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ドアをノックし声をかける
『鶴見中尉。春風です。』
鶴「あぁ。入ってくれ。」
『失礼します。』
相変わらず美しい顔立ちだ。
『中尉、みたらし団子買ってきましたよ…。それで、話とは?』
鶴「ありがとう。刺青人皮のことでね。」
『刺青人皮…ですか』
鶴「今回のは君の力も必要でね。協力してくれるかな」
『鶴見中尉殿のお願いを断る理由なんてありません、ぜひ協力させて下さい』
鶴「そう言ってくれると信じていたよ」
『まずは何をしたらよろしいですか』
鶴「旭川へ行き第七師団本部へ届け物を頼みたい。ついでに伝えて欲しいこともあってね」
『承知しました』
「頼んだぞ、咲桜ニ等卒」
あまりなれない呼び名に少し違和感を感じた
『…やっぱりそれは慣れません、昔のように呼び捨てで呼んで欲しい』
「ははは、それならキミも昔のように篤四郎さんと呼んで欲しいがね」
『それは出来ません、鶴見中尉は中尉ですから。…では、いってきます』