この世には綺麗な物がいっぱいある。でも、僕はそんな事知らなかった。ずっと、独りだったし。僕も、初めて恋をした。でも、それは女性ではなく…
男性に
気付きたくは無かった。気付いてしまえば、後戻り出来ないから。毎日毎日、他の人と居るのを見ては、心がチクチクする。…そうか、忘れてしまえば。忘れれば良いんだ!!
「…簡単に忘れれる訳ないだろ。」
僕が、もっと可愛い女性だったら…
「泣いちゃダメだ、泣いちゃッ」
「おい」
誰、だ。
「なに泣いてんだ、よ…」
俺は綺麗なものが好きだ。でも、人間は好きになれねェ。….でも、目の前の奴は綺麗だ。
まるで、夕焼けの景色を目ん玉に閉じ込めたみてェだ。…手に入れてェ。
「…ッ何でも、無いですッ」
ッ人に泣いてる所見られちゃった…。よりによって…
ポートマフィアの幹部の人だッ
「…手前、着いてこい。」
「え”ッ?!な、なんで」
「あ”ッ?」
「ひぃッ!!」
何でこうなった
「…汗」
「…」
何故でしょう神様。僕は悪いことをしたでしょうか。目の前には無駄にいけめんが僕の事を見てる..,。
「…あ、の」
「あぁ?」
「ッ何で僕を、ここに連れてきたんですか?」
「…あー、偶々だ。」
偶々でこんなことある?
「うぅ…」
「…なぁ。何で泣いてたんだよ。」
「ッ…」
「…そんな無理に聞かねェよ。」
「…すみませんッ」
「…」
ポンッ
「…へ」
「くくッ、またな。」
「は、い…?」
意味がわかんない。
ガチャ
「ただいま帰りましたー」
「おかえりー、敦くーん」
「あ、あはは」
そこには机に突撃してる太宰さんがいた。
「…ふぅ」
「…」
「??太宰さん」
「…敦くん、誰かと居た?」
「,..え、いや」
「…まぁ、いいけど」
「?」
すごい敦くんから蛞蝓の匂いがするんだけど…
「中也」
「…なんだ手前かよ」
「…敦くんになんかした?」
「あー、飯に誘っただけだよ」
「…君さあ、もっとマシな嘘つけないの?」
「なんだとッ!!手前!」
「…はぁ、君と話してるとほんとに疲れる」
「こっちのセリフだよ、馬鹿が」
「…で?本当は?」
「…知らねーよ」
「…あっそ。まぁ良いよ。じゃあね」
「なんなんだよ」
「…中也なんかに渡さない」
「…はぁ」
今日も誰かといる。やだなぁ
…急に眠気、が
「…可哀想な敦くん」
「まったくだな」
「「こんな奴に捕まるなんて」」
「「…」」
「まぁ、いいじゃん。」
「…チッ」
「…あ、れ」
…何処だここ。さむ、い
「あぁ、敦くん。起きた?」
「太宰、さん?」
「…ふふ、可愛いね」
「ッ…(ゾッ」
太宰さんが怖い。何時もの、笑顔の筈なのに
目が、コワイッ。
「…」
どうしよ。逃げ出せる方法、を
グイッ
「い”ッ?!」
「…敦くん?何処を見てるの」
「ねェ、」
コワイ、コワイコワイッ。震えが、止まらな
「…敦くん。」
ギチギチ
「い”ッ,あ”ッ…」
「おい、太宰。」
「なに、今良いとこなのにー」
「其奴、気絶してるぞ」
「…ん、本当だ」
「…はぁ、手前最低だな」
「…君もそうだよね」
「手前よりマシだわ」
「どうかなー」
「まぁ、ゆっくり愛していけば」
「そうだな」
タス、ケテ
谷崎、さん
ーーーーーーーーーーーーーーー終
絶対1人はいると思う。敦くんの想い人、太宰さんだって思ってる人。
コメント
3件
最初太宰さんかと思ったけど、あー、中也かぁと思いきや、谷崎さん??