「ここが食堂で一」
スーツの人はとてもわかり易く説明をしてくれた。そんなに言わなくてもいいって思うほどに。
「…。」
あれは…
「ん?どうかしたの?」
「いや、なんでもない…です。」
気のせいか。現実的にあり得ないし…
「…というか俺もう帰りますね。」
「え?」
そう言って足早に城の敷地から出たと思った瞬間、目が覚めた。
いつもの天井。いつもの部屋。いつもの光景だ。
あの夢は本当に何だったのだろう。夢ではないような感覚があった。
しかし、普通に考えて、現実であるとも思えない。
その上に、現実の時間もなんだかんだ進んでいたようで、もう午後6時になっていた。
「…学校。結局休みになっちゃった。」
物心ついたときには、親は、家だけ残して俺を捨てた。そのため、自分で起きなければ、学校に行くことはできないのだ。
しかしながら、学校は、いじめられるだけだから行きたくもない。
もはや、あの夢のままで良かったのに。そう思った。
今回はこの辺で切るでー
おつなー
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