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りり丸.。o○
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朱夜(あかや)は、月が好きだ。特に満月。☪︎*·̩͙
でも、故郷のヤツは満月を嫌って、満月の夜は外さえも見れない。
だから朱夜は、「月と一緒に酒が飲みたい」と言う親の願いを叶えるために、この世で1番月が綺麗に見える場所を、今も探してる。
☪︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☪︎
「おとぅさん.ᐟみて.ᐟ」
ボロボロの家に、猫耳の女の子の、元気な声が響く。
なんだ。と父はこちらを向いた
「みて.ᐟこれが満月なんだって.ᐟ本にあったの.ᐟ.ᐟ」
「へぇ。こんなに綺麗なのに…この目で本物を見れないなんてな……。」
「月と一緒に酒が飲みたいや。」
父は悲しそうに、幼い朱夜を撫で、奥にいるリヴリーに目をやる。
〜5年後〜
朱夜、と父の呼ぶ声が聞こえ、振り向く。
そこには夜が近づいて来た証の朱い夕焼けがある。そして歩いて来た1本の道…とは言えない様な道筋があるだけだった。
前と隣を歩くリヴリーたち。
名前は、酒好きのヴォラーン。方角を司るハニャ。時を司るリル。
リヴリーたちは悲しそうにこちらを見つめ、その先を歩いていく。ただ、ハニャが木にぶつかるのは毎度のことだった
〜夜〜
木々を抜け、星がチラホラと見え始めた頃。
「今日はここだね。ちょうど南だ。」
朱夜が指を指した先──廃墟だろうか。でも、部屋に灯りがある。
でも朱夜が気にする素振りはなく、そのまま突き進む。
リヴリーたちは目を合わせて「行くしかないか」と言わんばかりにため息を着く。
朱夜はぐんぐん進み、その廃墟─豪邸の入口に着く。数秒遅れでリヴリーたちも着く。
朱夜だけでは入口は開かず、体格の大きいヴォラーンでやっとの思いで入口は開いた。
ぎぃぃぃ………ドン.ᐟ🚪
と、土煙を上げて開いた扉の先には、案外綺麗で、大きな損傷がない内装だった。
「すごぉ.ᐟ.ᐟあ、こんなにいいなら屋上で飲むか〜」
ぴょんぴょんと階段を上がる朱夜に続き、3匹も着いて行く。
☪︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☪︎
屋上に着いた一行は、酒を飲むためのいつもの準備をする。
飲むための器。酒入れのひょうたん。ランタンを置き、月を見上げて器を掲げる。
リヴリーたちも喜び、月を見上げて酒を飲む。
「え……。この月、凄いね。蝶々も見えるかな。」
朱夜には、昔から、月の周りを飛ぶ蝶の夢を見る。その月を探して、今日も酒を飲む。☪︎*·̩͙
コメント
1件
第1話読み終わったよー!朱夜ちゃんが満月を追いかけて旅してるの、すごく切なくて美しい雰囲気だね。リヴリーたちも個性的で、特にハニャが木にぶつかるのクスッてなったw 酒飲みながら月を見上げるシーン、静かでいい場面だった。月の周りを飛ぶ蝶の夢、あれもなんだか気になるな〜続きが楽しみ!🔥