。」
そういって大きな扉を指さした。
古びたような扉。
簡単に開きそうもない。
〈mtw〉
「この子は入らなくてもいいんじゃない?」
hnちゃんは罪なんて犯してない。
〈mtw〉
「家族を探しているだけさ、
それすら罪だと言い、罰するの?」
〈ザドキエル〉
「…」
〈ザドキエル〉
「…これを持って入ってください、」
〈hn〉
「わわ!なにこれ?水晶?」
ザドキエルがhnちゃんに渡したのは両手で収まる水晶。
〈ザドキエル〉
「これを使えば地上の者たちが見える。探してみるといいと思いますよ。」
〈ザドキエル〉
「この水晶を使えばテレポートできるから見つけたらすぐに使いなさい。」
〈ザドキエル〉
「さぁ、入りなさい。」
ギィ…
扉をくぐった先は暗闇。
真っ暗だ。
〈hn〉
「暗いね…」
〈mtw〉
「…さっさと見つけちゃうか!お兄ちゃん。」
〈hn〉
「…うん!」
2人で水晶に手をかざすと地上の人たちが映し出された。
…結構大変じゃね?
〈hn〉
「こっちの方にいる気がする…」
そういって水晶に映る場所を変える。
さて、何日かかることやら…。
でも、
その分ここに人が残るということは、
mtwが一人で居なくて済む。
嬉しいと思ってしまった自分に嫌気が差す。
…。
〈hn〉
「あ、いた!!」
え、
〈mtw〉
「まっさかー…」
そういいながら水晶を除く。
〈mtw〉
「!?」
水晶にいたのは
mmさんたち。
〈hn〉
「ほら!この人!」
そういい、mmさん達の中にいる
俺の知らない人を指差す。
この人がhnちゃんのお兄ちゃんか…。
ここに向かってきてる…?
もしかしてhnちゃんを探しに来たんじゃ?
〈hn〉
「この人たち誰だろ…?」
そう、mmさんたちを指さす。
そっか、知らないのか。
〈mtw〉
「きっと、いい人たちだよ。」
〈hn〉
「たしかに!」
きっとじゃなくて、絶対だけどね。
〈mtw〉
「お兄ちゃん見つかったんだ。水晶を使ってテレポートしな。」
〈mtw〉
「じゃあ、さようなら。」
早く行ってくれ。
一人になれないといけないからね。
〈hn〉
「…」
〈hn〉
「さようならじゃなくて、またねでしょ!」
え
〈hn〉
「またねは”また会いましょう”って意味なんだよ!」
〈mtw〉
「…また会うつもりなの?」
〈hn〉
「うん!」
元気よくそういう少女。
〈hn〉
「またね!mtwさん!」
…。
〈mtw〉
「またね、。 」
そういうとhnちゃんは水晶を使い、
テレポートした。
水晶は割れ、使い物にならない。
さっきまで声がしていたのに、
静まり返った。
mtwは一人なんだと、
時が、空間が教えてくる。
また会いましょう
だなんて、
ごめんね。
もう
会えない。
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iemmさん視点〜
〈rk〉
「ははーん…。」
〈rk〉
「mtwさん、ねぇ…。」
知っているのか?
〈rk〉
「その人って天使でもあり悪魔でもあるか?」
〈mzr〉
「…。」
〈rk〉
「どうこう言うつもりはないですけど、冥界の本で読んだことがあります。」
〈rk〉
「昔天使と悪魔が恋に堕ちて、その子供が生まれた時、流れ星が流れたとか…。」
とんでもない奇跡だ。
〈lt〉
「そこまでは知らなかったな…。」
〈mmntmr〉
「まぁ、本人に聞きましょ。rkさん、お願いします。」
〈rk〉
「了解です、」
〈rk〉
「反重力。」
rkさんがそういった時。
俺たちの体が 、
重力に逆らいふわりと浮いた。
〈rk〉
「流石に10人はきついですね…。」
〈srimr〉
「rkさん!任せてください!!」
〈srimr〉
「風よ、吹き荒れろ!!!」
俺たちの体を支えるように風が押し寄せる。
〈rk〉
「これならッッ!」
俺たちが天界へ誘われたように
身体が浮いた時。
〈???〉
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!!」
!?
誰かがここにテレポートしてきた。
少し離れていて姿が見えない。
ザクザク…。
こちらへ歩く音がする。
すると、
テレポートしてきた人が姿を現した。
ピンクの短い髪に、
紅い瞳。
ぬいぐるみを持っていて、
黄色い宝石。
俺たちは警戒する。
ただ、1人だけ、
警戒せず問い返す。
〈rk〉
「hn…か?」
〈hn〉
「正解!!!ただいま!rk兄!!!」
〈hn〉
「会えてよかったッ…!」
そういいながらrkさんの妹のhnちゃんは、
涙を流し始めた。
〈rk〉
「俺もッずっとずっと探しててッッ!!!」
rkさんも涙が流れる。
2人が駆け出し、抱きしめ合う。
家族の絆。
一生ちぎれぬ絆。
あえて、よかったな。
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今回短かったので
次の話もすぐに取り掛かってます!
次の話は『秘密』
コメント
1件
わ〜!!会えてよかった!!!! え!?次の話もう取り掛かってるの!?楽しみすぎる...