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何かが俺を揺さぶった。アイツか?いや違う
原「起きろ、旧スナ」
旧「一緒に寝たらやっぱり同じ夢見るんだな」
原「そんなことはどうでもいいんだ。抜け出す方法を探さないと…」
旧「寝ないっていうのh」
原「却下だ」
旧「…」
原「…」
旧「本に載ってるんじゃないか、?」
原スナはハッとしたような感じで俺の顔をジッと見つめた
旧「うお、何だよ」
原「この世界にも俺のテントがあると思うんだ」
旧「確か…原スナのリュックに入ってたと思う」
原「後からにしよう」
旧「は?」
後からという言葉に俺は固まった。抜け出す気がないのか?
旧「どういうことだよ」
原「今はアイツが近くにいる」
旧「なんで分かるんだ?」
原「気配だ」
森の向こうからガサガサと聞こえ俺は震えるしかなかった
原「こっちだ!」
旧「…ッッ!」
俺たちは走って木の隅に隠れた、遠くからザッザッと地面の音が聞こえた。
黒「さっきまでいたのにな~…」
旧「ッッ…」
震える俺を見て原スナは俺の背中を優しく撫でた、
原「今だ」
旧「おう、!」
原スナは俺の手を引っ張ってテントまで走った
原「ついた…」
旧「…」
でも不思議だ。なんで本を持っているのに現実で見ないのだろうか?
旧「…一つだけいいか?」
原「別にいいけど、」
旧「なんで現実で見ないんだ、?」
原「一部の記憶が消されるんだ。本の内容も忘れるだろ」
旧「そうか…」
原「何だこれ」
旧「は?」
本を開くと少し血痕のようなものがあった。
旧「うわ…!」
原「無理に見る必要ない
いやなら見ない方がいい」
旧「いいや、見るよ」
何ぺージかめくると「夢」という内容があった、
内容を読むと、「幼い子供が夢から覚めなくなってしまい、そのままずっと夢の中にいる」
旧「永久睡眠ってやつか?」
原「ある意味そうかも」
旧「解除方法は?」
よくよく見ると解除方法はどこにも載っていなかった
原「自分で見つけ出すしかない」
旧「え?本の癖して載ってないとかあるのかよ」
原「この本は当てにならない。」
そう言って本を閉じた。リュックに本をしまった時ザッザッと土の音が聞こえた。
原「まずいな…」
旧「かなりまずい、」
逃げる時間もないと思った。もう目の前に誰かがいるんだ。
黒「やあ、ええっと…?君は?」
原「何でお前に名乗らないといけないんだ」
黒「反抗的だね。旧と同じ」
原「…」
原スナは目を細くして相手を睨みつけた。怒ってるんだな
原「何する気だよ」
黒「旧から教えてもらってない?」
原「拷問だろ?」
旧「…」
そんな会話を続けていると「原さん〜!」「旧さん!」
と空から聞こえた。
原「…?!」
旧「出れる、?」
黒「え、ちょっと待っ!」
俺たちは目覚めた。夢から?目を開けると新がいた
新「よかった、」
旧「新、!」
俺は新に抱きついた。アイツはもういないと思っても震えが止まらなかった、新も抱きしめ返した。
原「君たちのせいで暑苦しい。イチャイチャは他でやってくれ」
旧、新「すいません」
原「じゃあ俺は顔を洗ってくる」
新「旧さん、」
旧「…?新、?」
新は俺のことをギュッと強く抱きしめた。
?「二人っきりだね」
旧「へ、?」
新なのに…新のはずなのに、!変だ…新?違う、アイツだ!
黒「”本物を忘れて”」
旧「あ…」