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「急になんですか、、?まぁ、いいでしょう。こんなこと話す機会もないですし」
「私の相方について話してみましょう」
私の相方は言わずもがな、”セラフ・ダズルガーデン”という男です。
セラフ・なんでもできるガーデンとして名を馳せている彼はその名の通りなんでもできます。それには秘密があると言えばそうでしょう。彼の育った環境では、「できない」という言い訳は通用しませんでしたから。できない、をなくす努力家だからなんでもできる。になったというわけです。なんでしたっけ?「それができたら苦労しない」なんて言葉も世にありますが、私はその言葉に関して1つ胸に残っている言葉があります。鮮明には覚えていませんが、「それができたら苦労しない。じゃなくて、それを苦労してできるようにしてるんだよ。苦労してできるようになったら苦労せずにできるようになるんだよ」みたいな言葉を彼は言っていました。彼は努力家ですから、そんな言葉を言えるんだ。と私は素直に感心しましたね。
私が彼に初めて出会った時、彼は無表情で、なんの感情もない。例えるのなら人形といったところでしょうか?長年感情を閉じ込めて生きてきた彼と長年感情を表に出さないで生きてきた私。私は諜報員として感情を偽る。が仕事でもありましたので、感情は知っています。ですが彼は違いました。”感情”を閉じ込めてきたので、感情を知らないのです。感情を取り戻すのに、私以外にも、あなた方。そして時を使って私たちは彼の感情を閉じ込めていた扉を開けて行きました。
そしてだんだんと笑うようになってきた彼は、誰よりも感情豊かで末っ子気質で強くて弱くて元気な人になっていきました。最初の頃から見守ってきた私は親のような気持ちです。人の成長を見届ける、というのはとても心地がいいものなんですよ。
せっかくですから、普段は話さないことまで話してみましょうか。
セラフ・ダズルガーデンと私はどんな関係なのか、答えはいくつもあるでしょうね。相方・仲間・親友、あるいは仕事仲間かもしれません。これは受け取り手の解釈によって変わるものでしょう。今思えば私は深く考えたことがないと思い考えてみました。セラフ・ダズルガーデンと私の関係性。それは”戦友”でないかな、と思いますよ。戦友とは共に戦う仲間または戦った仲間のことを主に指します。私たちにぴったりだと思いませんか?共に裏社会で戦い、共に足抜けした私たちに。これからも彼は戦いますよ。彼の大切なものを守るために。これからは自分のために彼は戦います。なら、私も加担しようではないか。なぜならば、戦友だから。彼がいつしか言ってましたね。「死ぬ時は一緒だ」と。ならば私からも言わせてもらおうじゃないか。「戦う時は一緒だ」と。私の口から言うのは気が引けるので思い出した時に言っておいてください。「お前が戦うなら私も戦うと。私だけ安全だなんて私が許さない。死ぬ時は一緒なら、戦う時も一緒だ」とね。
最後に一言申し上げておきます。
私の相方がセラフ・ダズルガーデンで、セラフ・ダズルガーデンの相方が私で、とても良かった。と、後悔はない、と言えますよ。
「ふぅ〜ん、いいね」
「で、なんなんですか、二人は」
「ううん、なんでもないよ!なんか気になっただけ。相方のことどう思ってるのかな〜ってね。ひば」
「おん!!」
「え、何いきなり。ま、かしこまって話す機会少ないからいいけど」
「俺の相方について話してみようかな」
俺の相方は”四季凪アキラ”。
特徴的なキャラとして人気を集めてる相方だけど、二人も心読まれてるって思ったことなぁい?ふふっ、図星かな。俺もそうだよ。相方は諜報員として心に溶け込むって言うのかな。そう言うのに長けているんだ。だからと言って諜報員に向いてるか、と言われたらそうでもないんだよね。彼が過ごしてきた環境が、彼をそうさせただけであって、本来の彼は、感情を表に出して、感性はまともで、誰よりも死を嫌ってる。だから、彼は異常なんだよ。確かに、端から見たら俺らの中じゃ一番まともで普通らしいよね。ほら、彼は寂しがり屋だからさ。誰かの心の中に自分がいて欲しいって思っちゃうんじゃないかな。誰かの心に漬け込んで、誰かの心に自分を居させる。そうして本能を満たしてる。そんな人間なんだってね。ほら、心当たりない?俺はね、あるよ。だからみんなが気づかないような異常さに気づけるってわけ。長年一緒にいるってのもあるけど。
俺が彼に初めて出会った時は、「殺せる」って思った。だって隙だらけなんだもん。でも今から思えば正しかったんだろうね。隙を作って俺を取り込みたかったのかもしれない。俺をうまく利用すればうまく成り上がれるから。でもだんだん彼との関係も変わってきた。仕事仲間から友達に、友達から仲間に。いつの間にか俺の心は開かれていっていて、だんだん彼の人柄もわかってきて。卒業した時その学校生活で一番彼と会えて良かったと感じれた日だったんだろうね。
騙すことが仕事だった彼が、本音を言うようになって、歩んできた道は違うけれど気持ちだけはわかるような気がして、歩み寄って、ここまで来れた。彼がだんだんと心を明かしていくのは俺から見てもとても嬉しいものだったのかな。彼について行くように俺も心を明かしていったから。
せっかくだしね〜、普段話さないことも言ってみようか。
俺がたびたび言ってる「死ぬときは一緒だ」っていう言葉。あれはね嘘。俺が死を迎える時ってのは俺がこの人生に満足した時か油断した時の二択しかないんだ。前者の場合、彼はまだその人生に満足していないかもしれないし、もっと生きることを望んでるのだったら俺はその判断に口をだすことはできない。後者の場合は絶対に死なせない。彼がどれだけ死を望んでいたとしてもね。俺が油断した時、俺は殺されるということ。彼はまだ生きれるんだよ。まだ人生を楽しむことができるんだ。幼き頃と違って色づいた世界を楽しむことができるのに、俺がそれを止めることなんてできない。俺と彼の関係は仕事仲間である前に、仲間である前に、親友なんだ。親友の命を無駄にすることなんてできないし、したくない。彼のことだからそう言ったら答えてくれるんだと思う。一人で死ぬより誰かと死にたいとか思ってそうだし。でも、いつか言っておいてよ。気が向いた時とか思い出した時とかに。「死ぬ時は一緒だ。なんて嘘だから。俺の人生は俺が好きな時に終わらせる。だから、お前の人生はお前が終わらせろ」って。
最後に1つ、言っておこうかな。
俺の相棒が”四季凪アキラ”で、四季凪アキラの相棒が俺で良かったってずっと思ってる。後悔なんてないし、ずっと幸せだよって。
「へぇ、あんまり聞けないことが聞けたね」
「で、何かあったわけ?」
「別にないよ!なんとなく。ね。ひば」
「そうだな!!」
「へぇ?」
「なぁんだ、ちゃんと相棒じゃん二人も」
「そうだな。俺らみたいにTHE相棒って感じがしないけどちゃんと相棒だったなぁセラ夫とアキラ」
「じゃ、僕からも一言!!」
「ひばが相棒でよかった!!」
「!俺も!!!」