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#いるなつ
3e1
718
# 梅雨の妖精
209
放課後に兄たちと遭遇してから数日。
なつはあることに気付いていた。
こさめは。
思ったより天然だった。
🍍「こさめ」
🦈「ん?」
一時間目の準備中。
なつは机の上を指差した。
🍍「教科書違う」
🦈「えっ」
こさめが慌てて見る。
🦈「ほんとだ!」
🍍「気付いてなかったのかよ」
🦈「うん!」
堂々としている。
数分後。
🍍「こさめ」
🦈「ん?」
🍍「シャーペン落ちてる」
🦈「わっ」
昼休み。
🍍「こさめ」
🦈「ん?」
🍍「弁当袋忘れてる」
🦈「あっ」
机の横にぶら下がっていた。
🍍「……」
なつは思った。
この人。
兄たちが過保護になる理由が少し分かる。
そんなある日。
昼休み。
いつものようにみことが教室へやって来た。
👑「こさめちゃーん」
🦈「みこ兄!」
👑「お昼食べよ〜」
🦈「うん!」
すっかり日課になっていた。
だが今日は少し違った。
みことがこさめの机を見て首を傾げる。
👑「ん?」
🦈「どうしたの?」
👑「それ何?」
みことが指差した。
こさめのノートだった。
表紙には大きく。
**『なつくんが描いた犬』**
と書いてある。
しかも落書き付き。
こさめは笑った。
🦈「あ、これ?」
👑「うん」
🦈「なつくんが描いたの!」
嬉しそう。
とても嬉しそう。
みことの笑顔が固まった。
👑「へぇ」
静かだった。
怖いくらいに。
🦈「昨日授業中に描いてくれたんだ〜」
👑「へぇ」
🦈「かわいいでしょ!」
👑「へぇ」
全然感情が読めない。
なつは嫌な予感がした。
とても。
みことはゆっくり振り返る。
そして。
なつを見る。
にっこり。
優しい笑顔。
いつも通り。
なのに。
何故か背筋が寒い。
👑「なつくん」
🍍「はい」
👑「こさめちゃんと仲良しなんだね〜」
🍍「普通です」
👑「普通かぁ」
みことは笑う。
笑う。
笑うけど。
なんか怖い。
その日の昼休み。
みことは帰るなり。
スマホを取り出し電話をかけた。
👑「らん兄」
放課後。
グループ通話。
🌸「なに?」
大学帰りのらんが答える。
👑「なつくんね」
🌸「うん」
👑「思ったより仲良い」
沈黙。
🌸「どれくらい?」
👑「ノートに落書きするくらい」
さらに沈黙。
🍵「隣の席だもんねぇ」
と、すち。
🍵「仲良くなるよ〜」
👑「そうだよね」
と、みこと。
らんだけが黙っていた。
数秒後。
🌸「……明日迎え行く」
👑「大学は?」
🌸「終わってから」
🍵「早いね」
🌸「急ぐ」
翌日。
放課後。
「じゃあまた明日!」
「またねー!」
生徒たちが帰っていく。
なつも鞄を持ち上げた。
その時。
窓の外がざわついていることに気付く。
「え?」
「誰あれ?」
「イケメン」
女子たちが騒いでいる。
なつも何気なく外を見た。
そして。
頭を抱えた。
校門の前。
腕を組んで立っている男。
見覚えしかない。
らんだった。
🍍「なんでいるんだよ……」
思わず呟く。
すると隣で。
こさめも窓の外を見た。
そして。
🦈「らん兄だ」
呆れた声を出した。
慣れている。
だが。
次の瞬間。
らんがこちらを見た。
正確には。
教室の窓を。
そして。
なつと目が合った。
数秒。
沈黙。
らんが。
にっこり笑った。
なつは思った。
絶対。
狙われてる。
その予感は。
残念ながら正しかった。
一個前も700♡‥?
え、?
アプリ入れたら♡押してくださってる方見れるのかな‥
まぁアプリ入れるの親の許可いるから絶対入れれないけど
良ければ「自分!押しました!」って言ってくださったり((
コメント
7件
はーい!おしてますーー! 作品大好き過ぎまず毎回楽しみにしてます!
全部の小説いいね押してます…!!だいたい200~500、またはキリのいい数字まで押してます…🙈︎🩵 ほんとに書き方好みで押す手が止まらないんです…✋🏻♡ いつも楽しんで見させていただいてます🎶
初コメ失礼します!主に緑水大好きでよく読ませてもらってます!藍翠さんの書く物語大好きです✨️