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「──────ッてんだよ、」
「……今何と言った…、」
「ふざけんな゛ッてんだよッ、!!!」
俺はコロシアムの会場全体に響き渡る声で叫ぶ。俺に投げかけられていた暴言は一気に静まり返り、会場が一瞬にして虫の羽音しか聞こえない程静かになった。そして俺は奴の頭をぐりぐりと根性焼きの様に踏みつけ、女の顔を何度も蹴りつけた。
「ここはな゛ぁ!戦場なんだよ゛ッ!!」
「『家が貧乏?親が病気?』だからなんだよ!俺には一切関係ねぇ゛!! 」
「ぅ゛ッ……、ぉかあ゛さん゛ッ……」
「そんな甘ったるい思想でどうして此処にお前は居る。じゃあさっさと自分の処女売って金稼げば良いじゃねぇ゛か!!」
「女は舌出しながらアンアン可愛く無様に喘いでりゃ良いんだよ゛ぉ、ッ!!!」
静かなコロシアムに響き渡る俺の叫び声と奴の喚く叫び声。そうだ。ゲームでも初心者は容赦せず俺は殺す。弱い?始めたばっかり?そんな甘ったるい思想がこの世の中に通用する訳ねぇじゃねぇかよ、じゃあ課金してさっさと強くなれ。そう俺は思う。
「ぁ゛?じゃあ今この場で俺に殺されて内臓ぜ〜んぶ売り飛ばせば良いじゃねぇかよ!!」
「ッ、ぅ……ぁ……たすけ……゛てぇ…ッ」
「戦闘も出来ねぇ奴は家に帰ってお荷物の親にそのナイフ刺せばいい話だろ゛ぉ?」
「お前は何で此処に居───「ストーーップ!!!」
強制的に試合は止められる。審判が俺の間に入ってくる。俺は舌打ちをし地面に唾を吐く。そして会場を出て行った。 心底俺は腹が立った。ゲームの途中で誰かに邪魔をされた気分だ。とても良い気分で人をぶん殴ってたのに途中で邪魔されて…俺は奴を公民の前で犯して無理矢理セ〇クスさせてやったら良かったとそう呟いた。
「………けど俺女だ、…チッ………不便だな゛ぁ…ッ、」
女に生まれたら女体に触り放題だが、生憎俺はまな板には唆るがロリコンじゃねぇ…ギリギリイけるラインは高学生と言った所だ。けれどこの体は11歳程度、性器も複雑で何処が何でどう感じるのかも分からない。溜まりに溜まった性欲はどう発散するのか…そう考えて居ると、「おい」。と声をかけられた。
「お前すげぇな、デビュー戦にしてはじょうできだ。ほれ、今回の報酬だ…ッ」
目の前にはあの髭を生やして煙管を吹いているジジィ。そして手には何かの封筒が…中にたんまり金が入っているに違い無い。俺はすぐにジジィの所へ行き封筒を乱暴に分捕り、中身を確認する。中には札束では無く金色の硬貨が山程入っている。
「ぁ゛?何だこれ……札じゃねぇのか?」
「……札?」
「………ぁ゛〜、成程ね…金硬貨か…くくくッ…異世界物の定番中の定番じゃねぇかょ……、」
俺は込み上げる笑いを抑え、不敵に笑った。それを見てジジィは不思議そうに煙管の真っ白の息を吹く。俺は大金片手にコロシアムを去った。 街はいつも通りの様に騒がしい。魔法の杖を片手に俺は街を目的も無くぶらつく。するとポケット辺りに何かが蠢く違和感を感じる。中を確認すると新聞が入っていた。あのジジィの横を通り過ぎる時に奴が入れたのだろう。俺は笑い、中身を見た。
「コロシアムのページは〜、ッと……ぁ゛〜、品の無い奴らばっかり…興味ねぇ゛……」
そう言い俺は貰った新聞をゴミ箱に投げ捨てた。生ゴミと混ざる音が聞こえる。そしてまた足を踏み出そうとすると、腹が鳴った。どうやら腹が空いているらしい…体とは正直な物だな。そう思いつつ、美味しい匂いがする店を探りふらふらと中に入っていった。
「へいらっしゃい!」
「へ〜へ〜…、ッ」
元気な女将さんの声が響き渡る。中は蒸し暑く、料理のいい匂いが辺りを立ち込める。食欲をそそられる。俺は近くの空いていた席にドスンと股を開けてカウンターの席に座る。そして横にある紙のメニューを取る。
中にはゴブリンの肉やらシーサーの刺身だとか…全く意味や味が分からないメニュー馬鹿りだった。 メニューをまじまじと見ていると、女将さんがお玉を持ち、此方に近づいて来た。
「魔法使いの嬢ちゃん。何頼むんだい? 」
「俺は子供じゃねぇ。女は合ってるがな、」
嘘つけ〜と俺が見栄を張って居るのだと勘違いしている様子だった。俺はめんどくさいので適当に返事を何度も同じ言葉を使い返した。
「で、何頼むんだい?」
「………分かんねぇから1番うめぇの…」
机を指でトントンと叩きながら言葉を返す。すると女将はニカッと笑い、料理を作り始めた。暇なので自分の鞄に入っている魔導書を見てみると、元のこの体の持ち主がとても綺麗な字で丁寧に魔法の言葉が書いてある。しかも何百ページも。
俺はゲームの攻略本を見るようにじーっと見ていると、ドンと目の前に料理を置かれた。目の前にはあの女将。料理は丸いたこ焼きの様な物に、赤色の調味料がふんだんにかけられている。そしてメロンフロート。
「ささ、冷めないうちに食べな。美味しいよ」
「…………」
そして女将は他の客の方へと足を走らせて行った。俺はその湯気が立っているたこ焼きの様なものにスプーンとフォークが合わさった物を突き刺す。そして口に運ぶと、中からトロトロの何かが飛び出す。熱い、あと辛い。ほふほふと口を動かす。味はなんと言えばいいのか分からない…辛いパンケーキと言うべきだろうか…
「ほふ゛ッ…、ッぅ゛…、ぅ」
乱暴に口の中に放り込む。そして全部一気に飲み込む。
「…ッぅ………、」
「いい食べっぷりじゃない。」
横を見ると女将が居た。女将がニコッと笑う。俺はメロンフロートを俺は啜る。
「………、」
「そんなに美味しかった?牛の睾丸」
「ぶッ、っ!?!!」
俺はメロンソーダを吹き出した。牛の睾丸、そう。これは牛の金玉という事だ。勢い良く吹いたので、変な所に入ったので俺は咳き込んだ。
「ぉえ゛ッ……ごほッ……?!!、何てモン食わすんだこの糞アマ!!?」
「ぅ゛えっ…、ッ………」
俺が吐き出す素振りを見せるが、その姿を見て女将と客は笑う。俺は恥ずかしくなり、カウンターに金をドンと勢い良く起き出ていこうとした。
「大丈夫だ、精通や妊娠はしねぇよ〜」
「もう来るか…ッ、こんな所!!」
「あらそぉ〜……、で、美味しかったか?」
「………最悪ぅ…ッ」
「不味くなくて良かったわ」
そう言い笑った。俺はそれを背中に宿へ向かった。味は〜………まぁまぁ〜…美味しかったが、後味は不味かった。俺は宿に行くなりベッドに突っ伏した。
「ぁ゛〜ッ……シコりてぇ〜…、ゲームしてぇ〜」
そう呟く。シコりたいが女の性器は複雑で何がなんだが分からない。ゲームも此処には無いだろう。俺はそう思いすぐに寝た。
2話. 𝐹𝑖𝑛.
3話. 𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹