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「なあ、何か難しいことがある。もし、難しい無理難題を押し付けているならだれかに代わってもらうんだけど」「何も難しくありません」「ふーん、じゃあ、なんで、こんな簡単なこともできないんだよ。もう猶予はないんだぞ。わかってんのか。」「はい、理解しており、尽力しているのですが」「理解できてないんだろ。結果が出してからそういうことは言えよ。結果がすべてなんだよ。次。四季、報告しろ」「私の駒だった、秋兄弟が九尾に敗北し、捕虜にされました。」「なんだと、あの85期生の中で最も優秀で、歴代三番目の優秀さを誇っていたあの秋兄弟が負けたか…九尾め、あの憎たらしいやつめ」「どうしますか。次の兵隊を送りますか。春も夏も冬、両方一日時間をいただければすぐにでも行けますが。」「ん…、四季。一カ月時間をやる。拡散系ユーチューバー 博信を懐柔してこい。次の参議院選の時に、革命党から出馬させる。」「ボス、私にもう少しお時間をください。」「甘栗、おまえには十二分に時間を与えた。それなのにしくじった。もう待ってられないんだよ。四季、絶対しくじるなよ」「御意。春と夏と冬の育成と任務両方ともあなた様を納得させる結果を持ってきます。」「楽しみにに待っているぞ。甘栗、おまえの処分は検討しておく。いつでも戦争を仕掛けられるようにしておけ。」「はい」「これにて下幹部会を終了する」「政治に革命を」そう下幹部たちはボスに言うとサッ、と姿を消した。「九尾、大丈夫か。息はかすかにあるな。時間がもうない。急ぐぞ。」「はい」救出班の隊長が九尾を背負い館外に出ると、そこには多くの怪我人が寝そべっていた。「比叡くん、八丸と關伊と岡上に30SA搬送」「了解、Aから反対のMまで三台閉じて。」「オペの河合さん、九尾来た。」「了解、ひえちゃん、野島5SA。白付き。80解放」「了解。EからLまで80白が行くよ。目白警部、野島80白をよろしく」「了解。エンジンスタート。80野島」そう目白警部が言うと、一台の白バイが走り出し、その後ろから九尾を乗せた救急車がものすごい勢いで走り出していった。河合は複数の受話器を耳に当てながら、救急隊員に指示を出しながら、電話対応をし続けた。河合も忙しそうにしているが、スーコンの方がもっと慌ただしくしていた。スーコンは、28台のモニターを見ながら交整部隊に指示を出し、ノンストップで緊急車両が動き回れるように指示を出していた。そして、河合からの指示にも耳を傾け、1832台の全ての緊急車両を操っていた。そして、簡易診察所では、河合父と首狩先生と首狩先生息子の三人で湯水のように運ばれてくる患者を診察し、重症度合いを判断し、ランク付けしたのちに、搬送までの時間を稼ぐための応急処置に追われていた。