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奏 〜学校にて〜
隼人はやはり別教室の端でゲームをしていた。
「隼人!ちょっと話があるんだけど」
「いいよ?話って何?」
「日曜日のことなんだけどさ、公園でいい?」
「あ…うん!いいよ!」
「なに?嫌だった?」
「そうじゃなくて、意外だったなって」
「僕が公園で遊ぶのが?」
「そうそう」
「まぁあんまり公園で遊んだことないしね」
「じゃあ公園でいい?」
「うん。いいよ!」
「了解!ありがと」
そう言って僕は別教室を後にした。
奏 〜日曜日 公園にて〜
僕は隼人が来るのを待っていた。
(隼人遅いなー…)
(もしかして時間間違えたかな?)
そんなことを考えていると目の前に隼人が現れた。
(…っ!…隼人だ…!)
「ごめん!ちょっと遅刻した…」
「…へっ?!いや…!全然大丈夫!」
「?」
「どうしたの?顔赤いよ?」
「いや!なんでもないよ…?とりあえず行こっか」
「うん…?」
その後僕らはご飯を食べたり、ショッピングモールを周ったり色々なことをした。
奏 〜夕方 公園にて〜
「色んなとこ行ったねー!」
「だねー」
「大丈夫?疲れてない?」
「うん。自分は平気」
「ならよかったわ」
「ところでさ…」
「うん?」
「約束覚えてる?」
「あ……うん…」
「それで奏は好きな人いるの…?」
「んー…うん…いるよ」
「そっかー」
「告白しないの?」
「しないかなー…」
「そうなんだ」
「そろそろ帰ろっか。そっちも早く帰らないとでしょ?」
「……」
「なに?まだ帰らない?」
「そうゆう訳じゃないんだけど…」
「じゃあなに?」
「あのさ自分………」
「うん?」
隼人はそう言ってしばらく黙ってしまった。
「隼人ー?どうしたの?」
「……自分さ奏のことか好きだった!だからもし良かったら付き合ってください!」
「………!!??」
「ほんとに…?」
「うん…まじだよ」
「僕も隼人のこと好きだった。だから隼人がいいなら僕付き合うよ」
「本当?!」
「うん!」
「じゃあこれからもよろしくね!」
「うん!」
こうして僕は好きな人と付き合うができた。
とても嬉しくてその日は眠れなかったくらいだ。
これからも彼と一緒に居られるといいな…。