コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
いやだから助けれません。
そうやって死んだ目をしているうちに、重傷を負う騎士達…
え。キラーウルフってそんな強いの?まじで?
血相変えて急かしてくる司祭…
んまぁそうだよな…うん。
「はぁ…できなくても怒らないでくださいね」
この状況を前に全てを諦めた俺は、一歩前に出る。
すると、キラーウルフの標的が騎士から俺へと移り変わるのがわかった。
「魅了」
手を前に出してそう唱えると、ピンク色の魔法陣が出現し、眩い光で敵を囲んだ
魔法の発現が終わり、キラーウルフが姿を現すと、瞳をハートにして血相変えていた。
いや、なんか俺のこと性的な感じで見てない?
結構キモいんだけど…
そうこう考えていると、こっちに逃走してきた
悲鳴まじりにそう訴えても、伝わるわけない。
神様…俺を見放しただけあるよ…
こんなハズレスキル。誰もが嫌がるはずだ…
そう考えながら、キラーウルフから逃げるように走る
ストーカーは固くお断りだ。
***
やぁ皆さん。みんなのアイドルイェリースです。とうとう、キラーウルフから逃げ切れ…るわけないだろ!
ちと長すぎませんかね?魅了の効力!
体力もバテてきたしそろそろ…
「うわっ!」
コケた…これを前にしてこんなお決まり展開ありますかね?
キャーと女子並みに叫んでも、白馬の王子は現れなかった。
いや…俺が異世界へっぽこ勇者だわ…
ともかく終わった…凌辱一直線ルートおめでとう俺…
司祭がそう言った時にはもう、キラーウルフが目の前からいなくなって、岩に突っ込んでいた
「くるのが…おせぇよぉ…」
そう泣きながら言うと、司祭は顔を赤らめた
いや、今違う…俺の顔がいいのは認めるが…
なんだかんだで王都に着いて神殿で教皇から洗礼を受けた。
まぁ…勇者だとよ。へっぽこのね
ーTo be continuedー