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??「やあアラスター。せっかくの客に構ってやれなくて悪いなあ?」
アラスター「えぇ、どうぞお構いなく」
??「フン・・・そして・・・・・・」
??「ああ・・・〇〇・・・〇〇・・・・・・」
〇〇「ッッ・・・・・・」
何故だろう。
私を呼ぶその声に、心の底がぞくりと震えて血の気が引く。
??「そんな顔をして・・・俺が怖いか?」
??「なぁ、もっとよく見せてくれよその顔を・・・!!」
―――バチバチバチィッ!!
〇〇「――ッあ”ぁぁ・・・!!が、ッあ・・・・・・!!」
顎を掴み上げられ、その瞳にまっすぐ見下ろされる。
舐めるような視線に耐えきれず顔を背けようとした瞬間、凄まじい痛みが全身を駆け巡った。
バチバチと電気が弾けるような感覚がしばらく続き、やがてガクンと全身の力が抜ける。
拘束するケーブルのせいで崩れ落ちる事も許されず、再び顔を上向かされた。
どこか恍惚としたようなその瞳と、今度こそ視線が交わる。
―――ドクン
心臓が、一際大きく脈打った。
〇〇(な、に・・・これ・・・・・・)
あの日見た、思い出したくないと蓋をした記憶が再び脳裏を掠める。
・・・嫌だ。思い出したくなんてない。
本能が、心がそれを拒否している。
??「ああ、その顔だ・・・やはりお前は」
『”いいぞ・・・やはりお前は”』
記憶の中の声と、目の前の悪魔の声がぴたりと重なる。
・・・息が上がる。心臓が今にもはち切れてしまいそうだ。
??「『傷ついた顔がよく似合う・・・!!』」
――――そんな、はずがない。
〇〇「はっ・・・・・・はぁっ、はぁッ・・・!!」
『やめ・・・もう、許してください・・・!!お願い・・・・・・――』
私は、彼を。目の前のこの男を知っている。
生前の彼を。・・・そのぎらつく瞳を。
〇〇「―――ヴィン、セント・・・・・・・・・」
ああ・・・全て、思い出した。
私の人生を絶望で塗り替え狂わせた、1人の男の事を。